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愛知県の地籍調査
地籍調査とは
地籍調査とは、主に市町村が主体となって、一筆(※)ごとの土地の所有者、地番、地目を調査し、境界の位置と面積を測量する調査です。「地籍」とは、いわば「土地に関する戸籍」のことです。各個人には固有の「戸籍」という情報があり、様々な行政場面で活用されているのと同様に、土地についても「地籍」の情報が行政の様々な場面で活用されています。
我が国では、土地に関する記録は登記所において管理されていますが、土地の位置や形状等を示す情報として登記所に備え付けられている地図や図面は、その半分ほどが明治時代の地租改正時に作られた地図(公図)などをもとにしたものです。そのため登記所に備え付けられている地図や図面は、境界や形状などが現実とは異なっている場合が多くあり、また、登記簿に記載された土地の面積も、正確ではない場合があるのが実態です。
地籍調査が行われることにより、その成果は登記所にも送られ、登記簿の記載が修正され、地図が更新されることになります。また、固定資産税算出の際の基礎情報となるなど、市町村における様々な行政事務の基礎資料として活用されます。
なお、地籍調査は、国土調査法に基づく「国土調査」の1つとして実施されています。
※土地の所有権等を公示するために、人為的に分けた区画のこと。土地は「筆」(ひつ)という単位でカウントされます。登記所では、一筆ごとに登記がなされ、土地取引等の単位となっています。
その他、地籍調査の各種最新情報は国土交通省 地籍調査WEBサイトをご確認ください。
愛知県における地籍調査の実施状況
愛知県の進捗率
県の総面積 | 要調査面積(※1) | 調査済面積(※2) | 進捗率 | 調査残面積 |
---|---|---|---|---|
5,173.21平方キロメートル | 4,924.79平方キロメートル | 666.92平方キロメートル | 13.5パーセント | 4,257.84平方キロメートル |
※1…要調査面積は、県土面積から国有林及び天然湖沼を除いたもの
※2…国土調査法第19条第5項の指定(土地改良事業等、地籍調査と同等以上の精度を有する測量成果に地籍調査と同一の効果を与えるもの)及び国が実施した基本調査の実施換算面積を含む。
市町村別の地籍調査実施状況については、地籍調査状況マップ(国土交通省ウェブサイト)をご確認ください。