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あいちの街路

ページID:0387426 掲載日:2024年3月27日更新 印刷ページ表示

街路事業

街路事業の役割

 街路事業は、都市における円滑な交通や電気・ガス・上下水道等ライフラインの敷設場所を確保するとともに、日照・通風などの住環境や防災に必要とされる公共空間を備えた良好な市街地の形成を図ることを目的に、市街化区域内の都市計画道路を整備する事業です。

街路事業の効果

都市交通の円滑化
 地域間の道路ネットワークを構成する都市の幹線道路を整備することにより、都市内交通が円滑化されます。また、整備された都市計画道路は、災害時に物資輸送・避難路としても活用されます。

歩行者・自転車の通行空間の確保
 歩行者及び自転車の通行空間が確保され、安全性が向上します。

踏切の除却
 鉄道と道路の交差部にある踏切は、交通渋滞の原因となるだけでなく、凄惨な踏切事故を招くなどの問題を抱えています。
 そこで、道路または鉄道の高架化・地下化により立体交差化させることで踏切をなくし、人やモノの円滑な移動が確保されるとともに、踏切事故がなくなります。

電線類の地中化
 地域の歴史や街の個性を活かしつつ、電線類の地中化を実施することにより、潤いのある魅力的な街並み景観の形成や、通行空間の安全性・快適性が確保されます。また、災害時の電柱倒壊による道路の閉塞も防ぐことができます。 

交通結節点の利便性改善
 交通結節点とは、電車やバスなど複数の交通手段をつなぐ施設のことであり、駅等へのアクセス道路となる街路整備のほか、駅前広場、自由通路、駐輪場などの交通結節点を整備することにより、駅等の利便性が向上します。

街路事業の整備状況

 国土交通省が公表している「令和4年都市計画現況調査(令和4年3月31日現在)」によると、都市計画道路のうち、名古屋市を除く市街化区域内の幹線道路の都市計画決定延長は1,986kmで、そのうち整備済延長は1,534km、整備率は77%となっています。

 愛知県の整備率77%は、全国平均71%を6%上回っています。

整備済みの主な街路事業

<都市計画道路 名古屋半田線>

 名古屋半田線は、名古屋市と半田市を結ぶ知多半島の主要幹線道路であり、愛知県地域防災計画の第2次緊急輸送道路に指定されています。
 現道の県道名古屋半田線は、交通量が多いものの2車線しかなく、慢性的な交通渋滞が発生していました。また、歩道が狭く、歩行者の安全確保が求められていました。
 そのため、交通の円滑化や歩行者等の安全確保及び災害時の緊急輸送道路としての機能向上を図るため、新たに県道名古屋半田線バイパスとして4車線の街路整備を実施したものです。

 名古屋半田線

【 令和4年12月供用開始 】

<都市計画道路 豊田則定線(高橋)>

 豊田則定線は、豊田市の中心市街地と一級河川矢作川左岸に広がる住宅地を結ぶ主要幹線道路です。
 整備前は、交通量が多いものの2車線しかなく、特に矢作川に架かる高橋は、幅員が5.5mと狭小で大型車のすれ違いが困難であり、交通渋滞を引き起こしている状況でありました。
 そのため、交通の円滑化や安全な歩行者空間の確保を行い、都市機能の向上を図るため、国道153号から矢作川を越え、豊田寺部土地区画整理事業区域までの約800m区間で4車線化及び電線類地中化を実施したものです。

豊田則定線

【 令和元年8月供用開始 】

整備中の主な街路事業

<都市計画道路 名古屋津島線>

 名古屋津島線は、名古屋市と海部津島地域を結ぶ東西の主要幹線道路であり、愛知県地域防災計画の第1次緊急輸送道路に指定されています。
 現道の県道名古屋津島線は、交通量が多いものの2車線しかなく、慢性的な交通渋滞が発生していました。また、歩道が狭く、歩行者の安全確保が求められていました。
 そのため、交通の円滑化や歩行者等の安全確保及び災害時の緊急輸送道路としての機能向上を図るため、県道名古屋津島線バイパスとして4車線の街路整備を進めています。
 現在は、整備に必要な用地取得と並行して道路工事を進めています。

工事中

【令和5年4月状況】

<都市計画道路 伏見町線(枇杷島陸橋)>

 伏見町線は、並走する国道22号を補完し、名古屋市中心部と一宮市・岐阜市方面を結ぶ主要幹線道路であり、愛知県地域防災計画の第2次緊急輸送道路に指定されています。
 現道の県道名古屋祖父江線は、交通量が多いものの2車線しかなく、慢性的な交通渋滞が発生していることに加え、名鉄名古屋本線を跨ぐ高架橋の副道に通過交通が流入することから、小学校の通学路として利用する児童等の安全確保が求められていました。
 そのため、交通の円滑化、通過交通を高架橋に転換させることによる児童等の安全確保及び災害時の緊急輸送道路としての機能向上を図るため、庄内川に架かる枇杷島橋を国土交通省の特定構造物改築事業で架け替えるのにあわせ、現道を2車線から4車線へ拡幅する街路整備を進めています。
 枇杷島陸橋の架け替えのため、令和5年11月に仮設道路へ交通を切り替え、現在は既設橋の撤去工事を進めています。

伏見町線

【令和6年2月状況】

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