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令和6年11月
豊田市、みよし市、設楽町の花きをPR!
と き:令和6年11月15日
ところ:豊田市喜多町
主体・対象(構成員数):JAあいち豊田花き振興会(7名)
JAあいち豊田花き園芸組合は、令和4年から「ウィンター・プリンセス プロジェクト」と称して、豊田加茂地区のシンビジウムを中心とした鉢物のPR展示を行っている。3年目となる今年は、5月に設楽町の鉢物生産者が加入し、7名が参加した。11月22日から24日まで開催されるフォーラムエイト・ラリージャパン2024に合わせて展示し、県内外の訪問者に向けて管内産花きをPRした。多くの人に展示を見てもらえるように、豊田市駅からラリーの会場である豊田スタジアムへの経路上に建つ施設で、豊田市一の高級ホテルが併設されるコモ・スクエア内を展示場所とした。11月15日に生産者が自作した展示台を設置し、シンビジウム50鉢、鉢花30鉢を2か所に分けてバランスよく配置した。
展示の様子
「獣害対策ベストマッチ事業」集落環境診断・課題検討を実施
と き:令和6年11月17日
ところ:豊田市蘭集落センター
主体・対象(構成員数):蘭農事組合始め集落住民(19名)
豊田市農作物等鳥獣害対策連絡協議会が実施する「集落獣害対策ベストマッチ事業」に、今年度は石野地区の小呂集落、下山地区の蘭集落、旭地区の田津原集落が取り組んでいる。このうち蘭集落では、集落地図を元に、参加した住民等が把握している鳥獣出没・痕跡情報等をマッピングし、課題の洗い出しと対策の優先順位付けを行った。課題として、国道を横断するサル・シカや獣の隠れ家となる遊休農地・廃屋の対策等が挙げられた。農業改良普及課は鳥獣被害に係る管内情報の提供や課題選定の助言を行った。今後は市や委託事業者の専門家とともに具体的な対策の検討と試行を進め、獣害対策に取り組む。
鳥獣出没情報等のマッピング作業の様子
ナンテン目揃え会で出荷規格を検討
と き:令和6年11月20日
ところ:豊田市松平地区
主体・対象(構成員数):JAあいち豊田松平花木部会(11名)
松平地区は古くからの花木の産地で、年末需要に向けてナンテン(実・枝)を生産、販売している。今年は、生育期間を通して高温で、結実後は雨や曇天日が多く、出荷後の落果が懸念された。そこで対策として収穫後24時間以上水揚げを行い、セリ日の1~2日前にJAへ出荷することを決定した。また、農業改良普及課は市場担当者とともに生産者ほ場で果実を収穫し、出荷規格をすりあわせ、収穫した果実の写真を撮り規格表を作成し、JAを通して生産者へ配布した。
出荷規格を確認する生産者
茶園における害虫防除の省力化を学ぶ
と き:令和6年11月21日
ところ:豊田市豊栄町
主体・対象(構成員数):豊田市茶業組合(20名)
豊田加茂地域の茶園における害虫防除には主にスズランノズルが使われている。省力化を推進する目的で、鉄砲ノズルによる防除を実演し、作業時間と散布ムラを調査して導入効果を検証した。実演会には組合員10名が参加した。
鉄砲ノズルは慣行のスズランノズルに比べて作業時間を短縮できる一方、葉裏にはかかりづらいことが理解された。ダニ類の防除にはスズランノズル、それ以外の防除には鉄砲ノズルと使い分けることで、防除効果の維持と作業の省力化の両方が期待できる。そのため、実演会終了後には、鉄砲ノズルの導入に前向きな声も聞かれた。
鉄砲ノズルによる防除の実演
JA店舗で洋らんフェアを開催し、生産者が直接PR
と き:令和6年11月22日、23日
ところ:JAあいち豊田産直プラザ(豊田市西町)
主体・対象(構成員数):豊田洋らん研究会(8名)
豊田洋らん研究会は、シンビジウムの販売促進のため「洋らんフェア」を開催した。お客から見て生産者とわかるようにするため、当日は、「生産者(洋らん相談員)」と書いたゼッケン付きの蛍光色ビブスを着て販売活動を行った。生産者は多くのお客に話しかけられ、また、販売に対応し、2日間で169鉢を売り上げた。今年は6月中旬~10月下旬の山上げ期間を通して気温が高く、花飛びの多発やヤガ類による被害に苦戦し、栽培が難しい年であった。そんな中、店頭に並んだシンビジウムは「お手頃価格で品質が良い」と高評価で、お客は目を輝かせながら、自分の好みの花色や花形のシンビジウムを購入していた。
販売活動をする生産者