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令和6年2月
品質向上のため小麦青空教室が開催された
と き:令和6年1~2月
ところ:豊田市
主体・対象(構成員数):JAあいち豊田管内小麦生産者(3会場 61人)
JAあいち豊田が豊田市の3会場で「令和5年度小麦青空教室」を開催し、多くの小麦生産者が参加した。これは品質の良い小麦を作るために開かれるもので、農業改良普及課は講師として出席した。
小麦青空教室では、この時期の小麦の生育状況を共有し、今後の追肥や病害対策、雑草対策等の説明を行った。説明後には生産者から追肥量についての質問が出され、小麦の葉色を確認しながら丁寧に回答した。
説明を聞く小麦生産者
4Hクラブ員がプロジェクト活動の成果を発表
と き:令和6年2月7日(水曜日)
ところ:豊田加茂総合庁舎
主体・対象(構成員数):豊田みよし4Hクラブ(7名)
豊田みよし4Hクラブがプロジェクト発表会を開催した。4名のクラブ員が発表し、審査員を務めた普及課、JA、市役所、3士の代表者が採点して順位を決定した。審査長を務めた普及課長から「分かりやすい発表だった」「発表の経験を積むことが今後に活きる」といった審査講評があった。1位の岡部宇宙氏は令和6年度あいち青年農業者大会のプロジェクト発表の部で発表する予定。
発表会の終了後は勉強会を開き、消防署の職員を講師に招いて、怪我や熱中症の応急手当とAEDや胸骨圧迫の手法を学んだ。
プロジェクト発表の様子
集落ぐるみの獣害対策で地域が活気づく
と き:令和6年2月18日(日曜日)
ところ:豊田市坂上町
主体・対象(構成員数):下屋敷集落(14戸)
豊田市松平地区にある下屋敷集落において、豊田市農作物等鳥獣害対策連絡協議会の「集落獣害対策ベストマッチ事業」による2年間の取組の「まとめの会」が開催された。
同集落では、派遣された専門家の支援のもと、勉強会や検討を重ね、獣の隠れ場となる耕作放棄地の伐採や柵の設置、箱わなによる捕獲などに精力的に取り組んできた。集会所にはサルを追い払うモデルガンやパチンコを常備するようになり、イノシシ誘因用に米ぬかを溜める袋も設置された。集落内の市民農園にも新たな借り手が現れた。リーダーは「今後も集落で話し合い、対策していけたら」と満足感を滲ませた。
共同作業による柵設置のようす
「飼料用米多収日本一」で日本農業新聞会長賞受賞
と き:令和6年2月28日(水曜日)
ところ:豊田市西中山町(藤岡地区)
主体・対象(構成員数):梅村貢司 氏
(一社)日本飼料用米振興協会と農林水産省の主催で令和5年度「飼料用米多収日本一」が開催され、地域の平均単収からの増収の部において、梅村貢司氏が日本農業新聞会長賞を受賞した。地域平均単収からの増収は200kg以上だった。梅村氏は7.8haで飼料用米の生産に取組んでおり、令和3年から飼料用米多収品種「もみゆたか」を栽培している。過去にはカメムシ被害に悩まされていたが、徹底した対策により増収につながった。また、梅村氏は育苗で密播を導入する等、省力化やコスト低減にも取組んでいる。
「もみゆたか」の収穫の様子