平成21年度一般会計決算見込みについて

平成22年6月22日（火曜日）発表

平成21年度一般会計の決算見込みについては、平成20年度に引き続き黒字が見込まれることになりました。

 

歳    入          2兆4,406億　100万円

歳    出          2兆4,320億9,400万円

形式収支                85億　 700万円

翌年度繰越財源     28億8,900万円

実質収支                 56億1,800万円

（ 参考：平成20年度実質収支  76億4,900万円 ）

　今回の黒字は、県の実質的な貯金である財政調整基金を303億円取り崩した結果、確保できたものです。

 

　なお、最終予算では、財政調整基金503億円、減債基金37億円の取崩しを予定しておりましたが、財政調整基金のうち取崩しを行った303億円を除く200億円及び減債基金全額について、取崩しを取り止めております。

 

　しかしながら、本県財政は依然として大変厳しい状況にあります。

 

　平成22年度当初予算では、2，800億円もの多額の収支不足を埋めるため、臨時的、緊急避難的な措置も含め、とり得る方策を講じておりますが、今後の歳入、歳出の動向は極めて不透明であります。

 

　また、財政中期試算におきましても、平成23年度以降、毎年度2，000億円を超える収支不足が見込まれております。

 

　今回の実質収支を年度内に生じる行政需要の財源として活用するとともに、年度内の歳入の確保や経費の効率的な執行に努め、今後の厳しい財政状況に対応してまいります。