愛知県衛生研究所

2017/18シーズン
インフルエンザウイルス分離・検出状況

インフルエンザウイルス分離状況(平成30年8月22日現在)<名古屋市を除く>

2017/18シーズン
発生動向調査 検体数 検出数 検査中 AH1
pdm09
A香港型 B型
(ビクトリア系統)
B型
(山形
系統)
2017年9月 3 2 0 1 1 0 0
10月 8 2 0 1 1 0 0
11月 21 15 0 2 3 0 10
12月 104 97 0 34 13 6 44
2018年1月 169 153 0 22 60 2 69
2月 128 109 0 7 38 7 57
3月 97 84 2 7 39 1 37
4月 31 22 4 0 15 0 7
5月 9 6 3 1 4 0 1
6月 3 0 3 0 0 0 0
7月 3 2 1 0 2 0 0
8月 0 0 0 0 0 0 0
合計 576 492 13 75 176 16 225
集団かぜ 検体数 検出数 検査中 AH1
pdm09
A香港型 B型
(ビクトリア系統)
B型
(山形
系統)
2017年9月 0 0 0 0 0 0 0
10月 0 0 0 0 0 0 0
11月 0 0 0 0 0 0 0
12月 30 9 0 5 1 0 3
2018年1月 0 0 0 0 0 0 0
2月 0 0 0 0 0 0 0
3月 0 0 0 0 0 0 0
4月 0 0 0 0 0 0 0
5月 0 0 0 0 0 0 0
6月 0 0 0 0 0 0 0
7月 0 0 0 0 0 0 0
8月 0 0 0 0 0 0 0
合計 30 9 0 5 1 0 3
2016/17シーズン(参考)
発生動向調査 検体数 検出数 検査中 AH1
pdm09
A香港型 B型
(ビクトリア系統)
B型
(山形
系統)
2016年9月 7 2 0 0 2 0 0
10月 12 7 0 3 4 0 0
11月 37 21 0 3 15 3 0
12月 114 73 0 3 68 2 0
2017年1月 157 122 0 1 120 1 0
2月 107 102 0 0 95 5 2
3月 94 83 0 0 72 8 3
4月 70 55 0 0 29 13 13
5月 29 20 0 3 2 8 7
6月 3 2 0 0 1 0 1
7月 3 0 0 0 0 0 0
8月 6 3 0 1 2 0 0
合計 639 490 0 14 410 40 26
集団かぜ 検体数 検出数 検査中 AH1
pdm09
A香港型 B型
(ビクトリア系統)
B型
(山形
系統)
2016年9月 8 5 0 0 5 0 0
10月 2 1 0 0 1 0 0
11月 11 6 0 0 6 0 0
12月 10 3 0 0 3 0 0
2017年1月 0 0 0 0 0 0 0
2月 0 0 0 0 0 0 0
3月 0 0 0 0 0 0 0
4月 0 0 0 0 0 0 0
5月 0 0 0 0 0 0 0
6月 0 0 0 0 0 0 0
7月 0 0 0 0 0 0 0
8月 0 0 0 0 0 0 0
合計 31 15 0 0 15 0 0
2016/17シーズンのインフルエンザウイルス分離状況はこちら

2017/18シーズンのインフルエンザウイルス分離・検出状況(平成30年8月22日現在)

ウイルスサーベイランス

感染症発生動向調査等の目的で2017/18シーズン(平成29年9月〜)に愛知県内の医療機関(名古屋市を除く・指定提出機関を含む)で採取され、当衛生研究所に搬入された576検体中492検体よりAH1pdm09亜型75株、AH3亜型176株、B型(ビクトリア系統)16株、B型(山形系統)225株が分離されています。今シーズン全国からの分離・検出報告によると2018年8月22日現在、B型(山形系統)が全分離・検出の43.5%を占めていますが、それに続いてAH3亜型が31.7%検出されており、AH1pdm09亜型、B型(ビクトリア系統)もそれぞれ22.8%、1.4%検出されています。なおインフルエンザ以外のウイルスを含む全てのウイルス検出状況は、愛知県感染症情報に月2回最新の情報(速報)を掲載しています(疾患別ウイルス検出状況)。

 平成28年4月の改正感染症法施行以降、インフルエンザ非流行期にもインフルエンザ様症状を示した患者検体を受け入れており、2017年8月の検体からAH1pdm亜型及びAH3亜型を検出しました(2016/17シーズンの表参照)。

集団かぜ
平成29年12月に豊川保健所管内の小学校、豊田市保健所管内の小学校、瀬戸保健所管内の小学校、一宮保健所管内の中学校及び豊橋市保健所管内の小学校で発生した5事例中2事例よりAH1pdm09亜型が5株、1事例よりAH3亜型が1株、2事例よりB型(山形系統)が3株分離されています。
入院サーベイランス
平成29年第36週から平成30年第32週までに県内全15基幹定点医療機関より報告された入院患者は828名でした。
抗ウイルス剤感受性(耐性マーカー)サーベイランス(名古屋市を除く)
上記インフルエンザウイルス検査において分離されたAH1pdm09ウイルス株80株についてオセルタミビル(タミフル)耐性マーカー遺伝子(H275Y変異)の検索を行ったところ、1株(1.3%)から耐性マーカーを検出しました。なお全国地衛研の検索では2018年8月15日現在、1,530株中24株(1.6%)が耐性マーカーH275Y陽性となっています。