働く時間が長すぎる
夫婦がお互いに家事や育児を協力し合って生活していくようにするためには、限られた時間を仕事と家庭にどう配分するかが、大きな問題となってきます。仕事をしないと収入がなくなり生活そのものが成り立ちませんが、仕事に時間をあてすぎると、家事や育児をする時間がなくなってしまうからです。
現状はどうでしょうか。
25歳〜49歳についてみると、4割以上の男性が週に49時間以上働いており、特に2割程度が週60時間以上の労働時間となっています。特に子育て期にある30歳代では約4分の1が週に60時間以上も仕事をしています。
このように過重労働をしているため、男性が育児のための時間を持つことができず、女性の負担が増し、少子化の進行に影響を与えていると考えられています。