日本経済の力が衰える
子どもの数が減るということは、これから仕事に就く若い人が減るということです。一方で、今働いている大人はこれから退職していきます。就職する人数より退職する人数の方が多いので、労働力人口※が減っていきます。
少子化が現在の状況のまま進むとすると、働く人が少なくなり、経済成長率はだんだん低下して、2020年代になるとマイナスになると予想されています。
また、人口が減れば、買う商品の数も少なくなるので、経済活動が低下してしまうと考えられています。
今、私たちが豊かな暮らしができるのは、今の日本経済の動きが活発だからです。経済活動が低下すると、今のような生活がてきなくなってしまうおそれがあります。
※労働力人口とは?
15歳以上の者で、就業者及び完全失業者(就業したいと希望し求職活動をしているが仕事についていない者)の総数をいいます。