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愛知県の2023年度事業

ページID:0492764 掲載日:2024年2月21日更新 印刷ページ表示
7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに13 気候変動に具体的な対策を14 海の豊かさを守ろう

三河湾におけるブルーカーボン推進の取組について【2023年度事業】

1 藻場生育条件調査

海草などの生育に適した環境条件を把握するため、田原市江比間町、西尾市一色町佐久島、南知多町片名の周辺3地点で、水中ドローンによる海草の生育状態調査と、現場の水温、日照、塩分濃度、底質などを調査しました。

調査の様子
調査1 調査2 調査3 調査4
 

動画サムネ

↑画像をクリックすると調査の様子が再生されます。(渥美半島編)

佐久島調査

↑画像をクリックすると調査の様子が再生されます。(佐久島編)

「ブルーカーボンとアマモ場造成に向けた取り組み」のパンフレットです
パンフレット [PDFファイル/2.5MB]

2 ブルーカーボンの情報発信

2050年のカーボンニュートラルの実現に向け、ブルーカーボンに着目したシンポジウムとサイドイベントを開催し、約1,800名の皆様にご参加いただきました。

(1)日時:令和6年2月18日(日曜日)

 シンポジウム:午後1時から午後3時まで

 サイドイベント:午前11時から午後4時30分まで

(2)場所:名古屋港水族館

 シンポジウム:南館2階シネマ館

 サイドイベント:南館1階レクチャールーム

(3)内容

 ア)シンポジウム

・共催者挨拶

01 挨拶 国土交通省中部地方整備局副局長 西尾 保之
・河川等から流れ込む汚濁負荷の削減に取り組み、伊勢湾の水質は改善傾向にある。一方、海域では水産資源の減少や海苔の色落ちなどが課題となっている。
・中部地方整備局では、「豊かな」伊勢湾を目指し、引き続き藻場の再生活動を通じたブルーカーボンの取り組みを、関係者と共に進めていきたい。

・基調講演

02 講演

NPO法人海辺つくり研究会理事 木村 尚
・東京湾を豊かで美しい海にしたいと考え、子供や関係者たちと協力してアマモの再生活動などを行い、海辺の環境再生に取り組んできた。
・アマモは温暖化対策だけでなく、水産資源の供給、水質の浄化などの恩恵をもたらしてくれる。海の環境を守り生物多様性を維持することで、人が健康で幸せに生きていける。
・日本の豊かな海のためにも、多くの人や企業が協力してブルーカーボンの活動に取り組んでほしい。

01 ブルーカーボンの目指すもの_海辺つくり研究会 [PDFファイル/8.04MB]

・事例発表

03 事例発表

NPO法人SEA藻プロジェクトリーダー 鈴木 望海
・ダイビングショップでインストラクターをする傍ら、三重県でガンガゼ(ウニの一種)の駆除や愛知県でアマモ場の造成の活動を行っている。
・ガンガゼは周りの海藻を根こそぎ食べてしまうため、海藻が無くなる「磯焼け」の原因と言われており、仲間のダイバーたちと9年間ガンガゼ駆除をした結果、藻場が再生し、多くの生き物が見られるようになった。
・蒲郡市や佐久島ではアマモの種まきを行い、その成長を調査している。これらの活動資金の獲得が課題ではあるが、少しでも多くの人が海へ興味を持ってほしい。

02 身近な「海の森」の今を知ろう_SEA藻 [PDFファイル/4.59MB]

・共催者挨拶

04 中盤挨拶 愛知県知事 大村 秀章
・あいち地球温暖化防止戦略2030(改定版)に基づき、多くの皆様と連携して脱炭素に取り組んでいる。
・愛知県では、海草などに吸収される炭素「ブルーカーボン」に着目し、三河湾の3か所で海草が生育する藻場の環境調査を実施している。
・藻場は海の生態系においても重要な役割を果たすため、愛知県としても三河湾の豊かな海を守るためにしっかり取り組んでいく。

・事例発表

05 事例発表

愛知県環境局生活環境地盤対策室長 横井 歩
・藻場の造成に向けた実証実験を三河湾内で実施することとしており、今年度は海草の生育状況の観察と、現場海域の水深、波の状況等を調査した。
・田原、佐久島ではアマモが確認され、波が弱く、水深が2mまでの日光が届きやすい場所に多く育っていた。
・海底の底質の粒径や安定度もアマモの生育に影響を及ぼしていることが分かった。

03 藻場の生育に適した環境条件の調査_愛知県環境局 [PDFファイル/1.09MB]

・事例発表

06 事例発表

西尾市立佐久島しおさい学校 児童6名
・佐久島しおさい学校の先輩が、佐久島の魚が減ってきていることを問題に思ったことがきっかけで、20年以上前からアマモを増やす取り組みを続けている。
・島の内外の協力を得て、アマモを移植する活動のアマモボランティアや、アマモの種を泥とともにマットに塗り海底に設置する活動を行っている。
・試行錯誤を重ねながら、少しずつアマモが増えてきている。魚などの生き物も増えていってほしい。

04 佐久島しおさい学校による藻場再生の取り組み_佐久島しおさい学校 [PDFファイル/1.99MB]

・事例発表

07 事例発表

Bio Garden With 代表 宮田 賢輔
・自分が子供の時から今にいたるまで、生き物が大好きで、見て、触れて生き物のことをもっと知りたいと思っている。
・生態系の循環では、生き物は海藻を食べて、排せつした有機物を栄養に海藻が育ち、二酸化炭素も吸収されていく。子供たちには実際に見て、触れることを通して、生き物の大切さを学んでほしい。

05 藻場における環境教育の取組_Bio Garden With [PDFファイル/954KB]

 イ)サイドイベント
・三河湾の生きものに触れ合えるタッチプール
11 タッチプール三河湾から直送されたカレイ等の海の生きものとアマモやヒジキなどを直接触ることができました。
・愛知県産高級海苔の等級当てクイズ
12 海苔クイズ贈答用の桐箱に入った高級海苔、寿司はね海苔、きず海苔の3種類を食べ比べました。
・海にちなんだ工作体験(万華鏡)
13 万華鏡海から集めたプラスチックや貝のかけら、アマモできれいな模様が見える万華鏡を工作体験しました。
・海にちなんだ工作体験(ミニボトル)
14 ミニボトル西尾市佐久島新谷海岸の紫色の砂とシーグラスで、ミニボトルの工作体験をしました。
・射的で学ぶCO2削減行動
15 射的CO₂削減量の大きい行動の的を撃って、地球温暖化対策について学べました。
・ブルーカーボンと海の取組の紹介パネル展示
16 パネルブルーカーボンや伊勢湾・三河湾での取組をパネルやパンフレット、ペーパークラフトで紹介しました。
シンポジウム及びサイドイベントのチラシです
チラシ [PDFファイル/2.82MB]

シンポジウム及びサイドイベントへの参加募集はこちらのリンクを参照してください。

問合せ先

愛知県 環境局 環境政策部 水大気環境課 生活環境地盤対策室
三河湾環境再生グループ
TEL 052-954-6220
FAX 052-953-5716
E-mail seikatsujiban@pref.aichi.lg.jp
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