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アサリの資源管理について
愛知県の平成22年アサリ漁獲量は、17,635tで全国1位を誇っています。そのうち、西三河地区の生産量は、14,532tで、県内の約8割の生産量となっています。
今回は、西三河腰まんが協会(腰まんがという漁具を用いた漁法によりアサリを獲る漁業者の団体)の資源保護の取り組みについて紹介します。
漁具:腰まんが
腰まんがを用いた採貝風景
資源管理の取り組み
西三河腰まんが協会では、平成25年4月17日にアサリ資源を増やすため、「漁場耕耘(ぎょじょうこううん)」を行いました。耕耘は漁船4隻で、アサリが多く成長促進のため地盤を柔らかくする地点とアサリの生息が少く漁場改良が必要な地点2箇所で実施しました。
耕耘は、4隻の船で行いました。写真は、出港前の整備風景です。
耕耘は、水流噴射装置付きの桁という道具を用いて行います。
耕耘前に、海底の砂を採りアサリの生息状況を確認しました。この地点では、アサリの生息は、ほとんど確認できませんでした。
耕耘用の桁を海底に沈め、船で2時間ほど引き回しました。漁業者の取り組みがアサリ資源の増大につながることを期待しています。