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現場フィールド活用型イノベーション推進事業
現場フィールド活用型イノベーション推進事業
2024年度からは新たな取組として、地域の実情に精通した県の普及指導員が、スタートアップ等と産地を結び、現場の「ほ場」で既存技術の応用や機器の改良、アプリの開発などにより、課題解決のために必要な新技術の迅速な導入を目指す「現場フィールド活用型」を立ち上げ、6テーマで課題に取り組んでいます。
新着情報
2024年9月26日 現場フィールド活用型イノベーション推進事業における導入・改良業務 実施要領を掲載しました。
事業の概要
2 生産現場の課題を絞り込み、テーマを策定
3 テーマに関して、課題を解決する技術をスタートアップ等から募集
4 選定されたスタートアップ等と普及指導員が生産者とともに事業プランを策定
5 事業プランに基づく、生産現場における機器・アプリ等の導入・改良による迅速な社会実装
テーマ
【テーマ1】ハウス内環境と植物生長の見える化 |
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作目 |
施設園芸 |
現場の声 |
あぐりログのデータの見方がわからない。収量品質にどうつながるのか。 |
想定される取組 |
取得した環境データと生育データをリアルタイムで解析し、最適な栽培管理を促すアプリ |
【テーマ2】IoTを活用したノンストレス樹体管理 |
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作目 |
果樹(イチジク・ハウスミカン) |
現場の声 |
果樹は水のやりすぎもよくないが、しおれてもよくない。加減がわからない。 |
想定される取組 |
安価なIoT端末による環境モニタリングと画像データに基づくかん水制御ツール |
【テーマ3】イネカメムシを制するアラートシステム |
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作目 |
水稲 |
現場の声 |
イネカメムシが大発生しているらしい。こっちに来るのか、いつ防除したらいいのか |
想定される取組 |
県内各地の発生状況をリアルタイムに可視化し対策につなげるアプリ |
【テーマ4】IPM(農薬に頼らない防除)技術を推進するアタッチメント |
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作目 |
施設花き(バラ) |
現場の声 |
UV-Bランプは病害対策に効果があったが、葉が縮れたのが気になって使いにくい。 |
想定される取組 |
UV-Bランプに取り付け易く安価な減光カバーの開発・改良 |
【テーマ5】作業負荷を軽減するアタッチメント |
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作目 |
施設野菜(キュウリ) |
現場の声 |
キュウリのつるの誘引作業で両腕を上げるのが辛い。時間も人手もかかる。 |
想定される取組 |
安価で使い勝手のよい誘引器具(つる下げ器具)の開発・改良 |
【テーマ6】気候変動に打ち勝つトマトの裂果防止ツール | |
作目 | 施設野菜(トマト) |
現場の声 | 急に暑くなるとトマトが裂果する。力が弱い作業者でも使えるとよい。 |
想定される取組 | 裂果防止効果を維持しつつ、誰でも使えるツール。 |
技術提案の公募について(2025年8月6日追加公募開始)
生産現場で課題解決を目指す6番目のテーマについて、スタートアップ等から技術提案を募集を開始しました。
詳細については、以下のURLをご参照ください。
プレスリリース:【あいち農業イノベーションプロジェクト】「現場フィールド活用型イノベーション推進事業」に係るスタートアップ等からの技術提案の追加公募について