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農林基盤局林務部林務課の事業内容

ページID:0379257 掲載日:2023年12月11日更新 印刷ページ表示

1 森林計画関係事業について

地域森林計画編成事業

 森林のもつ多面的機能を高度に発揮させるため、森林法の規定に基づき、民有林について森林の区域、造林・間伐・林道などの整備の目標等を定めた地域森林計画(10か年)を策定している。

 この地域森林計画は、森林計画区(尾張西三河、東三河)別に、それぞれ5年ごとに編成することになっているため、森林の現況等の調査を実施する。

地域森林計画
森林計画区 尾張西三河 東三河
調査区等 名古屋、尾張、海部、知多、
西三河、豊田加茂
設楽、新城、東三河
現計画期間 令和3年度~令和12年度
まで(10か年)
令和5年度~令和14年度
まで(10か年)
森林面積 104,564ヘクタール 101,183ヘクタール

(注)森林面積は、地域森林計画対象森林面積(令和3年度末)

2 森林整備地域活動支援事業について

 計画的かつ適切な森林整備の推進を図るため、集約化施業の取組に必要となる地域における活動に対して支援を行う。

※詳細はこちらのページを参照

森林整備地域活動支援交付金
事業主体  市町村
対象者  市町村長と締結する協定に基づき地域活動を行う森林所有者や森林組合等
対象行為  森林経営計画の作成、森林情報の収集・境界確認等の森林施業の集約化に必要となる地域活動
交付単価  1haあたり 8,000円~83,000円

3 森林クレジット制度活用促進事業について

 森林クレジット制度の活用に向けて、県有林等をモデルに森林調査やクレジットの申請書類作成を行うほか、先進事例調査や企業等へのヒアリングを実施する。

4 林業経営体の育成強化について

 林業の振興を図るため、地域林業の中核的担い手である森林組合を始め、林業経営体の育成強化を実施するとともに、関係団体と連携して労働安全衛生の確保を図る。

5 次世代林業基盤づくり事業について

 林業の持続的かつ健全な発展と地域材の供給・利用の確保を強力に推進するため、木材加工流通の効率化に必要な施設の整備、木材生産コストの低減に必要な高性能林業機械の導入、地域材利用のモデルとなるような公共建築物の木造化・内装木質化等に対する支援を行う。

  事業内容  木材加工流通施設整備、高性能林業機械導入、木造公共施設整備等

6 木材生産流通強化推進について

  利用期を迎えた森林資源を活用して、「伐る・使う→植える→育てる」循環型林業の推進を図る。 

(1) 木材生産流通強化推進費


 主伐により木材生産量の増大を図るため、主伐と植栽を一貫して実施することで木材生産コストを削減し、あわせて獣害対策を実施する取組や、木材の流通コスト削減を図る取組に対して支援を行う。

7 あいちのスマート林業推進事業について

 「あいちのICT林業活性化構想」に基づき、ICTを活用した「林業のスマート化」を推進し、県内の林業・木材産業の成長産業化を目指す。

(1) 木材需給情報システムの導入

 製材工場が求める木材の需要情報と木材生産現場等からの木材の供給情報をリアルタイムに共有することが可能となるシステムを導入する。

(2) ICT林業機械導入推進

 木材生産業務の効率化と収益向上を図るため、ICT林業機械の導入を推進する。

8 県産木材の利用促進対策について

 「木材利用の促進に関する基本計画」に基づき、民間建築物における木材利用の促進や県産木材の普及啓発に取り組むとともに、「愛知県木材利用促進連絡会議」において、県の公共建築物や公共工事での県産木材の利用推進に取り組む。

9 林業金融について

(1) 木材産業等高度化推進資金

 「林業経営基盤の強化等の促進のための資金の融通等に関する暫定措置法」に基づき、木材の生産及び流通の合理化の促進による木材供給の円滑化並びに効率的かつ安定的な林業経営の育成を図るために必要な運転資金を、森林組合、素材生産業者、木材製造業者等に低利で融通する。

  貸付予定額   282,000千円

  貸付利率     短期:年1.3%・1.5%、長期:年1.0%・年1.2%

(2) 林業振興資金

 愛知県森林組合連合会等による木材安定供給及び森林組合系統による購買体制の強化等を図るため、これに必要な運転資金を低利で貸し付ける。

  貸付予定額   100,000千円

  貸付利率     年0.9%

(3) 林業・木材産業改善資金

 林業や木材産業の経営・改善を図るため、「林業・木材産業改善資金助成法」に基づき、機械、施設の導入等に必要な資金を森林所有者、素材生産事業者等に対し、無利子で貸し付ける。

  貸付予定額   30,000千円

(4) 国産材生産流通促進資金

 国産材の生産、流通の拡大を図るため、国産材を取扱う小規模木材業者等に、その事業に必要な運転資金を低利で融通する。

  貸付予定額   60,000千円

  貸付利率     年1.6%

10  林業技術の普及指導等について

 活力ある森林を造成しつつ、林業生産性の向上、林業所得の増大を図るため、森林所有者や林業経営体に対して、林業普及指導員により林業技術の普及、森林施業に関する指導を行う。

 また、効率的な普及指導活動を行うため、普及指導職員の資質の向上を図るとともに、研究機関等と連携し、普及情報の収集分析、試験研究結果の現地実証を行う。

機械作業システムによる木材生産

プロセッサとタワーヤーダ  フォワーダ 
左:プロセッサとタワーヤーダ  右:フォワーダとスイングヤーダ

3セット  タワーヤーダ 
左:フォワーダ、プロセッサ、スイングヤーダ  右:タワーヤーダ

 11  森林・ 林業試験研究について

 本県の森林・林業に課せられた技術的課題の解決を図るため、県農林水産技術会議が策定した愛知県農林水産業の試験研究基本計画と県民からの要望に基づき、試験研究を推進する。

 また、試験研究を効率的に推進するため、関係機関と連携し、研究の高度化・効率化を図る。

○ 試験研究の重点研究目標

(1) 循環型林業の推進のためのスマート林業及び木材利用の推進

 循環型林業を推進するため、ICT等を活用した森林の管理や利用技術の開発、県産木材の利用用途の検討を行う。

(2) 森林の整備による多面的機能の発揮

 森林の有する多面的機能を発揮するため、健全な森林育成に関する技術の開発を行う。

12  林木育種事業について

 林業種苗法にづき成長等の優れた種苗の安定的供給を図るため、母樹の育成管理、種子生産等を実施する。

13  森林環境譲与税活用事業について

     
   森林環境税及び森林環境譲与税に関する法律(平成31年法律第3号)により、県の森林環境譲与税の使途は、 「市町村が行う森林整備等の支援」に加え、「森林整備を担う人材の確保・育成」「森林の公益的機能に関する普及啓発」「木材の利用促進」などの森林整備の促進に関する施策とされている。
  この法律の趣旨及び市町村からの要望等を踏まえ、県は「人材の確保・育成」「木材利用の拡大」「森林情報の整備」の3つを柱に市町村に対する支援を行う。

 (1) 事業内容

 ア 人材の確保・育成

  担い手の確保や育成、林業経営体の育成、新技術の習得研修、市町村職員向け研修を実施

 イ 木材利用の拡大

  県産木材の新規需要及び新規用途拡大、イベント等を活用した県産木材の普及啓発、市町村職員のための木材利用促進研修、木造・木質化に精通した技術者を育成する講習の実施

 ウ 森林情報の整備

  森林データを一元管理し、市町村等と共有する森林クラウドシステムの試行運用を行うとともに、航空レーザ計測により取得した詳細な森林資源や地形情報を活用して、森林の境界の明確化に取り組む

 (2)森林環境譲与税基金の運用状況について

 ア 基金設置の趣旨

  県では、県内の市町村が行う間伐や人材育成、木材利用の促進や普及啓発等による、森林整備及びその促進の支援等に取り組んでいる。
  このため、これらの施策に必要な財源を確保するための基金として「森林環境譲与税基金」を設置し、基金から生ずる運用収益金及び基金取崩金を事業に活用している。

 イ 森林環境譲与税基金総額

  72,422,330円(令和5年5月末時点)

 ウ 森林環境譲与税基金運用状況

  添付データのとおり、運用している。

  森林環境譲与税基金運用状況 [PDFファイル/199KB]

 エ 参考

  森林環境譲与税基金条例

   森林環境譲与税基金条例 [PDFファイル/241KB]

(3)森林環境譲与税を活用した取組実績について                                                                      

 森林環境譲与税を活用した取組実績は以下のページに掲載しています。

14  林業労働力対策について

 公益財団法人愛知県林業振興基金や林業・木材製造業労働災害防止協会愛知県支部等と連携し、近隣県との合同による就業ガイダンスや労働災害防止に向けた現場パトロール等を行う。

15  県有林野事業について

 木材生産、県土の保全及び県民のレクリエーション施設整備等のため、特別会計を設置し、県有林野の経営・管理を行っている。
県有林野の現況(令和5年4月1日現在) 単位:ha
事業区 模範造林地        治水関係林野地 環境保全林野地 森林公園
県民の森
営林事業地 合計
尾 張 2,474.9 290.3 537.6 3,302.8
賀 茂 1,313.2 71.8 -      1,384.9
鳳来寺 161.8 46.4 571.7 479.3 1,259.2
1,475.0 2,593.1 290.3 1,109.2 479.3 5,946.9

(注1)庁舎敷(0.6ヘクタール)の面積は含まない。

(注2)四捨五入の関係で内訳と計が一致しない場合がある。

(1) 林業経営

模範造林地等において、造林、保育、素材生産を行っている。
 
区   分  令和5年度計画     
素 材 生 産 2,166 m³

(2) 治水関係林野地及び鉱物採掘

 治水関係林野地は、主に瀬戸市、春日井市、小牧市等の都市近郊に所在し、多くが保安林や砂防指定地となっている。

 この治水関係林野地は、水土保全、都市周辺の緑地保全等、極めて重要な役割を担っており適切な管理に努めている。

 また、瀬戸市内の県有林地には、陶磁器等の原料となる耐火粘土・珪砂が埋蔵されており、鉱業法に基づき、直営採掘及び租鉱権を設定して採掘を行っている。

粘土等採掘
区分 令和5年度計画
直営採掘 217,700トン
租鉱採掘 621,300トン
839,000トン

(3) 環境保全林野地

 環境保全林野地は、春日井市東部に位置し、森林や自然環境の保全とともに、森林学習や林業体験等を通して県民が森林の重要性に対する理解を深めていくことを目的として管理している。

(4) 森林公園

 森林公園は昭和9年に開園し、都市近郊にある自然を活かした森林浴、自然観察やスポーツなどを楽しむことができるレクリエーションの場となっている。ゴルフ場を除く森林公園の管理運営業務は、令和3年度から(株)ウッドフレンズが行っている。

 一方、ゴルフ場については、経営効率を高め、施設整備とサービスの向上を図るため、「民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律(PFI法)」に基づき運営している。

 また、ゴルフ場についてはネーミングライツを導入し、平成25年4月1日からゴルフ場の愛称は「ウッドフレンズ森林公園ゴルフ場」となっている。

愛知県森林公園ゴルフ場施設整備等事業

事業契約期間 平成17年4月~令和9年11月の22年8か月間

平成17・18年度 … 事業者によるセンターハウスの建て替え、グリーンのベント化等の設計・建設期間(この間の運営は(公財)愛知公園協会)

平成19~令和9年度 … 事業者が指定管理者として維持・管理、運営する期間

(5) 県民の森

 県民の森は明治100年を記念して昭和45年度に設置された施設で、宿泊施設やキャンプ場に滞在して森林浴、ハイキングや水遊びなどを楽しむことができる施設となっている。県民の森の管理運営業務は、(公財)愛知公園協会が行っている。

 

 

問合せ

愛知県 農林基盤局 林務部 林務課

E-mail: rinmu@pref.aichi.lg.jp

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