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「木材利用の促進に関する基本計画」に基づき県各局の木材利用促進の取組実績を公表します
愛知県では「木材利用の促進に関する基本計画」に基づき、率先して県産木材の利用を進めてきました。この取組により、県発注の工事や施設整備において県産木材の利用が着実に増加すると共に、民間での木材利用の取組も広がっています。
公共施設・公共工事での県産木材利用
公共施設・公共工事で県産木材の利用を進めました。
公共施設
STATION Ai(ステーションエーアイ) <経済産業局>
内装及び外装に県産木材を使用
県営住宅(西口住宅、鳴海住宅、大森向住宅、原山台住宅) <建築局>
原山台住宅集会所を木造により整備
IGアリーナ(愛知国際アリーナ) <スポーツ局>
内装(1階コンコース、2階コンコースの天井・柱等)に県産木材を使用
県立春日井高等学校 <教育委員会>
木造と鉄筋コンクリート造の混構造により整備
海部応急ポンプ管理センター <農林基盤局>
管理人室の内装を県産木材により木質化
森林・林業技術センター 全天候型施設 <農林基盤局>
研修施設を木造により整備
公共工事
公園緑地整備事業における木材利用 <都市・交通局>
サトラボ倉庫(愛・地球博記念公園) トイレ(大高緑地公園)
休憩所(小幡緑地公園)
備品等の木製品導入
環境にやさしい木製品を導入しました。
木製品の導入
木製配席図表示板
<総務局><防災安全局><保健医療局><農業水産局><会計局>
在庁表示板
<人事局><環境局><福祉局><保健医療局><観光コンベンション局>
パンフレットスタンド <環境局>
来客者名刺入れ <農業水産局>
県産木材を利用した啓発資材等の導入
あいち環境学習プラザの来館者に配布 <環境局>
県産木材を利用した木製賞状・認定証の導入
あいちSDGsパートナーズ登録証 <政策企画局>
あいち女性輝きカンパニー・優良企業表彰 <県民文化局>
「自動車エコ事業所」及び「あいちカーボンニュートラルチャレンジ」の認定 <環境局>
▲ 自動車エコ事業所認定証 ▲ 「あいちカーボンニュートラルチャレンジ」認定証授与の様子
愛知県休み方改革マイスター企業認定 <労働局>
ファミリーフレンドリー企業表彰 <労働局>
障害者雇用優良企業表彰 <労働局>
木材利用の人材育成
木造・木質化を提案できる人材の育成を行いました。
AICHI WOODY AWARD 2024<農林基盤局>
建築を学んでいる学生の皆さんのアイデアを募集し、新たな木材利用の可能性を広げるため、「AICHI WOODY AWARD」を開催しました。
2024年度はテーマを「行くたびに心惹かれるオフィス・商業施設」とし、3階建て以下、延床面積1,000平方メートル以下の純木造建築物の設計アイデアを募集ました。最優秀賞には、一般流通材の新たな需要を生み出す、再利用可能な木造ロードサイドストア「(リユーサブルロードサイド ストア)」が選出されました。
最優秀賞「REUSABLE ROADSIDE STORE」
木材利用の普及啓発
「木」の理解者の輪を広げました。
各種イベント等での木材利用、普及啓発
エシカル消費普及啓発イベント あいちエシカルパーク <県民文化局>
あいち木づかいブックの配布、県産木材を利用したワークショップの開催、遊具(木琴や輪投げ)コーナーの設置及び県産木材を利用した案内看板の設置を行いました。
10月6日(日曜日) イオンモール岡崎
11月4日(月曜日・祝日) ヒルズウォーク徳重ガーデンズ
DESTINATION AICHI(FIELDSTYLE EXPO 2024内開催)
<観光コンベンション局>
イベントのブースを県産木材で製作しました。
開催日 11月16日(土曜日)から11月17日(日曜日)
場所 Aichi Sky Expo(展示ホールD 東側)
きになる?!木のおへや<農業水産局>
森林に触れる機会の少ない海部地域で子供たちに県産木材等に触れてもらいました。
開催日 11月10日(日曜日)
場所 海南こどもの国 中央広場
木材利用に関する情報提供<県民文化局>
木材利用に関する情報提供を行いました。
消費生活情報「あいち暮らしっく」掲載
エシカル×あいちポータルサイト コラム
木材利用の意義、愛知県の取組・活動などを掲載しました。
県産木材利用技術の開発
消費者等のニーズに応える製品開発に努めました。
紫外線硬化樹脂を用いた木材表面の硬質化<経済産業局>
スギ等の軟質針葉樹は、表面が傷つきやすく用途が制限されるため、利用を促進するには表面硬度の向上が重要です。従来は主に熱プレスを用いた圧密化によって製品開発が行われてきましたが、材料全体が圧縮されるため歩留まりが悪く、さらに連続的な処理が困難であるため生産性に課題があります。
あいち産業科学技術総合センターでは、UV レーザインサイジングにより微細孔加工を施した木材表層に紫外線硬化樹脂を塗布した後、コンベア式UV 照射装置を用いた連続的な樹脂硬化により木材表層部に硬質な複合層を形成させることで、ライン生産を想定した効率的な木材表面の硬質化プロセスの開発を目指しています。これにより短時間で連続的に表面硬化が可能となるため、歩留まりと生産性の飛躍的な改善が期待できます。
工程イメージ