ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 ホーム > 組織からさがす > 自然環境課 > 生物多様性保全に係る愛知県とブラジル・サンパウロ州とのユース友好交流プログラム

本文

生物多様性保全に係る愛知県とブラジル・サンパウロ州とのユース友好交流プログラム

ページID:0510751 掲載日:2024年3月18日更新 印刷ページ表示
14 海の豊かさを守ろう15 陸の豊かさも守ろう17 パートナーシップで目標を達成しよう
 愛知県は、ブラジル・サンパウロ州との間で、両地域のユース(18歳以上29歳以下)が生物多様性保全の取組や課題解決などについて互いに学び合う友好交流プログラムを2021年度からオンラインで実施しています。
 本プログラムを通じて、ユース世代が広い視野で考えるきっかけとし、 それぞれの活動にフィードバック することなど、ユースの生物多様性の保全活動の活性化や人材育成の一助となることを目指しています。
 この事業は、2018年9月に愛知県とブラジル・サンパウロ州との間で締結された「友好交流及び相互協力に関する覚書」に基づくものであり、「あいち生物多様性戦略2030」における「生物多様性の主流化」や「国際連携の推進」に寄与するものとして位置付け実施しています。

2023年度プログラムの概要

テーマ

多様な主体による生態系保全の取組
(ユース世代やNPO、企業、自治体などが連携して実施する取組)

参加者

愛知県及びサンパウロ州のユース各5名
<応募資格(愛知県側参加者)>
次のいずれかの要件に該当する18歳以上29歳以下の者(職種、学科、専攻等は問わない)
・愛知県内に在住していること
・愛知県内の大学(大学院を含む。)、短期大学又は専門学校に在籍していること
・愛知県内で勤務していること
・愛知県内で生物多様性保全活動に携わっていること

事前学習会(2023年10月27日(金曜日)実施)

 交流会に向けた事前学習として、10月27日に生態系の保全活動が実施されている現場である東邦ガス株式会社知多緑浜工場を訪問しました。学生や企業など多様な主体の連携により生物多様性保全を推進する「命をつなぐプロジェクト」の一環として管理されている企業ビオトープを見学してもらい、テーマに関する学びを深めました。
事前学習会の様子
愛知ユースによる現場活動見学会の様子

第1回交流会(2023年11月24日(金曜日)開催)

 参加者がそれぞれ自己紹介をしたのち、両地域における保全活動について発表しました。愛知ユースは藤前干潟における取組や生態系ネットワーク協議会、県内で生物多様性保全に取り組むユース組織「GAIA」の活動などについて、サンパウロユースは海洋生態系の保全や多様なグループへの環境教育などについて発表し、お互いの発表について意見交換を行いました。
 最後に、両地域における取組や環境・文化などについて質問し合ったうえで、第2回交流会において相手側ユースからの説明を希望するテーマを相互に提示し合いました。
【相手国に提示したテーマ(第2回交流会用)】
<愛知ユース→サンパウロユース>
「生物多様性についてどの程度一般市民が認知し、またいかに無関心層を巻き込んでいくか」
<サンパウロユース→愛知ユース>
「人と自然が歴史的にどう変化し、ユース世代はどのように学び、行動してきたか」
交流会の様子
第1回交流会の様子
愛知ユースの発表資料
愛知ユース発表資料(第1回交流会)
愛知ユース発表(第1回交流会)

第2回交流会(2024年1月31日(水曜日)開催)

 第1回交流会で相手国から投げかけられた質問について、それぞれ発表を行い、お互いの発表に関して意見交換を行いました。
<愛知ユース>
県の自然の特徴や2010年に名古屋市で開催されたCOP10をきっかけに展開された県内の生物多様性保全の取組などについて発表
(紹介した愛知県の取組)
・生態系ネットワーク協議会が実施する外来種駆除、自然観察会
・知多半島臨海部で学生主体により実施する「命をつなぐプロジェクト」
・愛知県のユース組織「GAIA」
・藤前干潟ふれあい事業
<サンパウロユース>
サンパウロ州におけるコミュニティや文化的な背景を考慮した環境教育の重要性などについて発表
 また、お互いの発表などに関して、オブザーバーとして参加していただいた元国連生物多様性条約事務局職員のオリバー・ヒレル氏から講評をいただき、各参加者からは本プログラムに参加した感想を発表してもらいました。
愛知ユースの発表資料
愛知ユース発表資料(COP10)
愛知ユース発表資料(GAIA)
愛知ユースの発表(第2回交流会)
サンパウロユースの発表資料
サンパウロユース発表資料(第2回交流会)

成果の発信(2024年2月12日(月曜日・祝日))

 本プログラムで得られた成果については、愛知県側の参加者により、2024年2月12日(月・祝)に本県主催で開催した 「生物多様性ユース会議(あいち生物多様性みらいMEETING)」において、当日参加したユースや県内各生態系ネットワーク協議会関係者に向けて発表しました。
愛知ユースによる成果発表の様子
ユース会議での成果発表

参加者の感想(抜粋)

(愛知ユース)
・両地域は文化的な背景が異なるが、共通のアプローチがあると知ることができた。
・環境保全活動に対する考え方など、今までにない新たな視点を持つことができた。
(サンパウロユース)
・文化や教育的背景による両国の視点の違いを学ぶことができた。
・愛知県の里山保全に興味を持ったため、今後里山についてもっと学んでいきたいと感じた。

<過去の開催実績>

2022年度

2021年度

Adobe Reader
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)