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緑膿菌の遺伝子型別分類法およびこれに用いるプライマーセット

ページID:0294801 掲載日:2020年6月25日更新 印刷ページ表示

緑膿菌の遺伝子型別分類法およびこれに用いるプライマーセット(特許第5707641号)

要約

 緑膿菌は院内感染の原因菌として感染管理が重要な細菌の一つである。院内感染の感染源調査には詳細な菌株特定が威力を発揮する。菌株特定のためには個々の菌株の遺伝子型を決定するが、その手段としてパルスフィールドゲル電気泳動法(PFGE法)が通常実施される。しかしPFGE法は少なくとも3日かかることに加え複雑なバンドパターンを解析する必要があり、手軽な検査法とはなっていない。そこで本法ではPCRによる迅速かつシンプルな遺伝子型別分類法を提供し、感染源調査に要する時間を大幅に短縮すると共に結果判定を容易とする。

 なお、本特許は愛知県と学校法人金沢医科大学の共同出願である。

特徴/セールスポイント

・ 菌株を特定するのに有用な遺伝子をマルチプレックスPCRで検出することにより、従来3日かかった遺伝子型別分類を約4時間で実施可能

・ 検査結果を数値化できるため、データベース化が容易

主な応用分野/市場動向

・ 院内感染対策の一環として病院の細菌検査室が独自に実施する緑膿菌の感染源調査及び緑膿菌株データベースの作成

・ 細菌検査センターにおける緑膿菌の迅速遺伝子型別分類サービス

提供する技術内容

 遺伝子型別分類に利用する遺伝子の検出部位とその検出プライマーセット

開発状態

 製品あり

開発機関

 衛生研究所

問合せ

愛知県知的所有権センター
電話 0561-76-8318
FAX  0561-76-8319

愛知県 経済産業局 産業部 産業科学技術課 (研究開発支援グループ)
電話 052-954-6370
FAX  052-954-6977