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ご挨拶

総長写真

 皆さんこんにちは、センター総長の石黒直樹からご挨拶をさせて頂きます。


 当愛知県医療療育総合センターの設立目的は、障がいのある方々に生涯にわたり支援することです。医療療育という言葉は少し長くて、馴染みのない言葉かもしれません。


 ヒトは個性と成長という重要な特性を持ちます。一人一人に寄り添うことによる個性の尊重と、成長に合わせて適切に生活を支援することが医療療育という言葉に込められています。障害のあるなしに拘わらず、個人の幸せを追求することは日本国憲法でも定められた基本的な人権です。障害のある方々と共に歩み、その中で個人の幸せを追求することのお手伝いをすることが当センターの活動目標です。様々な方がお見えになる以上、幸せの形もおそらくは多くの種類があると思います。一人一人に寄り添うことから、その方に合った幸せの形を作ることをお手伝いすることは我々の喜びでもあります。


 幸にしてネットを始めとする通信手段の進歩により利用者間の距離を感じさせない状況が生まれつつあります。愛知県では在宅での障害児・者の方々と医療関係者、相談員などの支援者との連携を深める目的で「このはネット」の運用を一昨年4月より開始しました。支援者間の情報共有はもちろん、障害のある方、その家族の方々とも直接繋がる環境を整備しました。いまだ事業としては始まったばかりですが、使いやすいものに変更を加えながら、在宅福祉での支援者間あるいは被支援者と支援者での情報共有を進めていきたいと思っています。在宅・地域移行という流れの中で障害のある方々と介護者を支える組織の在るべき姿を皆様と共に創っていきたいと思います。


                               令和5年4月11日
                               愛知県医療療育総合センター
                               総長 石黒直樹