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ご挨拶

総長写真
愛知県医療療育総合センター
総長 安藤久實

 愛知県心身障害者コロニーは、平成31年3月1日から“愛知県医療療育総合センター”として新たな出発をしました。新センターの門出に当たり、この場をお借りして皆様に一言ご挨拶申し上げます。


 近年、新生児医学の発展の陰で、医療的ケアを必要とする子供達の増加が問題となっています。
そのような子供達の在宅管理率が90%を越えるという状況の中で、親御さん達は、「年を取り子どもの面倒をみられなくなったらこの子の人生はどうなるのだろう」「特別支援学校高等部を出たらどこへ預けたら良いのだろう」など、心配の種が尽きません。愛知県心身障害者コロニーは、「障害者と言われる人々を人間の存在様式の多様性として捉え、その多様な人々が共存して生活をしているのが人間の集団社会の自然の姿であって、障害を有するためにその人間の存在価値の軽重を問われる理由にされたり、種々のハンディを負わされたりする謂れはない。憐憫や施しの情で接するのではなく、障害があっても一人の同等の人間として受け入れていく社会に我が国が育っていくことこそ、わたし達の最大の喜びである。」という理念の基、寄付やボランティア活動等、多くの人達に支えられながら、半世紀にわたり障害児者とそのご家族の期待に沿う様、務めてまいりました。


 わたし達は、この様な先達の思いやりの精神に基づいた理念や果たして来た役割に、限りない誇りと自信を持っています。新たな施設として再出発する今、障害児者に対する高度で専門的な医療療育の提供および研究機能の充実により、障害児者医療の拠点施設として更なる発展をしなければなりません。同時に、地域療育支援や発達障害者支援センター機能を充実させ、県内の障害児者に関係する機関や施設などと連携をとりながら、“医療療育総合センター”という名に相応しい施設となる必要があります。この様な使命と果たすべき役割をしっかりと胸に刻み、障害児者とそのご家族の期待に沿うべく職員一同一丸となって頑張る所存であります。皆様の更なる温かいご支援を賜りますようお願いし、ご挨拶とさせて頂きます。