愛知県衛生研究所

2016/17シーズン
インフルエンザウイルス分離・検出状況

インフルエンザウイルス分離状況(平成29年8月9日現在)<名古屋市を除く>

2016/17シーズン
発生動向調査 検体数 検出数 検査中 AH1
pdm09
A香港型 B型
(ビクトリア系統)
B型
(山形
系統)
2016年9月 7 2 0 0 2 0 0
10月 12 7 0 3 4 0 0
11月 37 21 0 3 15 3 0
12月 114 73 0 3 68 2 0
2017年1月 157 122 0 1 120 1 0
2月 107 102 0 0 95 5 2
3月 94 83 0 0 72 8 3
4月 70 55 0 0 29 13 13
5月 29 20 0 3 2 8 7
6月 2 1 1 0 0 0 1
7月 2 0 2 0 0 0 0
8月 0 0 0 0 0 0 0
合計 631 486 3 13 407 40 26
集団かぜ 検体数 検出数 検査中 AH1
pdm09
A香港型 B型
(ビクトリア系統)
B型
(山形
系統)
2016年9月 8 5 0 0 5 0 0
10月 2 1 0 0 1 0 0
11月 11 6 0 0 6 0 0
12月 10 3 0 0 3 0 0
2017年1月 0 0 0 0 0 0 0
2月 0 0 0 0 0 0 0
3月 0 0 0 0 0 0 0
4月 0 0 0 0 0 0 0
5月 0 0 0 0 0 0 0
6月 0 0 0 0 0 0 0
7月 0 0 0 0 0 0 0
8月 0 0 0 0 0 0 0
合計 31 15 0 0 15 0 0
2015/16シーズン(参考)
発生動向調査 検体数 検出数 検査中 AH1
pdm09
A香港型 B型
(ビクトリア系統)
B型
(山形
系統)
2015年9月 3 3 0 3 0 0 0
10月 4 3 0 1 1 0 1
11月 2 1 0 0 1 0 0
12月 5 4 0 0 3 1 0
2016年1月 59 55 0 41 2 4 8
2月 85 72 0 34 1 15 22
3月 63 56 0 10 1 16 29
4月 79 57 0 9 1 10 37
5月 31 10 0 1 0 5 4
6月 9 0 0 0 0 0 0
7月 7 0 0 0 0 0 0
8月 4 1 0 0 1 0 0
合計 351 262 0 99 11 51 101
集団かぜ 検体数 検出数 検査中 AH1
pdm09
A香港型 B型
(ビクトリア系統)
B型
(山形
系統)
2015年9月 9 4 0 4 0 0 0
10月 10 1 0 0 0 0 1
11月 10 0 0 0 0 0 0
12月 0 0 0 0 0 0 0
2016年1月 23 11 0 2 2 0 7
2月 0 0 0 0 0 0 0
3月 0 0 0 0 0 0 0
4月 0 0 0 0 0 0 0
5月 0 0 0 0 0 0 0
6月 0 0 0 0 0 0 0
7月 0 0 0 0 0 0 0
8月 0 0 0 0 0 0 0
合計 52 16 0 6 2 0 8
2015/16シーズンのインフルエンザウイルス分離状況はこちら

2016/17シーズンのインフルエンザウイルス分離・検出状況(平成29年8月9日現在)

ウイルスサーベイランス

感染症発生動向調査等の目的で2016/17シーズン(平成28年9月〜)に愛知県内の医療機関(名古屋市を除く・指定提出機関を含む)で採取され、当衛生研究所に搬入された631検体中486検体より、AH1pdm09亜型13株、AH3亜型407株、B型(ビクトリア系統)40株、B型(山形系統)26株が分離されています。今シーズン全国からの分離・検出報告によるとAH3亜型が全分離・検出の79.3%を占めていますが、それに続いて約17%はB型(ビクトリア系統・山形系統)が、昨シーズンの主流であったAH1pdm09亜型も約3%検出されています。なおインフルエンザ以外のウイルスを含む全てのウイルス検出状況は、愛知県感染症情報に月2回最新の情報(速報)を掲載しています(疾患別ウイルス検出状況)。

 改正感染症法の平成28年4月施行に伴い、インフルエンザ非流行期にもインフルエンザ様症状を示した患者検体の検査を継続しており、前シーズンには8月の検体からAH3亜型を検出しました(2015/16シーズンの表参照)。

集団かぜ
平成28年9月に瀬戸保健所管内の中学校、10月に一宮保健所管内の小学校、11月に豊田市保健所管内の小学校及び豊橋市保健所管内の中学校、12月に衣浦東部保健所管内の小学校で発生した5事例中4事例からAH3亜型が15株分離されています。
入院サーベイランス
平成28年第36週から平成29年第30週までに県内全15基幹定点医療機関より報告された入院患者は合計653名でした。
抗ウイルス剤感受性(耐性マーカー)サーベイランス(名古屋市を除く)
上記インフルエンザウイルス検査において分離されたAH1pdm09ウイルス株13株についてオセルタミビル(タミフル)耐性マーカー遺伝子(H275Y変異)の検索を行いましたが、耐性マーカーは検出されていません。なお全国地衛研の検索では2017年8月9日現在、204株中3株(1.5%)が耐性マーカーH275Y陽性となっています。