愛知県衛生研究所 特許権
2021年10月26日更新
愛知県衛生研究所では、日頃の調査研究の成果をもとに特許出願を行い、現在までに7件の特許登録を受けています。
これらの特許権は公衆衛生の分野で広く利用され、愛知県の知的財産に関する取組みの一つである「研究成果の社会的還元の促進」に寄与しています。
名称 | 特許権者 | 登録年月日 | 特許番号 | 概要 |
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腸管出血性大腸菌O26の選択分離培地 | 愛知県(平松礼司、松本昌門、三輪良雄、齋藤 眞) | 平成12年1月28日 (平成31年1月26日終了) |
特許第3026005号 | 国内でO157に次いで多く発生がみられる腸管出血性大腸菌O26を的確に分離するための検査用培地を世界に先駆け開発したもの。 |
黄色ブドウ球菌の遺伝子型別分類法およびこれに用いるプライマーセット | 愛知県(鈴木匡弘) | 平成24年9月14日 | 特許第5083571号 | 黄色ブドウ球菌の院内感染における分子疫学解析には、既存の技術では3日以上かかるところ、本発明により迅速(4時間以内)かつ簡便に遺伝子型別分類による感染源調査を可能としたもの。 |
緑膿菌の遺伝子型別分類法およびこれに用いるプライマーセット | 愛知県(鈴木匡弘、山田和弘)、学校法人金沢医科大学 | 平成27年3月13日 | 特許第5707641号 | 緑膿菌の院内感染における分子疫学解析には、既存の技術では3日以上かかるところ、本発明により迅速(4時間以内)かつ簡便に遺伝子型別分類による感染源調査を可能としたもの。 |
クロマトグラフを用いたマルチ定量分析方法 | 愛知県(上野英二)、株式会社島津製作所 | 平成29年6月16日 | 特許第6156662号 | 数百種類に及ぶ標準物質を用いることなく、食品に残留する農薬等を一斉に定量する技術を発明し、既存の技術では1〜3日かかるところ、迅速(1時間以内)、簡易かつ低コスト化を可能としたもの。 |
アシネトバクター属菌の遺伝型タイピング法及びこれに用いるプライマーセット | 愛知県(鈴木匡弘)、国立大学法人東海国立大学機構名古屋大学(現在は発明者に持分譲渡済) | 平成29年6月23日 | 特許第6160015号 | アシネトバクター属菌の院内感染における菌種同定及び分子疫学解析には、既存の技術では3日以上かかるところ、本発明により迅速(4時間以内)かつ簡便に菌種同定及び分子疫学解析による感染源調査を可能としたもの。 |
大腸菌の遺伝子型タイピング法及びこれに用いるプライマーセット | 愛知県(鈴木匡弘、山田和弘)、学校法人中部大学 | 平成30年8月24日 | 特許第6387500号 | 大腸菌の食中毒や院内感染における分子疫学解析には、既存の技術では3日以上かかるところ、本発明により迅速(4時間以内)かつ簡便に分子疫学解析による感染源調査を可能としたもの。 |
Clostridium difficileの遺伝子型タイピング法及びこれに用いるプライマーセット | 愛知県(鈴木匡弘、山田和弘) | 令和3年9月16日 | 特許第6945200号 | 院内感染の原因菌の一つとして重視されているクロストリジウム・ディフィシル(Clostridium difficile)について、医療現場における簡便な遺伝子型別分類を可能としたもの。 |


◆ 関連リンク
- 実施許諾募集中の県有特許(医療、福祉、衛生)(経済産業局産業部産業科学技術課HP)