1 この1、2年の間に、不満をもったり、経済的または身体的な被害を受けたことがある商品・サービス (複数回答)
〜食料品への不満が多い〜
最も多かったのは食料品の22.4%、次に外食の16.2%、電気製品16.0%となっています。不満を持ったり、経済的、または身体的な被害を受けたことはないと答えた人は26.8%ですが、逆に言えば73.2%の人が何らかの商品・サービスに不満を持ったり、経済的または身体的な被害を受けたことがあるということになります。
食料品への不満が一番多い理由として考えられることは、食料品は日常的に購入する商品であること、食品の偽装表示などの事件により、消費者の側で食料品への関心が高まっていることなどが考えられます。

2-1 ここ1、2年の間に勧誘を受けたことのある販売方法(複数回答)
〜訪問販売、電話勧誘販売が多い〜
最も多かったのは訪問販売の57.2%で、次に電話勧誘販売の50.0%、通信販売の31.2%となっています。

2-2 2-1で勧誘を受けた商品・サービスについて、その商品・サービスを購入・利用したか(複数回答)
〜8割の人が購入していない〜
通信販売が6.3%、次に訪問販売が3.8%となっていますが、ひとつも購入しなかった人が78.5%となっています。

2-3 2-1で勧誘を受けた商品・サービスについて、不満に思ったり、改善してほしいと思ったことはあるか(複数回答)
〜訪問販売と電話勧誘販売に不満を持つ人が多い〜
訪問販売と答えた人が23.2%、次に、電話勧誘販売と答えた人が、22.9%となっています。また、特に不満のなかった人が49.6%います。

3-1 日常生活において購入した商品・サービスについて不満があった場合、不満をどこに申し出たか(複数回答)
〜販売店に申し出る人が多い〜
販売店に申し出ると答えた人が52.3%で最も多く、次にメーカーの30.9%となっています。また、不満を申し出たことのある人の合計は全体の61.1%ですが、不満があってもどこにも申し出なかった人が24.2%となっています。

3-2 不満を申し出た理由(複数回答)
〜商品・サービスの欠陥を知らせる必要があるからと答えた人が多い〜
不満を申し出た人に、その理由を聞いたところ、「商品やサービスの欠陥を知らせる必要があるから」という人が66.2%と最も多く、次に「苦情を言うのが当然だから」という人が52.3%となっています。

3-3 不満を申し出て、納得のいくように処理されたか(複数回答)
〜8割近くの人が、納得のいくように処理されたと回答〜
不満を申し出た人に、その処理について聞いたところ、「納得のいくように処理された」と答えた人が76.8%で最も多く、「納得のいかない処理であった」と答えた人の33.8%を大きく上回りました。

4 不満を申し出なかった人の、申し出なかった理由(複数回答)
〜申し出てもうまい解決策があるとは思えなかったからと答えた人が多い〜
不満を申し出なかった人に、その理由を聞いたところ、「申し出てもうまい解決策があるとは思えなかったから」が29.8%で最も多く、次に「気まずい思いをしたくないから」と「めんどうだから」が26.6%となっています。
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