知事の記者会見
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令和元年11月18日(月) 午後2時
1 知事発言
 それでは、18日月曜日、定例会見を始めさせていただきたいと思います。
 今日は、午前中、御案内のように技能五輪全国大会の閉会式と表彰式がありまして、9時からちょうど12時まで丸っと3時間かかりまして、表彰だけで2時間半近くかかりましたので、ということでこの時間にさせていただいたということで御理解をいただければと思います。
 ということもありまして、本来であればというか、今日はちょうどこの同じ時間、12時から1時半まで皇居において大饗の儀が執り行われておりまして、そこに御案内もいただいたんでありますけれども、大変残念でありますが、こちらの公務優先ということで、技能五輪全国大会は、私は大会会長として出ないわけにいきませんので、そちらの方に出させていただいたということで御理解をいただければというふうに思っております。

(1)令和元年台風第19号による被災地での災害ボランティア活動の支援について
(https://www.pref.aichi.jp/soshiki/bosai/19gouvolunteer.html)

 まず、台風被害等についてのですね、ボランティア活動の支援について申し上げたいと思います。お手元に資料がございますので、御覧をいただければと思います。
 台風第19号による被災地の支援につきましては、市町村等と連携をし、発災と同時に、長野県や宮城県で救出救助活動を実施するとともに、栃木県を始めとした被災地で、被害認定調査活動や災害復旧活動など、様々な支援に当たってきているところでございます。
 そういう中で、発災から約1か月がたちますが、全国の被災地で災害ボランティアの皆さんが支援活動を続けておりますけれども、特に大きな被害を受けた長野県長野市の災害ボランティアセンターではボランティアが不足をし、現在でも多数のボランティアを募集している状況にあります。
 このため、長野市における災害ボランティア活動の支援に向けて、愛知県社会福祉協議会に御協力いただいて、県内7市の社会福祉協議会と連携をして、ボランティアバスを運行することといたしました。
 運行は、12月上旬までに当面5便を計画しておりまして、第1便は、岡崎市社会福祉協議会と連携をして、11月24日から11月25日までの1泊2日の行程で実施をいたします。
 本県の支援活動につきましても、短期の職員派遣を中長期の派遣へと切り替えるなど、今後も、被災地域の一日も早い復旧・復興に向けて全力で支援をしていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
 あわせてお手元に資料をお配りしてありますが、こういう形でですね、まず年内に5便、ボランティアバスを運行していきたいというふうに思っております。これは、私ども県の方から愛知県社会福祉協議会に話をして、バス代は県が持つので、そういった協力してくれる社会福祉協議会さんはありませんかね、という話で県内の社会福祉協議会さんにですね、お声掛けをさせていただいて、こういう形で段取りができたということでございます。
 特に全国的にはですね、長野市、宮城県の丸森町、福島県のいわき市の3市町でボランティアが不足しているという情報を得ておりますが、私どもは中部圏ということでもありますので、まずはですね、同じ中部圏の一員として、隣県の長野県のですね、長野市の支援を応援しようということで、こういう形でさせていただいておりますのでですね、よろしくお願いを申し上げたいというふうに思っております。

(2)台風第19号の被災地に対する本県の支援状況について
 今現在のですね、台風第19号関係被災地支援の状況ということでありますが、現段階では、まず、ボランティアはこういうことでありますが、廃棄物関係ではですね、今も県内各市のですね、ごみ収集運搬車が、今現在も5台ですね、長野県で、長野市でありますけど、長野市で活動中ということでございます。
 それから災害廃棄物の広域処理につきましては、先週申し上げましたが、先週月曜日、11月11日から愛知県産業廃棄物協会の職員といいますかね、メンバーが行って現地で分別作業を開始をし、愛知県の環境局の職員も2名が現地に行ってですね、現場との調整に当たったということでございまして、13日水曜日から愛知県内の事業所において処理中ということでございます。こちらに持ってきております。
 それがどのくらいかといいますとね、先週の13日から16日の土曜日の4日間にですね、廃タイヤ、畳、木くずなど計約51トンが搬入されて、焼却処分ですね、焼却したり、木くずなんかは破砕して燃料化したりということで処分が行われております。大体愛知県の搬入量は、全体で約1,500立方メートルぐらいではないかと。当初もうちょっと、2,000立方メートルぐらいっていう話だったんですね。大分やってきたら、現地で処分したものも含めて少し減ってきて1,500立方メートルぐらいを処分、こちらが処理をするということではないか。大体16日土曜日までに1割ぐらいはですね、処理ができたということではないかというふうに報告を受けております。
 そして、引き続きですね、今週中にですね、さらに畳とか廃プラスチック、木くずなどをですね、200立方メートルぐらい、ですから1割強ぐらいですかね、今週中にまた受け入れるということで、今作業を進めているところでございます。
 愛知県産業廃棄物協会の会員企業さんで手分けしてですね、受け入れていると。ですから、実際に焼却処分したり、あとは運搬を手伝ったりということでありますので、大体最大で50社ぐらいがそういった処理にですね、産業廃棄物協会の会員企業さんが携わっていただけるというふうに報告を受けているところでございます。
 ということで、また引き続きですね、これは着実に進めていきたいというふうに思っております。
 それから、県職員の応援はですね、18日月曜日、今日から土木職2名と農業土木職1名を長野県にですね、派遣を今日からしております。ということでございます。
 それから、県内のですね、市町村の職員さんについてはですね、これはいわゆる長野県内の市ですね、長野市とか上田市さんとかそういった、千曲市とかそういったところに派遣するもの、この12月から来年の3月までという派遣についてはですね、今調整中ということでございます。派遣をするという方向で今調整をしているということでございますので、よろしくお願いをいたします。

(3)あいち技能五輪・アビリンピック2019 愛知県選手の成績について
(https://www.pref.aichi.jp/soshiki/jinzai/20191118.html) 

 今朝、閉会式、表彰式を行いまして数字が確定いたしましたので、お手元に資料をお配りをしております。あいち技能五輪・アビリンピック2019愛知県選手の成績についてということでございます。
 このAichi Sky Expoをメイン会場として県内の4市9会場にて開催いたしました。愛知県からは、両大会で234名の選手が出場し、技能五輪では金賞12名を始めとして入賞者93名、アビリンピックでは金賞4名を始めとして入賞者15名と、優秀な成績を収めることができました。
 これにより、技能五輪全国大会では、15年連続の最優秀技能選手団賞、優勝ですね、15連覇ということでございます。全国アビリンピックでは、メダル獲得数第1位となりました。このような優秀な成績を収められたことを大変喜ばしく、また、誇らしく思っております。選手並びに関係者の皆様の健闘に、敬意と謝意を表する次第でございます。
 ちなみにですね、どこが金メダルをとったかというのを見れば分かるんですけれども、我が方は、金賞が11職種。第2位、第3位のところは、金賞は3職種でありますので、大体点数換算は、これは発表しないことになってるそうでありますけれども、でいきますと、大体3倍か4倍近いぐらいの差があると。倍半分ではないということでありまして、圧倒的な大差で15連覇ということでございます。それから、アビリンピックのメダル数もですね、第2位のところと比べて3倍ぐらいあるということでありまして、みんな頑張ってくれたということを心から感謝をし、誇りにしたいというふうに思っております。
 また、この大会におきましては、今後、国際大会で活躍できる女性選手の更なる活躍を促すため、「女性の活躍賞」を新たに設けました。愛知県選手団は、技能五輪、アビリンピック共にこの賞を獲得し、技能分野における愛知県の女性の活躍を全国に向けて力強く発信できたと思っております。
 今回の最優秀技能選手団賞の15連覇を、来年の「あいち技能五輪・アビリンピック2020」でも更に伸ばし、技能王国としての愛知県の地位をより一層高められるよう、県内選手の一層の強化に取り組むとともに、選手・指導者の皆様の奮起を期待をいたします。
 なお、今大会には、速報値でありますが、総勢18万人の方が御来場、ですから4日間でですね、金土日月、基本的には土日、土曜日が一番、むちゃくちゃ多かったと聞いておりますが、18万人の方に御来場いただき、大盛況のうちにですね、閉幕することができました。
 大会において培われた技能を尊重する気運を今後も継続して高めていき、来年の「あいち技能五輪・アビリンピック2020」では、今年の大会以上に盛り上げられるよう、しっかりと準備を進めてまいります。
 関係者の皆様には心から感謝を申し上げるとともに、引き続き御支援、御協力を賜りますようにお願いを申し上げたいというふうに思っております。
 なお、お手元に速報の資料を作りました。御覧をいただきたいと思います。
 技能五輪全国大会には全国から42職種1,239名、これ1枚目ですね。アビリンピックには23種目382名の選手が参加をしていただいたということでございます。そして、「女性の活躍賞」というのも今回設けさせていただきました。
 裏面の2枚目に書いてありますが、愛知県からは、技能五輪全国大会は206名出場し93名が入賞したと。アビリンピックは28名で、15名が入賞したということで、素晴らしいことでございます。
 入賞者名簿が3ページ以下でございますので、また御覧をいただければ。これだけ多くの方がですね、メダルをとっていただいた。7ページはアビリンピックということでございます。
 8ページがこれまでの大会等の推移といいますか、経緯を資料にいたしておりますので、また御覧をいただければというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。ということですね。
 今後ともですね、この技能五輪、技能王国愛知をですね、引き続きしっかりと盛り上げていきたいというふうに思っております。
 ちなみに、国家資格である技能士という資格を持っている人が、延べですが、1人が幾つか持っているので人数ではありませんが、愛知県は35万人いて、日本一です。東京都が第2位でね、28万人ぐらいなんですね。1人が幾つか持っているというのはありますけれど。ですから、そういう意味でもやっぱり圧倒的に技能王国だということでございまして、引き続き盛り上げていきたいと思います。
 なお、今大会ではですね、15日金曜日の開会式の後にですね、4時からでありましたが、ちょっと風が強くて寒かったんですけれども、技能五輪全国大会とアビリンピック史上初めて、都道府県選手団相互の交流会を開催をし、各都道府県選手団代表者47名がステージに登壇して大会に向けた意気込みを発言をしていただいたのも今回初めてでありますし、また、来場者にですね、競技の内容を知っていただこうということで、主に小中高生を対象にですね、工業高校や農業高校の生徒さんによる高校生ガイドも配置をいたしました。また、今回、史上初めて特別支援学校高等部の生徒がアビリンピックの競技について解説も行いました。そうしたこともですね、盛り上げていきたいと思います。また、観戦ガイドブックを、史上初めてスマホのアプリでも作成をしたということも初めてでございます。
 それから選手に対してはですね、中小企業や学校、関係団体を対象に、選手強化と大会出場に関する支援も行っています。選手強化に、訓練に必要な外部講師、教材・訓練材料の費用を上限13万円まで助成をしている制度でありますとか、合同公開練習会を9月15日にAichi Sky Expoでやったとかですね。あと、この技能五輪全国大会に出場する助成金制度として、大会の参加負担金ですね、学生の8,050円から一般の10万7,100円まで、全額を助成する制度もありまして、今回、41名の方がこの助成金制度も利用していただいております。そういう助成もさせていただいております。
 そしてですね、来年度に向けては、今朝の、午前中の閉会式でも申し上げましたが、今年は「女性の活躍賞」を設けました。来年度は、2年続けてやるので、今年の成績を大きく上回って伸びたところを表彰するという制度をですね、作るということを表明しました、申し上げましたので、大いに張り切っていただきたいというふうに思っております。
 なお、国際大会への出場資格というのは、国際大会は2年に1回、今年やりましたから次は2021年の中国大会になりますが、その中国大会に向けては、来年の大会で予選とするところが多いかと思いますが、中にはですね、中には、幾つかの職種で今年、それじゃ間に合わないのでですね、今年のこの大会の成績で選考すると、選考要素にするというところもあります。多くは来年というところが多いようでございますが、引き続きですね、しっかり盛り上げていきたいというふうに思っております。
 
(4)中国・上海交通大学との包括交流に関する覚書の締結について
(https://www.pref.aichi.jp/soshiki/kikaku/mou2.html)

 中国・上海交通大学との包括交流に関する覚書の締結について申し上げます。
 愛知県と上海交通大学との間で、双方の発展に向けて人的交流を始めとした協力の促進を図り、持続的な交流を行うため、11月20日水曜日に包括交流に関する覚書を締結することになりましたので、お知らせをいたします。
 これは、私が今年5月に中国渡航し、上海交通大学の黄震(こうしん)副学長と面談をした際、私から愛知県と上海交通大学との覚書締結を提案したところ、黄副学長から前向きな回答があったことを発端としております。その後、双方で覚書の内容について協議を進め、合意に至ったことから、今回、黄副学長が来県をし、本県との覚書を締結するものであります。
 なお、本県が中国の大学と覚書を締結するのは、今年9月26日の清華大学に続いて2校目となります。
 覚書の内容につきましては、「青少年の学生交流」、「人材育成や学術・技術交流を促進するための、企業でのインターンシップの実施などの人材交流」、それから「スタートアップ支援を始めとした産業・教育分野における協力促進、連携強化や幅広い人的ネットワークの構築」を対象分野としております。
 愛知県としては、スタートアップ支援と学生交流を中心として、愛知県内の様々な機関が上海交通大学と幅広く交流できるように取り組んでまいりたいと考えております。
 上海交通大学は国際的にも高い評価を得ているアジア有数の大学でありまして、その交流を深めていくことは本県にとって大変大きな意義があると考えております。
 今後は、各分野における交流を通じて、お互いに実りある成果を生み出していくことにより、日中両国はもとより、アジア、ひいては世界の発展に貢献してまいりたいと考えております。
 その後、資料をね、また御覧をいただければと思いますが、2ページ目には上海交通大学の概要。中国ですからやっぱり大分規模は大きいですね、日本の規模に比べれば大分大きいということでございます。学生数4万1,000名。名古屋大学が学生数が1万6,000名、大学院も入れてですね、入れて1万6,000名でありますから、大分大きいかなと。東京大学で3万名弱だと思いましたけれども、大変大きな大学でございます。その次が包括交流に関する覚書のものということでございます。
 ちなみに、上海交通大学の卒業生、有名な方はやはり江沢民さん、清華大学は習近平さんと、前の胡錦濤さんもそうでしたね、ということでございます。
 特にですね、学生の交流とかスタートアップ支援、そうしたことで幅広い交流を進めていきたいと思います。例えば、ロボット系スタートアップと愛知のものづくり企業との連携、学生交流では県内大学との連携というのを進めていければと思います。もう既に、これは一番の御縁はですね、かつての名大の総長をやられた平野先生がですね、平野総長が請われて上海交通大学に平野材料創新研究所というのも設けておりましてね、そちらでもう既に教えておられるということも大変な御縁ではないかというふうに思っております。特に理工系に強みがあるという大学でございます。
 ちなみに、イギリスの「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション」による世界大学ランキングは、2020年はですね、157位ということでございまして、名古屋大学が301位から350位でありますから、非常にレベルの高い大学だということでございます。中国では、清華大学、北京大学、浙江大学などに次いで7番目ということですかね。そういう大学でございまして。
 また、既に愛知県内の大学では、名古屋大学と愛知大学の2大学が上海交通大学と大学間交流協定も締結をされております。またしっかりと交流を深めていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。

(5)G20愛知・名古屋外務大臣会合の会場等での地域の魅力発信について
(https://www.pref.aichi.jp/soshiki/kokusai/exhibition.html)

 G20愛知・名古屋外務大臣会合の会場等での地域の魅力発信について申し上げます。
 この機会にですね、愛知・名古屋の多彩な魅力を世界に発信していきたいと思います。
 私が会長となっております「G20愛知・名古屋外務大臣会合推進協議会」では、愛知・名古屋の魅力を世界にPRするため、会合会場等で魅力発信事業を行います。
 まず、会合会場である名古屋観光ホテルには、尾張七宝、有松・鳴海絞、名古屋友禅、瀬戸焼、常滑焼などの伝統産品を展示するほか、パネルで愛知・名古屋の魅力をPRします。さらに、ロビーや本会議場などを愛知の花で飾り、「花の王国あいち」をPRをいたします。
 そして、国際メディアセンターが設置されるヒルトン名古屋にはですね、「愛知・名古屋魅力発信スペース」を設置をいたします。自動車産業や航空産業などの産業関連の展示、山車やからくり人形の伝統文化関連展示、サービスロボットの利用体験、ロボットアームによる呈茶サービス、愛知・名古屋のお菓子や地酒の試食・試飲、それからインフォメーションデスクでの地元情報の提供などを行います。
 なお、魅力発信スペースには英語対応が可能な案内スタッフを配置するほか、県内大学に通う大学生20名に語学ボランティアとして活躍をしていただきます。
 会合開催まで残りわずかとなりましたが、来訪するお客様をしっかりとお迎えできるように、また、愛知・名古屋の魅力を最大限PRできるよう、準備をしていきたいというふうに考えております。
 ということでございまして、先ほど申し上げましたように、中部国際空港から来県される皆さんを私がお出迎えをしたいというふうに思っております。これは、外務省もそこで出迎えるから一緒に来てねと、こういうことでございますけどね。名古屋駅から来られる国は、特に外務省は出迎えしないのでね、一般の方と一緒に来られるので。そうなると我々もちょっとそこは動静がよく分かりませんのでしないと。もちろんセキュリティーはつけますけどね、もちろんセキュリティーはつけますが。
 個別の会談もですね、今、各国大使館を通じて調整は行っているところでありまして、まだ詳細はこれからということでございます。
 それからですね、ボランティアの学生は、要は、県内の大学にですね、そういうボランティアどうですか、学生ボランティアで出していただけますかって言ったら、20の大学から応募があったので、1大学1名ということでですね、御推薦をいただいております。特に、愛知・名古屋の魅力発信スペースでね、メディアの方を対象に情報提供を行っていただこうというふうに思っております。
 それから、限られたスペースの中で最大限のPRができるように、各国代表団のいる会合会場ですね、名古屋観光ホテルでは伝統産品を中心に置くと。要はスペースがないのでね。報道関係者のいる国際メディアセンターでは、体験できる産業関連の展示を中心にしたということでございますので、よろしくお願いをいたします。
 資料を見ていただきますと、イメージのパースがつけてありますので、こんな感じですよというのを御覧をいただければというふうに思っております。
 
(6)CSF(豚コレラ)ワクチン接種の実施状況について
 豚コレラワクチンのですね、接種状況について実績だけ申し上げます。
 11月17日、昨日時点、土日も休みなしにワクチン接種をやっておりますが、昨日時点まで、昨日までの完了分についてでありますが、接種開始から24日間で、農場数は計画209農場のうち181農場で86.6パーセント、接種頭数、計画24万頭のうち約16.8万頭で70パーセントということまで来ております。あと1週間ぐらいでは何とか計画を全部達成したいというふうに思っておりますが、いずれにしても、そういう形で着々とやっているということを御報告をいたします。
 私からは以上です。

2 質疑応答
(1)令和元年台風第19号による被災地での災害ボランティア活動の支援について
【質問】 台風第19号による被災地での災害ボランティア活動の支援について、このような形でのボランティアバスの運行は、県としては初めてですか。
【知事】 県が費用負担してね、ボランティアバスを仕立てるというのは初めて。

【質問】 被災地での災害ボランティア活動の支援について、ボランティアバスの運行は年内に5便程度ということですが、年明け以降も運行を検討していますか。
【知事】 とりあえず今回ですね、県内社会福祉協議会の、7市の社会福祉協議会さんとですね、話がついて、12月半ばまでにですね、5台ということでありますが、これ、状況を見てですね、状況を見てまた御相談をしていきたいというふうに思っております。
 多分ボランティアはしばらく、もう少し必要になるのかもしれませんが、そこは状況を見て弾力的に対応していければというふうに思ってます。

【質問】 台風第19号による被災地での災害ボランティア活動の支援について、ボランティアバスの運行は今回が初めてということですが、改めて県として支援についての思いを教えてください。
【知事】 ここのところですね、日本全国でやっぱりこういう地震、風水害、自然災害が頻発しておりますので、そういったことはですね、やはり相身互いといいますかね、ということでありますし、いつ我々がそういう状況になるかも分からないです。過去にもですね、私どもは伊勢湾台風とか2000年の東海豪雨とか、大変大きな被害に遭っております。そのときは全国の皆さんに支えてもらったということでありますので、我々がやれることはですね、しっかりと全力でやっていきたい、それも迅速にやっていきたいというふうに思っております。
 そのこととあわせてね、やっぱり復旧・復興支援はもちろんでありますけれども、何といっても我々は日本一の産業県としてですね、産業・経済をしっかり回していって、もう今、日本全国サプライチェーンになってますから、そういう意味では、愛知県が元気を失うとですね、そういったところも、そういうサプライチェーンにも影響してきますので、我々はとにかくこの産業・経済、日本の成長エンジンとしてのこの愛知県の経済をね、フルに回していくということが大変大きな役割ではないか。そういった点も引き続きしっかりやっていきたいというふうに思ってます。

【質問】 台風第19号による被災地での災害ボランティア活動の支援に係るボランティアバスの運行について、これまでは社会福祉協議会レベルで行っていたのですか。
【知事】 社会福祉協議会もそうだけど、この場合はNPOだな。NPOの皆さんが自ら。ボランティアってそういうものですよね。自ら自分たちで費用を出してやってきたということですね。だからボランティア。
 我々行政は行政で、職員を派遣をする、さっき言った災害廃棄物をあれする、あと義援金を募る、それから県の住宅をあける、それから被災地の子供たちで、特に東日本大震災のときなんかはあれですけど、学校が被災して再開しない場合は子供さんも学校で受け入れるとかですね、やっぱりそういったことを行政ベースでやりましたけれども、今回はですね、とりあえず行政での支援の当面の、二、三週間のものは少し落ちついたということでありますが、やはりボランティアが非常に足らない。特に災害廃棄物がたくさん出たと。水につかったということもあってですね。
 そういう意味で、我々としては、今回、特にボランティアさんに、多くの皆さんに行っていただける、そういう後押しをね、やれたらということで、急きょちょっと考えて、社会福祉協議会さんと相談したということです。

【質問】 台風第19号による被災地での災害ボランティア活動の支援に係るボランティアバスの運行について、今回の災害は特にボランティアの必要性が高まっているということですか。
【知事】 先ほど申し上げたように、長野市と、それから宮城県の丸森町と福島県のいわき市ですか、この3市町で非常にボランティアさんが足らないという、ある意味でそのSOSが出ているので、それについて特に後押しをしたいということで、今回させていただいたということであります。

【質問】 台風第19号による被災地での災害ボランティア活動の支援に係るボランティアバスの運行について、費用は12月補正予算で組みますか。
【知事】 既決の予算の中をやりくりしてということですね。

【質問】 台風第19号による被災地での災害ボランティア活動の支援に係るボランティアバスの運行について、費用はどの程度ですか。
【知事】 130万円ぐらい。

(2)G20愛知・名古屋外務大臣会合について
【質問】 G20愛知・名古屋外務大臣会合まで一週間を切りましたが、改めて期待することを教えてください。
【知事】 29のですね、国・地域の外務大臣ですね、外交のトップリーダーが来られるわけでありますから、是非ですね、テーマは自由貿易を中心に、核にしようと。
 もともとG20の会合っていうのは、リーマンショックの後にね、アメリカの当時のブッシュ大統領が声を掛けて、その経済・金融の国際会議ということでスタートをしたわけなので、そこの世界経済・金融の安定というのがG20の根っこにありますから、そこをですね、この日本一の産業県、ものづくり・経済の中心である愛知県でその外交のトップリーダーが集まるということでありますから、是非ですね、世界経済の安定、経済・金融の安定、そして自由貿易、自由貿易をですね、しっかりと参加各国の皆さんにね、確認をしていただければ有り難いなと、そういう会合になってもらいたいというふうに思いますし、あわせてですね、多くの皆さんはお忙しいようでありますけれども、この際ですね、この愛知・名古屋の魅力、それから産業・経済力をね、しっかりとまた直接見ていただいて、その魅力を知っていただければ有り難いなというふうに思います。
 幾つかの国の外務大臣の皆さんとは直接お会いできると思いますので、お話をしてですね、アピールをしていきたい。私からも積極的にアピールをしていきたいというふうに思ってます。

【質問】 G20愛知・名古屋外務大臣会合について、警備の関係で交通規制やコインロッカーの使用停止など県民生活に影響があると思いますが、現在の県民への周知状況はどうなっていますか。
【知事】 一番のあれは、特に会場のですね、名古屋観光ホテル及び名古屋駅、あのかいわいの交通規制が一番大きいかと思いますが、それについては、テレビ、新聞報道様々、ネット等々でですね、周知に努めているということです。
 引き続きですね、これは今週末ですよということを22日・23日、その前から、21日から24日ということだと思いますが、今週ぐらいからだんだん規制がかかってきますということは、引き続きですね、周知を徹底していきたいというふうに思っております。
 これは、もうずっと繰り返し言い続けるしかないんだろうというふうに思っておりますので、またいろんな機会を捉まえてですね、そういった形での、交通規制が一番大きいと思いますが、交通規制等々があるということを周知をしていきたいというふうに思います。

(3)CSF(豚コレラ)のワクチン接種について
【質問】 CSF(豚コレラ)について、ワクチン接種をした豚の出荷が始まっているかと思います。知事は流通について懸念していましたが、出荷が始まってからの状況はどうなっていますか。
【知事】 要は、10月25日からやってますから、そういう意味では、その、何ていうんですかね、可能性としては先週ぐらいから出荷されている、出荷が可能になるというふうなのを聞いておりますけど、実際どうだったというのはちょっと私はまだ報告を受けておりませんし、その豚がワクチンを打ったか打たないかということで、それは、そういうことを言ってはいけないということにルールとしてなっておりますので、ということだということで、是非御理解いただければと思いますが。
 一方でですね、現段階では、ちょっと全体の豚の出荷の数がちょっと減ってきているということなので、非常に価格は堅調には推移しているというふうに聞いております。聞いておりますので、それは今のところですね、そういう心配されたような風評被害ということにはなっていないというふうに承知をいたしております。
 価格は、率直に言って去年よりもちょっといい状況だと聞いておりますので、そういう意味では農家さんの出荷意欲は高いというふうに聞いておりますので、こういった形で粛々とといいますかね、推移していただければかなというふうに思ってます。

【質問】 CSF(豚コレラ)のワクチン接種の費用について、現在は無料で行っていると思います。今後有料化するため12月議会での手数料を定めた条例の策定など考えていますか。
【知事】 かつてはですね、御案内のようにかつては手数料をいただいてたわけですね。二百数十円だったかな、二百数十円ね。各県みんな手数料を、要は、これは農家さんが経済行為としてやられる養豚業について、必要だからといってこのワクチン接種をですね、県の獣医師がやってたということなんで、その必要な手数料はですね、いただいてたということなんですが、これも経過で御案内のように、愛知県においてはですね、平成12年までは全頭打ってたんですね、ワクチン、2000年。平成18年を最後にやめてるんですね。それは全国的にも同じ。
 やめたときにですね、手数料条例を改正してですね、その手数料のところ、豚コレラワクチンのところをやめちゃったんですね。だから、今、根拠規定がないのでいただけないということなんですが、基本的には、本来はですね、必要な手数料は、かつてはいただいてたわけなので、いただく必要があるんじゃないかなというふうに思います。
 いずれにしても、もうすぐ12月議会の議案を発表するということになろうかと思いますので、それまでにしっかりと検討していきたいというふうに思います。
 だから、他の県だとね、打たなくなってもそのまま、手数料条例をそのまま置いてるところがあるわけですよ。そのままね、削除せずに。そういうところは取ろうと思えば取れますよね。
 でも、どうするか、ちょっと私も他県のことはよく分かりませんが、我々、今その根拠規定を切っちゃったので、今現在はですね、無料でやっておりますが、やはり方向としては、やっぱり実費手数料、実費が幾らなのかってありますが、実費手数料ぐらいはいただくというのが本来ではないでしょうかね、と思います。
 
(4)首相主催の「桜を見る会」について
【質問】 首相主催の「桜を見る会」について、安倍首相の地元有権者が多く招かれているなど問題が指摘され、来年の会は一旦中止になりました。この問題の報道等を見て知事の所感があれば教えてください。
【知事】 私も、テレビ、新聞、ネット等の報道で見るだけということでありますので、そういった報道の内容等々見てですね、ああそうなんだと言って見ているということでありますが、やはりこういう形の活動はですね、首相の桜を見る会って、これは吉田総理のとき以来ですか、最初は何か外国の大使館、大使とかそういった方々をお招きしてというふうに聞いておりますが、だんだん規模が大きくなってきたという経過だというふうに承知しておりますが、長年やってきたことではありますけれども、政府主催でやるわけですからね。税金を使ってやるということでありますから、それはやはりその主催者である首相、安倍総理始め関係の皆さんがしっかりと説明をしていくと、国民に対して説明責任を果たすということではないかというふうに思っております。
 その上でね、もう長年、60年以上やってこられたことでしょうから、そういう説明ができるということであれば、今までずっとやってきて何で急にこうやめるんだということにも、じゃあ今まで何だったんだという話にもなるかと思いますので、きっちり説明責任を果たしていった上でね、あれば、私はそういった形で多くの皆さんに、あの新宿御苑のきれいな桜をね、見ていただくというのは悪いことではないんではないかというふうに思います。
 ただ、こういう御時世ですから、やはり簡素化していったらいいんじゃないでしょうかね。簡素化して、本当に桜を見るだけとかね、ちょっとぐらいの飲物があるとかね、ちょっとお菓子があるぐらいかなということが多くの皆さんの声ではないでしょうか。
 というのが一つと、もう一つはやはり言われているのは、あれですか、前日の前夜祭から、後援者の方あれしたのをホテルニューオータニでの前夜祭ということでありますが、そこはやはり、政治家の後援会活動の一環ということでありますが、そこはやはりあれですね、当然費用は伴うことでありますし、地元有権者に関係する飲食でありますから、そこはやはり収支報告も含めてですね、収支がどうだったかということも含めて、そこはやはり政治家として、政治家としてやはりしっかり説明をしていくということが必要ではないでしょうか。
 政府主催の桜を見る会は、何ていいますかね、こういうことでしたってやつの説明責任を政府として果たすということと、今後は簡素化していくということではないかと思いますが、そういった形。
 一方で、後援会の皆さんに対する飲食を伴う前夜祭については、そこはやはり収支報告も含めてですね、やはり政治家としてしっかりと説明をしていくということが必要ではないかというふうに思っております。
 そういうふうに、報道を拝見する度にですね、そういうふうに思っているということでございます。