知事の記者会見
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令和3年3月15日(月) 午前10時
1 知事発言

 【知事】 皆様、おはようございます。3月15日月曜日午前10時の定例会見を始めさせていただきます。
 今日は、報告事項が3点ございます。

(1)豊田・岡崎地区研究開発施設用地造成事業の引渡し式について
https://www.pref.aichi.jp/soshiki/kigyo-kaihatsu/hikiwatashishiki-210324.html
 まず第1点、お手元の資料でございますが、豊田・岡崎地区研究開発施設用地造成事業の引渡し式であります。
 愛知県企業庁では、2007年度から豊田・岡崎地区で研究開発施設用地の造成を行ってまいりました。造成は、東、中、西の3工区に分けて進め、このうち東工区1期と中工区は、既にトヨタ自動車へ引渡し済みでありますが、この度、残る東工区2期と西工区の造成が完了するため、3月24日水曜日に、私も出席をし、「引渡し式」を開催をいたします。再来週ですね、ということでございます。来週か、来週ですね。来週の半ばということでございます。
 この事業は、100年に一度と言われる大変革期を迎えている自動車産業のイノベーションを支える研究開発拠点を整備するものであり、本県が日本の成長エンジンとして、我が国の発展をリードし続けるためにも、極めて重要なプロジェクトであります。
 2007年度の事業着手以来、これまでに用地買収や環境影響評価に関する手続などを経て、2012年度には造成工事に着手いたしました。その後、環境に配慮しつつ、地元の皆様にも御理解をいただきながら、約8年間にわたって鋭意工事を進めてまいりました。また、西工区においては、国家戦略特区「保安林の指定の解除手続期間の短縮」を全国で初めて活用し、速やかな引渡しにつなげることができました。
 そして、この度、東工区2期と西工区の造成工事が完了し、トヨタ自動車へ用地の引渡しを行うもので、これにより全ての用地の引渡しが完了する運びとなりました。
 今後は、引き続きトヨタ自動車により、環境に配慮しつつ施設建設工事が進められ、一昨年稼働した中工区のカントリー路などに続きまして、来年度には東工区でも一部施設が、更に、おおむね2年後の2023年度には全ての施設が稼働する予定と伺っております。
 我が国の自動車産業の頭脳となる研究開発拠点の整備により、トヨタ自動車が引き続き、我が国の経済をリードされますことを期待をいたしております。
 ということでございまして、下山(しもやま)のテストコース、研究開発団地の造成の引渡し式ということであります。資料にありますように、3月24日水曜日午前10時から45分ということで、豊田市下山の地内ということでありまして、地元選出の国会・県会・市会(議員)の先生方、また、豊田市長さん、岡崎市長さん、また、両市議会議長さん、地元自治会、地元関係団体、そしてトヨタ自動車さんということでございます。
 そして、これまでの経過でございますが、実際にですね、事業に着手といいますか、2007年とありますけれども、それはまだまだ話を始めたということでありまして、実際にその後用地買収をやり、環境影響評価の公告・縦覧を2012年の1月から着手をし、そして実際の工事にかかったのはですね、2012年と書いてありますが、これは関連のところということで、本体の起工式は2013年の半ばにやっておりますので、実際の工事は、これでですね、7年半やってきたということでございます。そして、事業面積は約650ヘクタール。6,000メートル級のコースを3本など11本のテストコース。そして総事業費は1,100億円ということでございます。
 そして、2018年2月に中工区、2020年3月に東工区の一部を引き渡しております。去年ですね、3月に東工区8割を引渡しをいたしました。中工区では、2019年4月からカントリー路、車両整備棟、来客棟の施設が稼働をいたしているということでございます。そして来年度にはですね、中工区では実験棟が、東工区ではテストコースの一部が稼働いたします。そして今後順次ですね、引渡ししたところを、施設を整備をし、2023年度にこの施設の本格稼働が始まるというふうにお聞きをいたしております。
 そして、今回の東工区はですね、8割は去年引渡しをいたしましたが、全長6,000メートルの高速周回路で、山岳の高速路ということで、ぐっと下がってまた上がるという、この高速評価路を今、1年かけて整備をしたということでありますが、相当の下りと相当の上りでありますのでね、これは多分世界中のテストコースでも一番厳しい、車にとって厳しいテストコースではないかというふうに言っておられました。それで、西工区は車両開発施設などの用地として、約23ヘクタールの面積を確保いたしております。そして、主要な施設が完成をし、本格稼働の2023年度には、約3,000人の方が働くというふうにお聞きをいたしております。
 また、アクセス道路の渋滞等々対策として、この国道301号、巴川(ともえがわ)に架かっている松平橋をもう1本架けて、そこまで4車線化をし、そこのちょうど十何メートルの切り立った崖になっているやつをぶち抜きまして、トンネルを掘って、真っすぐですね、301号へ行くというふうに道路整備も行い、同じく3月24日にその新しい道路の供用開始も、テープカットも行うということにいたしております。
 さらに、トヨタ自動車では、従業員の通勤にはシャトルバス、時差通勤、リモートワークの推進などを計画をし、交通量削減に取り組むというふうにもお聞きをいたしております。
 ということでございますが、そして、先ほど申し上げましたが、西工区において国家戦略特区「保安林の指定の解除手続期間の短縮」を全国初めて活用し、速やかな引渡しにつなげるということでございますが。これはですね、通常の用地造成では、保安林の機能を代替する施設を含む全ての工事が完了してから保安林解除手続が開始をされるということで、告示が行われるまでに、2017年度の中工区を引き渡すときは、工事完了から4か月後の用地の引渡し。いわゆる工事は秋に完成していたんですが、その後代替施設を作って、それから4か月かかったということですが、今回はですね、国家戦略特区で、一定の要件を満たせば手続開始時期を、工事完了前の代替施設設置完了時点まで前倒しをして、工事完了後速やかに引渡しを可能にする特区の規制緩和というのをですね、全国で初めて愛知県から提案をして、2019年6月にこの特例の適用、認定というのを受けております。これも使っての今回の引渡しということになったということでございます。
 当然当日は取材をいただきますが、そしてですね、今日私がつけておりますこのマスクは、引渡し式の記念品のマスクということで。ちょっと小ちゃいので分かりにくいと思いますが、コースの絵をここにつけてあるということでございます。当日、記念品でお渡しをするということでございますので、よろしくお願いをいたします。
 ということで、資料の3ページは引渡しの図面、完成予想図ということでございます。
 そして、資料の4ページがその完了の写真ということで、こうした造成工事が行われたということでございます。
 それがまず第1点でございます。

(2)学校法人名城大学との包括協定の締結及び株式会社スギ薬局・公益財団法人杉浦記念財団との包括協定の締結について
https://www.pref.aichi.jp/soshiki/kikaku/meijyo-kyotei.html
https://www.pref.aichi.jp/soshiki/chiho-sosei/sugi-sugiura-kyotei.html
 そして第2点はですね、学校法人名城大学との包括協定の締結、そしてスギ薬局・公益財団法人杉浦記念財団との包括協定の締結ということでございます。
 愛知県では、3月23日に二つの連携・協力に関する包括協定を締結することになりました。
 一つ目は、学校法人名城大学との連携・協力に関する包括協定であります。
 本県は、これまでも、県内大学等と様々な分野で連携しながら取組を進めてまいりました。名城大学には、3月23日にオープンする「あいち・なごやノーベル賞受賞者記念室」への展示物の提供や県の農業総合試験場との共同研究などで連携・協力をいただいているほか、指定管理法人として愛知総合工科高校専攻科の運営を行っていただいております。
 この度、名城大学さんから、産業振興、観光・文化振興、健康福祉の増進など、更に幅広い分野での連携・協力の御提案があり、大学の持つ多様な資源を地域づくりに生かしていただくため、本県としては、大学とは初となる、幅広い分野において連携・協力していく「包括協定」を締結する運びとなりました。
 締結式には、学校法人名城大学理事長の立花貞司(たちばなていじ)様にお越しをいただき、愛知県公館で行います。
 ということで、名城大学さんとの包括協定の資料をまた御覧をいただきますと、3月23日午後2時45分からということでありまして、連携項目は、資料の2ページにありますように、産業振興、観光・文化振興始め9の項目ということでございます。
 名城大学さんは、9学部、そして1万5,000人の学生を擁する総合大学ということでございまして、これまでに、赤﨑(あかさき)先生、天野(あまの)先生、吉野(よしの)先生という3人のノーベル賞受賞者が在籍をされておられまして、この3月23日にオープンする「あいち・なごやノーベル賞受賞者記念室」への展示物の提供や、農業分野の共同研究などに連携・協力をいただいているほか、愛知総合工科高校の専攻科の運営にも携わっていただいているところでございます。
 ということで、そうした名城大学さんと県政全般にわたる様々なですね、分野において連携をしていくということでございますので、よろしくお願いを申し上げたいというふうに思っております。
 なお、名城大学さんはこれまで、七つの自治体、市(区)町村とですね、こうした包括協定を結んでおられますが、都道府県と結ぶのは初めてということでございます。
 愛知県はこれまで、県内大学を中心に、50余りの協定を大学との間に、研究ですね、研究とか医療とかそうしたことに、個別分野について結んでおりますが、名城大学さんとも、名城大学農学部と愛知県農業総合試験場との研究協力に関する協定を結んでおりますが、包括協定は今回が初めてということでございます。
 そして二つ目でございます。また資料へ戻っていただきますと、二つ目は、株式会社スギ薬局及び公益財団法人杉浦記念財団との地方創生SDGsに関する包括協定です。
 地方創生の推進に当たりましては、本県では、これまでに14の企業と包括協定を締結してまいりました。今回、株式会社スギ薬局と、その創業者である杉浦広一(すぎうらひろかず)氏と杉浦昭子(すぎうらあきこ)氏が設立した公益財団法人杉浦記念財団から、地方創生と国連の持続可能な開発目標であるSDGsをテーマとした包括協定の御提案をいただき、この度、締結する運びとなりました。
 今回の協定では、県内外に多くの店舗を持つ株式会社スギ薬局のネットワークを生かし、県民の健康づくりのための情報発信、交通安全・防災の普及啓発など、幅広い分野での県事業への参画・PRに加え、杉浦記念財団が持つ、介護予防や認知症予防などに関する専門的な知識の活用などで御協力をいただきます。
 締結式は、株式会社スギ薬局代表取締役社長杉浦克典(すぎうらかつのり)様と公益財団法人杉浦記念財団理事長の杉浦昭子様にお越しをいただき、愛知県公館で行います。
 今回の二つの協定は、本県の地域づくりの推進に大きな意義があるものと考えており、学校法人名城大学、株式会社スギ薬局及び公益財団法人杉浦記念財団の皆様と共に、愛知の更なる発展に向けた取組をしっかりと進めてまいります。 
 ということで、株式会社スギ薬局さんとの地方創生SDGsに関する包括協定ということで資料を御覧いただきたいと思いますが、同じく3月23日火曜日の午後4時10分から30分までということでございます。
 そして、資料の2ページにありますように、「すべての人の活躍の推進」、また、「健康・長寿の達成」、「観光・文化・スポーツ」、「安全・安心社会」、「その他、SDGsに関すること」ということで、こういう形での地方創生SDGsの包括協定ということでございます。
 これまでに愛知県では、金融機関を始めとする14の企業と地方創生に関する包括協定を締結をしてまいりました。今回、地方創生に加え、国連の持続可能な開発目標SDGsの推進をテーマとした協定の締結ということでございます。
 スギ薬局さんは全国に約1,400店舗、うち、愛知県内には約360店舗を持つほか、これまでも本県の子育て支援、認知症対策の取組に積極的に協力をしていただいてまいりました。杉浦記念財団は、杉浦広一氏と杉浦昭子氏が、地域医療・福祉の振興を目的に設立した財団でありまして、地域包括ケアシステムや介護予防、認知症予防をテーマとする研究会やセミナーを数多く開催をしておりまして、こうした分野に深い知識を有しております。こうした両者としっかりと連携をしていきたいというふうに思っております。
 今後、例えば、「あいちオレンジタウン構想」への協力、保護者の家庭教育支援の促進、学びの充実への協力促進など、幅広い分野で御協力をいただければというふうに思っております。
 地方創生とSDGsをテーマとした包括協定は、2019年に東京海上日動火災保険及びあいおいニッセイ同和損害保険様と結んでおりまして、これで3件目ということになります。健康づくりや介護予防、認知症予防などの取組を中心に、御協力をいただきたいというふうに思っております。
 なお、スギ薬局さんは、県内の13市町を始め、全国の15市町と包括協定を結んでおりますが、都道府県と結ぶのは初めてということでございます。
 それが二つ目です。

(3)愛知県広報誌・広報動画「あいちのトビラ」の制作について
https://www.pref.aichi.jp/soshiki/koho/aichi-tobira2020.html
 そして最後でございますが、愛知県広報誌・広報動画の「あいちのトビラ」の制作について申し上げます。
 愛知の魅力を国内外の方に広く知っていただき、愛知のイメージアップを図るため、愛知の魅力を総合的にPRする広報誌・広報動画「あいちのトビラ」を制作いたしました。
 今回、新たに制作をした「あいちのトビラ」は、「開いてみれば、世界が見える、未来が見える」というコンセプトの下、広報誌と広報動画を連動させた内容となっております。
 具体的には、世界に誇る最先端の自動車、航空、ロボット産業を始め、城、祭などの伝統文化、山、海などの美しい風景、愛知ならではの豊かな食文化など、様々な愛知の魅力を、日本語版、英語版、中国語版の3言語で紹介をしております。
 今回、5年ぶりに内容を刷新し、2022年秋に開業予定の「ジブリパーク」や、2026年開催予定の「第20回アジア競技大会」などを大きく取り上げた内容となっております。また、新たに、スタートアップ支援や自動運転、ヒサヤオオドオリパークなども加えております。さらに、外国語版、英語、中国語では、外国の方に人気のある日本食や山車(だし)祭りなどを多く掲載し、見る方に合わせた内容としております。
 この「広報誌」は、県が実施する各種イベント時に配布するほか、全国の旅行会社やアジア地域の在外日本国大使館などにも配布をし、PRをしてまいります。
 一般の方へは、中部国際空港や愛知県内の道の駅などで無料で配布しますので、是非お手に取って御覧をいただきたいと思います。
 「広報動画」については、県が実施する各種イベントやプロモーション活動等の場において放映をし、広く活用してまいります。
 また、本日10時に専用のWebサイトを開設し、広報動画と広報誌のデジタルブックの閲覧が可能となりますので、パソコンやスマートフォンから是非御覧をいただきたいと思います。
 資料が、今申し上げたことでございますが、資料の2ページのですね、(4)が全体構成ということでございまして、実際の冊子はこの3冊ですね。これが日本語版で「あいちのトビラ」、そして英語版が「Awesome AICHI!(オーサム・アイチ)」、そして中国語版ということでございます。
 内容はですね、この(4)にありますが、「あいちのトビラ」をぱっと見ていただきますと、「アクセス」がありましてね、世界から愛知へ、空港、名古屋駅、リニア新幹線。それから二つ目が「ジブリパーク」。そして、次が「パイオニア」ということで、自動車、航空宇宙、スタートアップ支援。それから、「トラディション」ということでですね、常滑焼、瀬戸焼、尾張七宝(おわりしっぽう)、有松・鳴海絞(ありまつ・なるみしぼり)。それから、「クロニクル」ですね、歴史・年代記ということで、名古屋城、犬山城、岡崎城、豊川稲荷など。そして、自然、「シーン」ということで、四谷(よつや)の千枚田(せんまいだ)から太平洋ロングビーチ、香嵐渓(こうらんけい)、手筒花火。それから、「カルチャー」ということで、津島の天王祭(てんのうまつり)やコスプレサミット、ひつまぶし、西尾の抹茶。最後、「スポーツ」がですね、アジア大会、ウィメンズマラソンといったような構成になっておりますので、また多くの方に御覧をいただければというふうに思っております。
 なお、こうした広報誌はですね、定期的にやっぱりアップデートしていかないといけませんので、見直しをいたしておりまして、今回は5年ぶりに内容を全面リニューアルをいたしております。2022年秋開業予定の「ジブリパーク」や2026年開催予定の「第20回アジア(競技)大会」などを大きく取り上げております。
 また、これに加えてPRする動画も作っておりますので、先ほど申し上げたように御覧をいただければというふうに思っております。
 それが発表事項であります。

(4)新型コロナウイルス感染症について
https://www.pref.aichi.jp/site/covid19-aichi/covid19-aichi.html
 そして最後にですね、お手元の資料ですね、御覧いただければと思いますが。
 まずは、70代以上の高齢者の方の割合がですね、18.5パーセント、感染経路不明の方の割合が42.1パーセント。そして重症・中等症の方の割合が11.9パーセント。そして検査件数と陽性率でございまして、7日の日曜日まで入っております。7日日曜日はもう0.5パーセントということでございます。それから(感染)経路不明の方の割合。
 そして、入院者の状況ですが、これは土曜日と日曜日は変わっておりませんが237人。これ、一遍230何人まで減ったっけ。
【感染症対策局長】 234(人)まで減りました。
【知事】 234(人)まで減ったのが、ちょっと戻ってといいますか。ですからなかなか、この週末はほぼ横ばいということで、なかなかちょっと順調には減っていかないなというふうな思いがございます。
 ただ、一方で、重症者はもう今18人まで減少しておりますので、そういう意味ではですね、新規の陽性者は昨日24人でありますので、そういう意味では、入院状況、医療現場の状況、負荷の状況というのは大分緩和といいますか、軽減はされてきているのではないかというふうに考えます。
 そして、愛知病院は6人です。施設入所が88人。名古屋の東横INNが59(人)、豊川が4(人)、三河安城25(人)ということでございます。
 そして、名古屋市内の入院が今、市民の方が市内病院に入院が90人、市外の方が6人ですから、96人。市民の方が市外病院に入院が8人という状況でございます。こちらの方も、ちょっと行きつ戻りつではありますが、市内病院への入院がやっぱり100人弱ということで、なかなか、最近は横ばいかなというふうに思っておりますが、更にぐっとこれを、あと1週間ですね、21日までの厳重警戒宣言の中でしっかりと落とし切っていってですね、何とか解除に持っていきたいというふうに思っております。
 ということで、愛知県は引き続き、21日まで厳重警戒宣言。そして、この宣言に基づく厳重警戒措置を21日までお願いをいたしております。夜9時までの飲食店の時短営業、そしてイベント・行事は50パーセントと1万人の定員のアッパー、そして午後9時まで、そしてテレワーク、リモートワーク、そして不要不急の外出・移動の自粛をお願いを申し上げます。感染防止対策の徹底を引き続きお願いを申し上げます。
 私からは以上です。

2 質疑応答
(1)新型コロナウイルス感染症について
【質問】 新型コロナの入院状況に関してですが、237(人)まで減って、少し増えたということですけれども、現時点の入院の状況と、21日での制限の解除について、現時点でのお考えをもう一度教えてもらえますでしょうか。
【知事】 週末は、ほぼ横ばいということでありますが、昨日(の新規陽性者数)が24人、今日も月曜日なので検査、検体数は少ないのではないかと思いますが、先週は月曜日は8人でしたよね。今日も多分陽性者の方は少ないのではないかと思いますのでですね、それも含めていけば、入院者はやっぱり傾向的には減っていくんだろうというふうに考えております。
 重症者の方がですね、18人まで減っておりますので、そういう意味では、医療現場の状況はですね、いわゆる負荷は軽減をされてきているのではないかと推察いたしますので、今のこの状況でいけばですね、先ほど申し上げた厳重警戒宣言は、21日で解除して、卒業という形に持っていきたいというふうに思っております。
 なお、その上においても、全てがフリーということにはなりませんのでね。やはり秋の段階のような警戒領域に移行して、引き続きですね、感染防止対策の徹底は、お願いをさせていただきたいというふうに思っております。
 その上で、どういう形で規制、抑制をお願いをしていくかは、今週しっかりと検討していきたいというふうに思っております。
 
【質問】 今の質問に関連してなんですけれども、厳重警戒宣言が解除された後、飲食店に対する営業時間の短縮は、今の知事のお考えでは、全て無くす方向なのか、それとも、エリアを縮める形、営業時間を延ばす形で何らかの規制は続くのでしょうか。その辺り、今現時点ではどうなんでしょうか。
【知事】 エリアを限定してということはなかなか難しいのではないかと思いますし、一つ前のですね、厳重警戒から、いわゆるオレンジゾーンからイエローゾーン、警戒領域になった場合はですね、秋、9月・10月・11月とですね、飲食店さんへの営業時間短縮の要請はしておりませんでした。11月の末からですね、最初、栄・錦から始まって、また全県に広げて、さらに年明け、酒類提供(の店舗)だけではなくて飲食店全てという形になってきましたので、飲食店への時短営業をお願いするかどうかというのは、やはりなかなか微妙なところかなというふうに思っております。 
 いずれにしてもですね、まだ今日は月曜日でありますので、週半ば、後半に向けて、その点もですね、様々に検討をしていきたいというふうに思っております。

3 知事発言
(1)「マラソンフェスティバル ナゴヤ・愛知2021」の結果について
 それでは、私の方から最後に一言。昨日の「マラソンフェスティバル ナゴヤ・愛知2021」の結果でございますが。
 昨日、9時から「名古屋ウィメンズホイールチェアマラソン」のスターターを行い、そして10分後、9時10分に「名古屋ウィメンズマラソン」でスターターを行わせていただきました。
 昨日は、ウィメンズ(マラソン)で出走者4,704人、完走者4,650人、98.9パーセントの完走率でありました。そして、ホイールチェアマラソンは7人出走され7人完走、シティマラソンは4,113人出走され4,052人、98.5パーセント完走ということでございました。ですから、全部合わせてですね、出走されたのは、足しますと8,817人ですか。ということで、この規模のマラソン大会、一般参加のランナーも含めてのマラソン大会は、コロナ感染症がですね、こういった形になってから、この1年では国内、また海外というか、全世界的にも初めてというようなことでありまして、大変注目をされておったと聞いておりますが。いずれにしても、結果を見ますと、救急搬送は6件ありましたが、いずれも軽度で、重篤(じゅうとく)な事案やコロナ感染疑いによる搬送はなかったということでございました。
 ということで、松田瑞生(まつだみずき)選手が優勝。素晴らしいレースだったんではないかというふうに思っております。
 また、引き続きしっかりと取り組んでいきたいというふうに思います。