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海面最終処分場で廃棄物を活用したCO2の固定化及び資源化に関する実証実験を開始します

ページID:20260831 掲載日:2026年8月31日更新 印刷ページ表示
7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに13 気候変動に具体的な対策を14 海の豊かさを守ろう

 愛知県では、カーボンニュートラルの実現などの環境分野の課題解決に向け、愛知発の環境イノベーションを創出・実装するため、全国のスタートアップ等から革新的プロジェクトを採択し、社会実装に向けた伴走支援を実施しています。
 この度、採択プロジェクトの一つである「CO2回収・固定化プロジェクト(採択者:東洋建設株式会社)」について、海面最終処分場※1で廃棄物を活用したCO2の固定化及び資源化に関する実証実験※2を9月9日(水曜日)から開始します。

※1 海面に設置された廃棄物最終処分場
※2 2025年9月19日に記者発表した実証実験の結果を踏まえ、更なる技術向上を目的に実施

1 実験目的

  衣浦(きぬうら)港3号地廃棄物最終処分場(以下「K3最終処分場」という。)の保有水(処分場内に溜まった水)へのCO2固定化技術の更なる向上及び固定したCO2の有効利用について検討する。

2 日程

 2026年9月9日(水曜日)から2027年1月頃まで

3 場所

 ​​K3最終処分場(知多郡武豊町字三号地1)

4 実験内容

 K3最終処分場の保有水に、以下の2種類の方法によりCO2を効率的に溶解させて、CaCO3 (炭酸カルシウム) として固定し、その固定量を増大化する技術の向上を図ります。
 また、生成したCaCO3の効率的な回収方法や有効利用についても検討します。

[方法]
(1) ポンプによる混合
 高アルカリ性の方がCO2との反応性が高いことから、保有水中の底層に滞留している高アルカリ性の水塊をポンプにより表層に移送することで大気中からのCO2溶解量を増大化

(2) CO2曝気
 保有水中の底層に滞留している高アルカリ性の水塊にCO2を曝気することでCO2溶解量を増大化

実証実験の概略図
                  実証実験の概略図

5 取材について

 現地での取材は、安全に取材していただくための準備が必要ですので、9月9日(水曜日)から11日(金曜日)までの間で対応させていただきます。

 取材を希望される方は、9月7日(月曜日)17時までに、問合せ先まで御連絡ください。

​[問合せ先]
 愛知県環境局環境政策部環境政策課
 環境イノベーション推進グループ(福嶋)
 電話:052-954-6982(ダイヤルイン)
 メール:kankyo@pref.aichi.lg.jp

参考1 事業者の詳細

 東洋建設株式会社
 代表者:代表取締役 社長執行役員 中村 龍由(なかむら たつよし)
 本社所在地:東京都千代田区神田神保町一丁目105番地 神保町三井ビルディング11階
 事業内容:総合建設業(海上・陸上土木、建築)、不動産事業等

参考2 2025年9月19日に記者発表した実証実験の概要

1 実験内容
 K3最終処分場の保有水に、以下の方法でCO2を溶解させて、CaCO3(炭酸カルシウム)として固定化します。その上で、固定量を分析・評価して、固定技術の改善を図ります。

[方法]
​ 保有水中に沈めた容器にCO2を高濃度に充填することによって、保有水中にCO2を効率よく溶解させるとともに、バブリングにより溶解したCO2を拡散させます。

実証実験の概略図
            実証実験の概略図

2 実験結果
以下の条件により、CO2溶解量が増加することが明らかとなりました。
・保有水のアルカリ性が高いこと
・保有水の水温が低いこと
・CO2を溶解した保有水が滞留しないように拡散すること
・CO2と保有水が接する界面を揺らすこと

参考3 2024年度採択プロジェクト一覧

2024年度採択プロジェクト一覧
会社名
[本社所在地・創業年]​
プロジェクト概要
(1)エネルギーの創出・利用モデル
(株)Eサーモジェンテック
[京都府京都市・2013年]
【熱を直接電気に変換する熱電発電システム実装】
 工場等で発生する低温排熱を、タービンを使わずに直接電気に変換する「熱電発電」技術を用いた排熱回収システムを工場等に実装
(株)豊橋バイオマスソリューションズ
[豊橋市・2021年]
【次世代型バイオガス発電システム導入】
 従来比2倍以上の高効率なメタン発酵技術を活用した次世代型バイオガス発電システムを食品工場等に実装
(2)温室効果ガスの吸収・利用等によるカーボンリサイクルモデル
 東洋建設(株)
[東京都千代田区・1929年]
【CO2の回収・固定化】
 海面最終処分場の保有水等に工場排ガスや大気から回収したCO2を固定化するスキームを構築・展開
(4)域内資源の有効利用を通じたサーキュラーエコノミー型ビジネスモデル
(株)fff fortississimo
(エフエフエフ フォルテッシッシモ)
[名古屋市千種区・2013年]
【リサイクル困難なプラスチックリサイクル】
 リサイクルが困難な使用済み炭素繊維強化プラスチック(CFRP)から取り出された炭素繊維の強度を復元する技術等を活用し、CFRPのリサイクルサプライチェーンを構築
(株)Spacewasp
(スペースワスプ)
[岐阜県岐阜市・2022年]
【100%植物廃棄物由来内装材の製造・リメイク】
 野菜くずや果物の皮、木くずといった植物廃棄物のみを原料とし、樹脂化・加工する技術を使って、建材や家具などの建物の内装材を製造・リメイク
サハシ特殊鋼(株)
[名古屋市港区・1903年]
【使用済み紙おむつのマテリアルリサイクル】
 摩擦熱を利用した粉砕乾燥技術とペアリング消臭技術※を組み合わせた、使用済み紙おむつのマテリアルリサイクルスキームを構築
※ 香料成分と悪臭成分を融合させ、良い香りに変化させる技術
(5)自然が持つ価値の見える化モデル
​DeepForest Technologies(株)
(ディープフォレスト テクノロジーズ)
[京都府京都市・2022年]
【ドローン・AIによる森林モニタリングシステム構築】
 ドローンで撮影した写真等をもとに、AIで樹種や樹高等を解析し、森林によるCO2固定量を把握可能な森林モニタリング手法の創出

参考4 あいち環境イノベーションプロジェクトWebページ

 https://env-innovation.pref.aichi.jp

 

このページに関する問合せ先

愛知県環境局環境政策部環境政策課
環境イノベーション推進グループ
電話:052-954-6982
メール:kankyo@pref.aichi.lg.jp