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高精度計測が可能なレーザードローンとAIを使って森林の見える化を実現する実証実験を実施します

ページID:20260924 掲載日:2026年9月24日更新 印刷ページ表示
6 安全な水とトイレを世界中に13 気候変動に具体的な対策を15 陸の豊かさも守ろう

 愛知県では、カーボンニュートラルの実現などの環境分野の課題解決に向け、愛知発の環境イノベーションを創出・実装するため、全国のスタートアップ等から革新的プロジェクトを採択し、社会実装に向けた伴走支援を実施しています。
 この度、採択プロジェクトの一つである「ドローン・AIによる森林モニタリングシステム構築プロジェクト(採択者:DeepForest Technologies(ディープフォレストテクノロジーズ)株式会社)」について、高精度計測が可能なレーザードローン(※1)とAIを使って森林の多面的機能の見える化を実現する実証実験(※2)を実施します。

※1 レーザー光を照射して森林を立体的にスキャンし、高精度に計測できる機器を搭載したドローン
※2 2025年9月12日に記者発表した実証実験の結果を踏まえ、更なる技術向上を目的に実施

1 実験目的

  高精度計測が可能なレーザードローンとAIによる森林計測・解析技術を用いて、従来手法では困難であった「樹木一本一本の形状」や「隠れた木や下層部の植生状況」などを把握し、森林の多面的機能の評価や管理における活用可能性について検討する。

2 日程

 ドローン測定日:2026年10月1日(木曜日)
 植生等現地調査日:2026年10月2日(金曜日)
 (予備日:2026年10月5日(月曜日)~7日(水曜日))

3 場所

 名古屋鉄道株式会社の社有林(瀬戸市凧山町に位置する「凧山つばきの森」周辺エリア)
 森林面積:約130ha

 

ドローン計測範囲:地図 
         ドローン計測範囲(地図)

 

ドローン計測範囲:航空写真
        ドローン計測範囲(航空写真)

4 実験内容

 社有林の一部を対象とし、レーザードローンによる上空からの計測を行い、従来より高精度なデータを取得することで、上層部分(右図の赤点線枠)だけでなく、中下層部分を含めた全体(右図の青線枠)の解析が可能となります。
 これにより、樹木一本一本の幹の太さや曲がり、隠れた背の低い木や下層部の植生状況を把握し、生物多様性、水源涵養、土砂災害防止などを分析・評価する森林の見える化サービスの事業可能性について検証します。

森林計測・解析のイメージ
          森林計測・解析のイメージ

 

5 取材について

 取材を希望される方は、当日の詳細スケジュール等をお知らせしますので、9月29日(火曜日)17時までに以下の問合せ先まで御連絡ください。

[問合せ先]​
 愛知県環境局環境政策部環境政策課
 環境イノベーション推進グループ(福嶋)
 電話:052-954-6982(ダイヤルイン)
 メール:kankyo@pref.aichi.lg.jp

参考1 事業者の詳細

  DeepForest Technologies株式会社
  代表者:代表取締役 大西 信德(おおにし まさのり)
  本社所在地:京都府京都市下京区四条通柳馬場西入立売中之町99番地四条SETビル6階
  事業内容:ソフトウェア事業、森林DX事業、カーボンクレジット事業

  名古屋鉄道株式会社
  代表者:代表取締役社長 髙﨑 裕樹(たかさき ひろき)
  本社所在地:名古屋市中村区名駅四丁目8番26号
  事業内容:鉄軌道事業、不動産事業

参考2 2025年9月12日に記者発表した実証実験の概要

1 実験内容
 ドローンで対象森林を上空からくまなく撮影し、その写真データ等をもとに、森林内の樹木の種類や高さ、直径、CO2固定量等をAI等で解析します。その結果と、別途実施する対象森林の現地調査結果とを比較検証して、必要な技術補正を行うことにより、計測・解析精度の向上を図ります。

実証予定地(約150ha)
           実証予定地(約150ha)

 

ドローン計測のイメージ
           ドローン計測のイメージ

 

2 実験結果
 対象森林の現地調査結果と比較検証して、必要な技術補正を行うことで、ドローン計測・解析技術を向上させ、計測・解析作業の標準化マニュアルを整備しました。

参考3 2024年度採択プロジェクト一覧

 
会社名
[本社所在地・創業年]​
プロジェクト概要
テーマ(1)エネルギーの創出・利用モデル
(株)豊橋バイオマスソリューションズ
[豊橋市・2021年]
【次世代型バイオガス発電システム導入】
 従来比2倍以上の高効率なメタン発酵技術を活用した次世代型バイオガス発電システムを食品工場等に実装
テーマ(2)温室効果ガスの吸収・利用等によるカーボンリサイクルモデル
東洋建設(株)
[東京都千代田区・1929年]
【CO2の回収・固定化】
 海面最終処分場※1の保有水※2等に工場排ガスや大気から回収したCO2を固定化するスキームを構築・展開
※1 水面を有する場所に設置された廃棄物最終処分場
※2 最終処分場に溜まっている水
テーマ(4)域内資源の有効利用を通じたサーキュラーエコノミー型ビジネスモデル
(株)fff fortississimo
(エフエフエフ フォルテッシッシモ)
[名古屋市千種区・2013年]
【リサイクル困難なプラスチックリサイクル】
 リサイクルが困難な使用済み炭素繊維強化プラスチック(CFRP)から取り出された炭素繊維の強度を復元する技術等を活用し、CFRPのリサイクルサプライチェーンを構築
(株)Spacewasp
(スペースワスプ)
[岐阜県岐阜市・2022年]
【100%植物廃棄物由来内装材の製造・リメイク】
 野菜くずや果物の皮、木くずといった植物廃棄物のみを原料とし、樹脂化・加工する技術を使って、建材や家具などの建物の内装材を製造・リメイク
サハシ特殊鋼(株)
[名古屋市港区・1903年]
【使用済み紙おむつのマテリアルリサイクル】
 摩擦熱を利用した粉砕乾燥技術とペアリング消臭技術※を組み合わせた、使用済み紙おむつのマテリアルリサイクルスキームを構築
※ 香料成分と悪臭成分を融合させ、良い香りに変化させる技術
テーマ(5)自然が持つ価値の見える化モデル
​DeepForest Technologies(株)
(ディープフォレスト テクノロジーズ)
[京都府京都市・2022年]
【ドローン・AIによる森林モニタリングシステム構築】
 ドローンで撮影した写真等をもとに、AIで樹種や樹高等を解析し、森林によるCO2固定量を把握可能な森林モニタリング手法の創出

 

​

参考4 2025年度採択プロジェクト一覧

 
会社名
[本社所在地・創業年]​
プロジェクト概要
テーマ(3)県民と共に進める持続可能な社会の実現モデル

(株)バイウィル
[東京都中央区・2013年]

【カーボンクレジットによる再エネ・省エネ投資の促進】
 小規模な再エネ・省エネ施設※1を活用した、家庭や企業等におけるCO2削減量を集約し、クレジット※2として地元企業等に提供するとともに、その収益をCO2削減者に還元するスキームを構築します。
 このスキームを広く展開することで、再エネ・省エネ投資を促進し地域の脱炭素を加速します。

※1 太陽光発電、蓄電池、LED照明、高効率空調・ボイラー 等
※2 CO2削減量をクレジットとして国が認証するJクレジット制度を活用

テーマ(4)域内資源の有効利用を通じたサーキュラーエコノミー型ビジネスモデル

(株)Aladdin(アラジン)
[東京都渋谷区・2020年]

【AIによるごみの分別・運搬ロボットの開発・実装】
 AIを駆使して、ごみを自動で分別し最適なタイミングとルートで指定場所へ運搬するごみ箱型のロボットを開発し、ごみの未分別が課題となっている駅や商業施設などに実装します。
 このロボットをシンボルとする、公共空間における新たなごみ収集モデルを構築します。

テーマ(6)その他環境課題に対する革新的モデル

(株)クロスイー
[名古屋市千種区・2024年]

【CO2を排出しない食品残渣等処理システムの実装】
 工場等の未利用排熱と独自に開発した触媒※を活用して、CO2を排出することなく食品残渣や下水汚泥を処理し、化学原料などにリサイクルするシステムを工場等に実装します。
 このシステムによって、動植物に由来する廃棄物の処理に伴うCO2の排出削減や炭素固定、再生利用を促進します。

※ 有機系廃棄物の水分子を取り除く化学反応を手助けする物質​

(株)フレンドマイクローブ
[名古屋市千種区・2017年]

【バイオテックを活用した油脂分解システムの実装】
 工場等の排水に含まれる油を、微生物の働きで効率的に分解・除去するシステムを開発し、中小規模の食品工場や商業施設などに実装します。
 このシステムの普及を通じ、排水中の油に起因する悪臭や害虫の発生、水質の悪化、グリストラップ※の詰まりや逆流といった排水処理の問題を解決します。

※ 工場等の排水口と下水道との間に設置されて、排水中の油や残飯、生ごみ等を分離・貯留する施設

参考5 あいち環境イノベーションプロジェクトWebページ

 https://env-innovation.pref.aichi.jp

このページに関する問合せ先

愛知県環境局環境政策部環境政策課
環境イノベーション推進グループ
電話:052-954-6982
メール:kankyo@pref.aichi.lg.jp