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あいちモビリティイノベーションプロジェクト「空と道がつながる愛知モデル2030」 ドローンを活用した物流サービスの長期事業化調査を実施します! ~ドローンと自動運転車が協調するスマートアイランド実現の検証~

ページID:0487546 掲載日:2025年10月16日更新 印刷ページ表示
9 産業と技術革新の基盤をつくろう

 愛知県は、2023年5月、「革新事業創造戦略」に基づく官民連携プロジェクトの第1号として、「あいちモビリティイノベーションプロジェクト「空と道がつながる愛知モデル2030」」(以下、「プロジェクト」という。)を立ち上げました。
 このプロジェクトでは、ドローンや空飛ぶクルマ等の次世代「空」モビリティの社会実装の早期化を図るとともに、自動運転車等の「陸」モビリティとの同時制御により創出される新しいモビリティ社会「愛知モデル」の構築や、次世代「空」モビリティの基幹産業化を目指し、取組を推進しています。
 2024年2月に策定した「推進プラン」で掲げる物流ドローンの社会実装初期のビジネスモデルとなる「ローンチモデル」を実現するため、今年度は、西尾市及び新城市において、昨年度の調査結果で抽出された課題解決に資するオペレーションで、長期事業化調査を実施します(2025年7月1日発表済み)。
 このうち、西尾市における調査の詳細が決まりましたので、お知らせします。西尾市の実証においては、ドローンによる一色港と佐久島間の物資配送を行うとともに、国土交通省のスマートアイランド推進実証調査業務を活用し、内閣府SIP第3期「スマートモビリティプラットフォームの構築」名古屋大学コンソーシアムと連携して、佐久島において、ドローンと自動配送ロボットが連携した物流、自動運転車による島内周遊を実施します。

1 実施期間等

(1)実施期間

2025年10月30日(木曜日)から11月28日(金曜日)まで(土曜日、日曜日、祝日は除きます)
本土離島間でドローンと自動配送ロボットによる配送サービス、自動運転車による観光客と島民の島内移動支援を複数回実施予定

(2)報道機関向け見学会について

2025年11月5日(水曜日)に報道機関向けの見学会を行います。詳細は後述「4 報道機関向け見学会について」を御覧ください。

2 検証内容

 

実施背景

 「推進プラン」では、「物流」分野における2026年度頃を目途としたローンチモデルとして、河川流域や本土離島間を航路とした物流サービスの実現を掲げています。
 2024年度に、一色港と佐久島間において、物流ドローンを活用した配送サービスをユーザーへ約1か月間提供する実証実験を実施し、ドローンの機体性能による配送重量の制限、着陸後の荷受へのラストワンマイル配送及び料金徴収のオペレーション構築が課題として抽出されました。
 今回の調査では、課題を解決するようなオペレーションで実施し、島民のニーズに基づく内容とすることで、より実効性のある事例を創出します。

実施内容

 企業向けの定期配送に加え、オンデマンドによる個人向けの配送を組み合わせることで、飛行回数の安定化及び島民への新たなサービス確立を目指します。
 また、自動配送ロボット(スマートアイランド推進実証調査業務で利用)との連携によりラストワンマイル配送を検証します。

検証項目

・企業向けの定期配送に加え、個人向けの配送を実施することで、飛行回数増加及び運用効率向上を検証します。
・ドローンと自動配送ロボットが連携したラストワンマイル配送を実施することで、採算性と効率性を検証します。
・現地にパイロットを配置せず遠隔から運航することで、安全面及び省人化につながるかを検証します。
・ドローンと自動運転車(スマートアイランド推進実証調査業務で利用)及びフェリーの動きを管理するシステムを活用して、効率的な運用につながるかを検証します。

※スマートアイランド推進実証調査業務概要(国土交通省予算事業)

実証内容

新技術を活用し、新たな物流・移動手段の有用性とビジネスモデルを検証する。
・ドローンと自動配送ロボットによるラストワンマイル配送
・自動運転車による島民及び観光客の島内移動
・物流・移動管理システムによる輸送管理を行い、物流の配送状況と自動運転車の運用管理

​実証のスキーム

スキーム

使用予定の機体

 
ドローン

あ

株式会社Prodrone製「PD6B-Type3」
・本格配送用機体
・推奨最大積載重量:20kg
・第一種型式認証申請機体のベースモデル
 ※認証されれば25kg以上の機体で日本初

自動運転車 自動車
​名古屋大学が開発している車両。
EV軽ミニバンにセンサーと制御用PCを後付けした自動運転車を使用し、イニシャルコストを下げ、安全機能を担保する。
自動配送ロボット ロボット
​名古屋大学が開発している車両。
荷物搬送用小型電動車にセンサーと制御用PCを後付けした自動運転搬送ロボット。

飛行ルート

本土側:一色港近傍ポンプ場跡地(西尾市一色町小薮東実録67-1、2)
離島側:佐久島内に着陸場所を2か所設置

ルート

【本土側離着陸場所((1)一色港近傍 ポンプ場跡地)】

本土

【離島側離着陸場所((2)大浦海水浴場 (3)クラインガルテン)】

離島側

自動配送ロボット、自動運転車走行ルート

走行ルート

赤:自動運転車、青:自動配送ロボット(東・西地区)

3 事業実施体制

株式会社Prodroneに委託し、下記の協力体制で実施します。

<あいちモビリティイノベーションプロジェクト>
企業又は団体名 役割
株式会社Prodrone(名古屋市天白区) 事業総括、機体提供等
名古屋鉄道株式会社(名古屋市中村区) 関係者調整、運航等
日本航空株式会社(東京都) 安全管理、運航等
株式会社スギ薬局(愛知県大府市) 日用品配送の物資協力
西三河農業協同組合(西尾市) 日用品配送の物資協力
西尾市 実証実験協力
<スマートアイランド推進実証調査業務>
企業又は団体名 役割
株式会社Prodrone(名古屋市天白区) 事業総括、実証実験の企画運営等
愛知県 関係者調整、施策検討
西尾市 離島課題検討、関係者調整、自動運転車の運行
リベラ株式会社(東京都) 物流・移動管理システムの提供、運用管理
名古屋大学(名古屋市千種区) ​自動運転車の提供、運行支援
一般社団法人地域問題研究所(名古屋市中区) 今後の展開方針検討

4 報道機関向け見学会について

(1)実施日時

2025年11月5日(水曜日)午前10時30分から午前11時30分まで
(予備日:2025年11月6日(木曜日)午前10時30分から午前11時30分まで)
※悪天候の場合は予備日に順延します

(2)見学会受付会場

大浦海水浴場
※一色港午前9時30分発~東港9時55分着の渡船にて移動してください。
※東港から会場まで、送迎します。

(3)取材の申込方法

当日の取材を希望される報道機関の方は、実証実験の安全確保のため、以下の「ドローンと自動運転車が協調するスマートアイランド実現の検証 取材申込ページ」へアクセスし、必要事項を入力の上、送信してください。当日の詳細は、申込受付後に御案内いたします。
※申込期限 2025年10月30日(木曜日)正午
https://forms.office.com/r/N1M87L6xj8
◆天候によっては、急遽中止を連絡させていただく場合があります。御了承ください。
◆実験の中止を決定した場合には、前日(11月4日(火曜日))正午までに緊急連絡先に中止の旨を御連絡させていただきます。

5 問合せ先

愛知県経済産業局次世代モビリティ産業課モビリティイノベーション推進グループ
電話:052-954-7482 FAX:052-954-6943
メール:jisedai@pref.aichi.lg.jp

<参考>

あいちモビリティイノベーションプロジェクト「空と道がつながる愛知モデル2030」の概要

  • 愛知県は、社会課題の解決と地域の活性化を図る官民連携プロジェクトの創出を目指す「革新事業創造戦略」(2022年12月策定)を推進。
  • 同戦略の枠組みによる第1号の革新プロジェクトとして、「空と道がつながる愛知モデル2030」(提案者:株式会社Prodrone)を優れた提案として採択し、2023年5月に「あいちモビリティイノベーションプロジェクト」を立ち上げ。
  • 2024年2月には、プロジェクトが目指す姿や取組の柱、ロードマップを示した「推進プラン」を策定。
  • プロジェクトは、「推進プラン」に基づいて、2030年度頃を目標に、次世代モビリティの「需要の創出」、「供給力の強化」という2つの柱に沿って、需要と供給が相互に好循環することを目指す。革新的ビジネスモデルを生み出し、そのモデルを国内外へ横展開することで、次世代モビリティの需要を拡大させる。その需要を愛知県に取り込み、産業拠点としての機能を強化させる好循環を創出することで、「空と道がつながる」新しいモビリティ社会「愛知モデル」及び次世代モビリティ産業の基幹産業化(「令和の殖産興業」)を実現する。

ドローン  

参加企業

株式会社Prodrone(提案者)、株式会社ジェイテクト、名古屋鉄道株式会社、株式会社SkyDrive、株式会社テラ・ラボ、VFR株式会社

このページに関する問合せ先

   愛知県経済産業局産業部産業振興課次世代産業室モビリティイノベーション推進グループ
​   名古屋市中区三の丸三丁目1番2号 本庁舎2階
   電話:052-954-7482  メール:jisedai@pref.aichi.lg.jp​