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あいちモビリティイノベーションプロジェクト「空と道がつながる愛知モデル2030」 ドローンを活用した物流サービスの長期事業化調査を実施します! ~陸送と空送を組み合わせたラストワンマイル配送の検証~

ページID:0487547 掲載日:2025年11月7日更新 印刷ページ表示
9 産業と技術革新の基盤をつくろう

 愛知県は、2023年5月、「革新事業創造戦略」に基づく官民連携プロジェクトの第1号として、「あいちモビリティイノベーションプロジェクト「空と道がつながる愛知モデル2030」」(以下、「プロジェクト」という。)を立ち上げました。
 このプロジェクトでは、ドローンや空飛ぶクルマ等の次世代空モビリティの社会実装の早期化を図るとともに、自動運転車等の陸モビリティとの同時制御により創出される新しいモビリティ社会「愛知モデル」の構築や、次世代空モビリティの基幹産業化を目指し、取組を推進しています。
 2024年2月に策定した「推進プラン」で掲げる物流ドローンの社会実装初期のビジネスモデルとなる「ローンチモデル」を実現するため、今年度は、西尾市及び新城市において、昨年度の調査結果で抽出された課題解決に資するオペレーションで、長期事業化調査を実施します(2025年7月1日発表済み)。
 このうち、新城市における調査の詳細が決まりましたので、お知らせします。新城市の実証においては、トラックとドローン配送を組み合わせた効率的なラストワンマイル配送を実施する「新スマート物流」の実現に向け、ドローンによる集約拠点からの荷物配送を行います。

1 実施期間等

(1)実施期間

2025年11月17日(月曜日)から12月19日(金曜日)まで(土曜日、日曜日、祝日は除きます)
山間地上空を航路としたドローンによる配送(食料品や日用品)を1日複数回実施予定

(2)報道機関向けお披露目会(愛知県知事出席)について

2025年11月28日(金曜日)に知事出席の報道機関向けのお披露目会を行います。詳細は後述「4 報道機関向けお披露目会について」を御覧ください。

2 検証内容

 

実施背景

 「推進プラン」では、「物流」分野における2026年度頃を目途としたローンチモデルとして、河川流域や本土離島間を航路とした物流サービスの実現を掲げています。
 2024年度に、新城市の鳳来地域において、物流ドローンを活用した配送サービスをユーザーへ約1か月間提供する実証実験を実施し、ドローンの機体性能による配送重量の制限、着陸後の荷受へのラストワンマイル配送及び料金徴収のオペレーション構築が課題として抽出されました。
 今回の調査では、課題を解決に資するオペレーションで実施し、住民のニーズに基づく内容とすることで、より実効性のある事例を創出します。

実施内容

 陸送と空送を組み合わせた効率的なラストワンマイル配送を実施することで、物流全体の最適化を目指す「新スマート物流」の実現に向けた取組を実施します。
 「新スマート物流」は、荷物の集約拠点となるドローンデポを設置し、物流事業者や地域小売店等の商品を集約したのち、陸送と空送で効率的に配送するというものになります。「新スマート物流」が実現することで、物流事業者の負担削減につながるだけでなく、持続的な物流構築が可能となります。
 今回の実証においては、ドローンデポからのドローン航路構築を主軸に据えて実施し、住民から注文いただいた商品を配送する買物代行も実施することで、ドローンの飛行回数を増やし、マネタイズを見据えた検証となります。
 また、置き配機能を搭載したドローンを活用することで、荷受の負担軽減及び省人化を検証します。

検証項目

・陸送と空送を組み合わせることで、運用効率を検証します。
・現地にパイロットを配置せず遠隔から運航することで、安全面及び省人化につながるかを検証します。
・置き配機能を搭載したドローンを活用することで、省人化につながるかを検証します。
・地元事業者と連携することで地域の物流課題解決につながるかを検証します。

​実証のスキーム

スキーム

使用予定の機体

 
ドローン

機体

株式会社Prodrone製「PD4B-M-AN」

・機体サイズ:展開時モーター軸間距離1,300mm以下
・推奨積載重量:3kg
・置き配可能な機構を搭載し、無人での着陸オペレーションの運用を目指す。

飛行範囲

新城市作手地区にあるAコープ作手店にドローンデポを設置し、事前調査の結果をもとに配送非効率地域に着陸場所を複数設置。今回、原則としてドローンデポから半径6kmの円内を飛行可能範囲として設定し、荷物を配送します。

飛行範囲

離着陸場所

【Aコープ作手店】

Aコープ

(参考 ドローンデポイメージ)※山梨県小菅村のドローンデポになります。

デポ

【涼風の里】

涼風

【中河内】

中河内

【塩瀬BASE三角広場】

塩瀬

【大和田】

大和田

【田代老人憩の家】

田代

【旧菅守小学校グラウンド跡地】

菅守

3 事業実施体制

株式会社NEXT DELIVERYに委託し、下記の協力体制で実施します。

 
企業又は団体名 役割
株式会社NEXT DELIVERY(山梨県) プロジェクトの統括、機体遠隔運航等
株式会社Prodrone(名古屋市天白区) 機体提供等
セイノーホールディングス株式会社(岐阜県) 物流集約に係る関係者ヒアリング等
株式会社グリーンサービス(名古屋市北区) 現地オペレーション全般、現地運航等
愛知東農業協同組合(新城市) 商品連携、場所貸し等
新城市 地元調整、関係者調整等

4 報道機関向けお披露目会(愛知県知事出席)について

(1)実施日時

2025年11月28日(金曜日)午後0時45分から午後2時45分まで
※うち午後0時45分~午後1時45分にて知事出席
※悪天候の場合は内容を変更して実施します。

(2)受付会場

JA愛知東 作手支店

(3)取材の申込方法

当日の取材を希望される報道機関の方は、実証実験の安全確保のため、以下の「陸送と空送を組み合わせたラストワンマイル配送の検証 取材申込ページ」へアクセスし、必要事項を入力の上、送信してください。当日の詳細は、申込受付後に御案内いたします。
※申込期限 2025年11月21日(金曜日)正午​
https://forms.office.com/r/PqajMwxHua

5 問合せ先

愛知県経済産業局次世代モビリティ産業課モビリティイノベーション推進グループ
電話:052-954-7482 FAX:052-954-6943
メール:jisedai@pref.aichi.lg.jp

<参考>

あいちモビリティイノベーションプロジェクト「空と道がつながる愛知モデル2030」の概要

  • 愛知県は、社会課題の解決と地域の活性化を図る官民連携プロジェクトの創出を目指す「革新事業創造戦略」(2022年12月策定)を推進。
  • 同戦略の枠組みによる第1号の革新プロジェクトとして、「空と道がつながる愛知モデル2030」(提案者:株式会社Prodrone)を優れた提案として採択し、2023年5月に「あいちモビリティイノベーションプロジェクト」を立ち上げ。
  • 2024年2月には、プロジェクトが目指す姿や取組の柱、ロードマップを示した「推進プラン」を策定。
  • プロジェクトは、「推進プラン」に基づいて、2030年度頃を目標に、次世代モビリティの「需要の創出」、「供給力の強化」という2つの柱に沿って、需要と供給が相互に好循環することを目指す。革新的ビジネスモデルを生み出し、そのモデルを国内外へ横展開することで、次世代モビリティの需要を拡大させる。その需要を愛知県に取り込み、産業拠点としての機能を強化させる好循環を創出することで、「空と道がつながる」新しいモビリティ社会「愛知モデル」及び次世代モビリティ産業の基幹産業化(「令和の殖産興業」)を実現する。

ドローン  

参加企業

株式会社Prodrone(提案者)、株式会社ジェイテクト、名古屋鉄道株式会社、株式会社SkyDrive、株式会社テラ・ラボ、VFR株式会社

このページに関する問合せ先

   愛知県経済産業局産業部産業振興課次世代産業室モビリティイノベーション推進グループ
​   名古屋市中区三の丸三丁目1番2号 本庁舎2階
   電話:052-954-7482  メール:jisedai@pref.aichi.lg.jp​