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「e-Palette」を活用した実証実験に取り組むスタートアップ等を決定しました!

ページID:0672213 掲載日:2026年10月26日更新 印刷ページ表示
9 産業と技術革新の基盤をつくろう

愛知県では、2024年10月にグランドオープンした日本最大のスタートアップ支援拠点STATION Aiを中核とした、スタートアップ・エコシステムの形成を目指しています。

この取組の一環として、新たなモビリティサービス創出に向けて「e-Palette」を活用した実証実験に取り組むスタートアップ等を募集(2026年6月15日発表済み)し、この度、3社を選定しましたので、お知らせします。

1 選定スタートアップ等及び実証実験の概要

(1) 株式会社トータルネットワークサービス(豊橋市)

ア 目的

多様な新モビリティ(e-Palette等)の導入に当たっては、他の交通との安全な共存の可能性や既存の乗降環境の適性、利用者数やヒヤリハットの発生状況などを事前に把握することが重要である。本実証では、デジタルツイン※1とゲームエンジン※2による事前シミュレーションと、e-Paletteに設置したAIカメラ等による実測を組み合わせ、導入前の予測と実態との差分を検証する。これにより、新モビリティ導入時の判断材料を整備し、将来的な汎用サービスとしての事業化可能性を確認する。

イ 企画概要

走行区間のうち重点箇所を3D点群で計測してデジタルツイン化し、人流・施設情報を重ねて、ゲームエンジン上で安全性、既存乗降環境、将来の停車候補等をシミュレーションする。AIカメラ等による実走データは2回(11月、2月)に分けて取得し、事前シミュレーションと突合し、差分要因と改善候補を整理する。

ウ 期間(予定)

2026年11月16日(月曜日)から25日(水曜日)までのうち5日程度

2027年2月8日(月曜日)から17日(水曜日)までのうち5日程度

エ 走行ルート

STATION Aiと名古屋駅を結ぶルート(定期運行ルート)

オ その他

実証期間中も名古屋駅・STATION Ai間の定期運行(2026年4月13日発表済み。運行事業者:ジェイアール東海バス株式会社)は通常どおり実施します。

(2)  株式会社スピード(名古屋市中区)

ア 目的

e-Paletteは個性的な車両・車内空間、愛くるしいデザイン、限られた乗車人数という特徴を持つ。この特徴を活かし、車内に3DCGキャラクターを乗車させることで、新たな乗車体験やモビリティ価値を創造するための技術的検証を行う。加えて、e-Palette自体をコンテンツ化するインタラクティブ(双方向)な広告やエンターテインメント手法としての事業化の可能性も検証する。

イ 企画概要

本実証では、e-Palette車内に3DCGキャラクターを乗車(投影)させるために、適切な機材の選定、乗客からの見え方、e-Paletteと球体ディスプレイを活用したインタラクティブコンテンツの3点を柱として進める。3DCG化するキャラクターを選定するにあたり、12月に車内でキャラクター候補を複数投影し、乗客が投票を行う。2月に、投票の結果選ばれたキャラクターを3DCG化して投影し、広告やエンターテイメントとしての効果を検証していく。

ウ 期間(予定)

2026年12月15日(火曜日)から17日(木曜日)まで

2027年 2月22日(月曜日)から26日(金曜日)まで

エ 走行ルート

名古屋市内(調整中)

(3) station株式会社(東京都港区)

ア 目的

名古屋駅から中川運河沿いを結ぶエリアは、自家用車が移動手段の中心となっている。そこで、回遊シャトルの運行により移動需要・回遊行動の変化を検証するとともに、地域事業者と連携した車内EC(Eコマース)・物販による「移動時間での購買需要」を検証し、「回遊シャトル×車内コマース」による地域交通モデルの事業化可能性を確認する第一歩とする。

イ 企画概要

名古屋駅から中川運河沿いの複数の商業施設等を結ぶルートにおいてe-Paletteを運行する。地域事業者と連携し、食品・日用品をEC注文し停留所拠点で受け取れる仕組みや、車内からルート上の商業施設にモバイルオーダーができる仕組みを構築することで、移動需要、回遊性、車内EC受容性の3点を検証する。

ウ 期間(予定)

2027年1月18日(月曜日)から1月31日(日曜日)まで

エ 走行ルート

名古屋駅と中川運河沿いエリアの商業施設等を結ぶルート(調整中)

オ その他

実証期間中は名古屋駅・STATION Ai間の定期運行が運休となります。

2 その他

実証期間中も、e-Paletteの運行はジェイアール東海バス株式会社が行います。実証実験に伴う名古屋駅・STATION Ai間の定期運行の運休の詳細については、愛知県スタートアップ推進課のWebページでお知らせします。

https://www.pref.aichi.jp/soshiki/startup/e-palette.html

3 問合せ先

(実証実験全般に関すること)

STATION Ai株式会社 ビビデバビデ部 オープンイノベーション推進課

メール ext-oi-development@stationai.co.jp

(定期運行を含む事業全般に関すること)

愛知県経済産業局革新事業創造部スタートアップ推進課 金丸、澤

電話 052-954-6699

メール startup@pref.aichi.lg.jp

参考情報

【用語説明・補足】

※1 デジタルツイン

現実世界のモノや設備、システムを、センサー等から取得したデータを基に仮想空間上に再現する技術。分析やシミュレーションを通じて、運用の最適化や将来予測に活用される。

※2 ゲームエンジン

描画や物理演算、音響などの機能を備え、ゲームやシミュレーション等の開発を支援するソフトウェア基盤。高品質なリアルタイム3Dコンテンツを効率的に制作できることから、様々な産業分野で活用される。

<参考1>「e-Palette」について

(1) コンセプト

e-Paletteは、様々なモビリティサービスに活用できるバッテリーEVです。開放感のある室内空間でサービスの可能性を拡げ、低床かつ大開口ドア、さらには 車高調整機能やスロープを備えることで、多くの人の移動を支えます。他にも、室内の換装によって様々なサービスを1台で提供することを目指しています。

(2) 車両写真

​車両写真

車両写真(内部)

<参考2> e-Paletteを活用した実証実験の募集概要

(1) 事業目的

次世代モビリティ「e-Palette」を活用した実証実験を実施し、STATION Ai 会員のスタートアップ等による柔軟なアイデアや革新的な技術から、MaaS(Mobility as a Serviceの略で、サービスとしてのモビリティを意味する。)につながる社会に向けた車室空間ソリューションの創出を目指します。

(2) コンセプト

e-Paletteを舞台にスタートアップ等の事業仮説を検証し、次世代モビリティ領域のイノベーションを加速します。

(3) 応募要件

STATION Ai会員であること(STATION Ai株式会社が定める所定の入会手続きを完了し、会員となる見込みであるものを含む)。

(4) 募集期間

2026年6月15日(月曜日)から7月6日(月曜日)まで

(5) 採択予定件数

3件

(6) 採択スタートアップ等への支援

 ・実証実験に係る経費を1件当たり400万円(税抜)上限として支援。

 ・事業計画書の作成をはじめとする伴走支援、月1回のメンタリング。

このページに関する問合せ先

愛知県経済産業革新事業創造部スタートアップ推進課
拠点推進グループ
担当:金丸、澤
電話:052-954-6699
メール:startup@pref.aichi.lg.jp