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【知事会見】革新事業の採択と革新事業創造事業費補助金の交付先の決定について

ページID:0595009 掲載日:2025年7月7日更新 印刷ページ表示
9 産業と技術革新の基盤をつくろう

 愛知県は、民間提案を起点として、社会課題の解決と地域の活性化を図る官民連携プロジェクトの創出を目指す「革新事業創造戦略」に基づき、産学官金の多様な主体からイノベーション創出に向けた提案を受け付ける「革新事業創造提案プラットフォーム(愛称:A-IDEA(アイディア))」を運用しています。

 このうち、有識者の審査により優れた提案であると評価されたプロジェクトは、「革新事業」に採択するとともに、民間主導で行われるものについては「革新事業創造事業費補助金」(以下「補助金」という。)により、具体化を後押ししています。

 この度、2025年3月24日(月曜日)から4月25日(金曜日)まで民間主導のプロジェクトを公募したところ、54件の応募があり、6月6日(金曜日)に開催した「2025年度 第1回革新事業創造戦略会議」における有識者の審査結果を踏まえ、6件のプロジェクトを「革新事業」に採択し、補助金の交付先に決定しましたので、お知らせします。

革新事業として採択したプロジェクト一覧(五十音順)

No.

事業者名

プロジェクト名

プロジェクトの概要

1

株式会社artkake(アトカケ)

(名古屋市昭和区)

文化導入による産業価値向上プロジェクト

未成熟ながら成長余地の大きいアート市場にて、駆け出しの作家がプロへ成長できるルートを整備し、適切な評価と継続的な展示・販売機会を提供するプラットフォームを運営。商業施設や宿泊施設などの遊休空間をギャラリー化することで、地域住民と文化の持続的な接点を創出していく。

2

株式会社mBiRS(エムバース)

(岡崎市)

スマホアプリでイノベーション!次世代インフラ管理のスタンダード

上下水道やガスなど、地下に埋設された都市インフラの老朽化が課題となる中、複数の管理者に分散している埋設物情報を一元化。位置情報技術等の活用により、現場でスマートフォン等から即時確認が可能なシステムを構築し、全国の自治体・企業への展開を目指す。

3

ノリタケ株式会社

(名古屋市西区)

農業灌水における新規水改質技術の適用

ノリタケが保有するファインバブル、オゾン水、ガス溶解ミスト噴霧などの技術を、愛知の農業の主力である施設(ハウス)園芸での灌水(水やり)に活かすことで、環境制御技術の高度化を図るとともに土壌改質の効果を狙い、農家の生産性向上(収量増加)につなげる。

4

フルハシEPO(イーピーオー)株式会社

(名古屋市中区)

産業由来CO2を溶解した海水による高密度海藻陸上養殖事業

CO2回収技術を持つ企業と連携し、CO2を海水に溶解することで従来の陸上養殖よりも高密度で安定した海藻の生産が可能な新技術を開発し、高級ではない海藻でも採算がとれる仕組みを構築するとともに、CO2の有効活用を通じて脱炭素化にも貢献する。

5

株式会社muuv links(ムーブ リンクス)

(名古屋市昭和区)

電子部品の選定・管理AIソリューション「edgefuse(エッジヒューズ)」の開発

電子部品の仕様・使用方法が記載されているデータシートをAIで自動解析・データベース化し、異なるメーカーの仕様を一元管理するシステムを構築。検索・比較を効率化し、部品選定や設計変更を迅速化すると共に、エンジニアや製造業の現場が最適な選択をできる仕組みづくりに貢献する。

6

株式会社名鉄生活創研

(名古屋市中村区)

デジタルヒューマンとの推し活体験を通じた地域の魅力発信・回遊促進と顧客行動データプラットフォーム構築

特定のタレント等を熱心に応援する「推し活」は、地域の消費や集客につながる見込みがあるため、実在するタレントをAIアバター化した「デジタルヒューマン」を活用し、「推し活」で行動変容を能動的に生み出せるかデータで検証するプラットフォームを構築し、実証する。

参考

1 革新事業創造戦略の枠組み(A-IDEAの概要等)

<推進体制>

推進体制 

  •  愛知県は、民間提案を起点として、社会課題の解決と地域の活性化を図る官民連携プロジェクトの創出を目指す「革新事業創造戦略」に基づき、産学官金の多様な主体からイノベーション創出に向けたプロジェクトアイディアや技術シーズなど提案を受け付ける「革新事業創造提案プラットフォーム(A-IDEA)」を運用している。
  •  このプラットフォームは、提案されたプロジェクトアイディアのうちで革新的なプロジェクトとなりうる優れたものを抽出するとともに、アイディアやシーズ、行政等の支援施策を相互にマッチングして、登録者間でのオープンイノベーションを創出することを目指すものである。
  •  A-IDEAに提案されたプロジェクトのうち、優れたものとして抽出されたプロジェクトについては、有識者で構成される「革新事業創造戦略会議」によって審査され、その結果を踏まえて、県が革新事業として採択するかを決定する。
  •  革新事業に採択されたプロジェクトについて、行政主導及び官民共同により行われるものは、庁内関係各課で構成するワーキンググループにより提案の具体化を検討。民間主導で行われるものについては、「革新事業創造事業費補助金」により具体化・社会実装を支援する。

2 革新事業創造戦略会議

委員名簿(2025年4月1日現在)
氏名(五十音順・敬称略) 所属・役職
粟生 万琴

株式会社LEO代表取締役CEO

武蔵野大学アントレプレナーシップ学部 教授

石川 良文 南山大学総合政策学部 教授

内田 俊宏

【座長】

中京大学経済学部 客員教授
鬼頭 雅弘 名古屋大学学術研究・産学官連携推進本部 教授
佐橋 宏隆 STATION Ai株式会社 代表取締役CEO
白木 隆光 名古屋商工会議所 産業振興部長
平光 宏臣 一般社団法人中部経済連合会 イノベーション推進部長
古田 豊 愛知県経済産業局革新事業創造部長

3 2025年度革新事業創造事業費補助金の概要

補助金の概要

補助対象事業

「革新事業」に採択された民間主導で行われるプロジェクト※

補助対象者

中小企業者等、大企業(みなし大企業を含む)、大学、研究機関、その他団体

補助対象経費

機械装置等導入費、展示会等出展費、研究開発費、施設利用料、人件費、旅費、消耗品費、委託費、外注費 等

補助対象期間

2025年4月1日(火曜日)から2026年3月20日(金曜日)まで

補助率

補助上限額

補助率:1/2以内(中小企業者等は2/3以内)

補助上限額:1,000万円

​※ 「革新事業創造戦略」で定める重点政策分野(健康長寿/農林水産業/防災・危機管理/文化芸術/スポーツ/GX/DX)に関する事業であることが必要

このページに関する問合せ先

   愛知県経済産業局革新事業創造部イノベーション企画課事業創出グループ
​   名古屋市中区三の丸三丁目1番2号 本庁舎地下1階

   電話:052-954-7424  メール:innovation@pref.aichi.lg.jp​