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【知事会見】【あいち農業イノベーションプロジェクト】 愛知県農業総合試験場と共同で農業イノベーション創出を目指す スタートアップ等からの技術提案を選定しました

ページID:0611033 掲載日:2025年10月22日更新 印刷ページ表示
2 飢餓をゼロに9 産業と技術革新の基盤をつくろう

 愛知県では、STATION Aiプロジェクトの一環として、農業総合試験場とスタートアップ等が連携して新しい農業イノベーションの創出を目指す「あいち農業イノベーションプロジェクト」を実施しています。

 プロジェクトでは現在、2022年度に選定した18課題について、2023年度から3年間の共同研究開発を進めていますが、今年度、2026年度から3年間の共同研究開発に取り組む「プロジェクト2026」を新たに立ち上げ、技術提案を募集したところ、42者から51件の応募がありました(2025年8月4日経済産業局発表済み)。

 この度、「あいち農業イノベーション研究会」の助言を踏まえ、革新性や実現可能性などの観点から審査し、農業総合試験場と共同でイノベーション創出を目指すスタートアップ等からの技術提案を5件選定しましたのでお知らせします。

1 選定結果

選定結果

 

参画企業等(所在地)

技術提案の概要

〔テーマ1〕未来へつなげるサステナブル農業の実現

1

提案者:日本製紙株式会社(東京都千代田区)

天然由来の成分を用いた脱プラスチック農業用マルチ※の開発

※雑草の抑制、地温の調節、土壌水分の保持、病害の予防などを目的に土壌の表面を覆う被覆資材。素材は主に黒色や透明のプラスチックフィルムが使われる。

2

提案者:株式会社地域環境計画(東京都世田谷区)

「アライグマ」と「ハクビシン」の習性を利用した罠の開発

共同提案者:日栄産業株式会社(栃木県佐野市)

〔テーマ2〕データ活用・自動化による栽培技術の高度化・省力化

3

提案者:株式会社きゅうりトマトなすび(東京都文京区)

お茶のベストな摘みどきをAIで自動判定する技術の開発

〔テーマ3〕急激な気候変動に対応した技術の開発

4

提案者:イノチオプラントケア株式会社(豊橋市)

ドローン散布に向く園芸施設用高機能遮熱剤の開発

共同提案者:日本ペイント・オートモーティブコーティング株式会社(大阪府枚方市)

自由提案枠

5

提案者:国立大学法人東海国立大学機構名古屋大学(名古屋市千種区)

作物の力を引き出すバイオスティミュラント(生物刺激剤)※の開発

※農作物又は土壌に施すことで、農作物の養分や環境ストレスへの耐性などを改善し、結果として農作物の品質や収量を向上させる生産資材の総称。

共同提案者:株式会社レゾナック(東京都港区)

 

2 選定に至る経緯 及び 今後のスケジュール

選定に至る経緯及び今後のスケジュール
2025 年5月20日(火曜日)~7月14日(月曜日)  技術提案の募集【2025年5月20日発表済み】
2025 年7月16日(水曜日)~8月13日(水曜日)     書類審査
2025 年8月25日(月曜日)~9月16日(火曜日)     「あいち農業イノベーション研究会」への意見照会
2025 年10月7日(火曜日)    プレゼンテーション審査・選定
2025 年10月22日(水曜日)      選定結果の公表【今回発表】
2025 年11月~2026 年3月         共同研究開発計画の作成
2026 年4月~                      共同研究開発の開始

 

【参考1】あいち農業イノベーションプロジェクトについて

  愛知県では、農業総合試験場や大学が有する技術、フィールド、ノウハウとスタートアップ等の新しいアイデアや技術を活用した共同研究体制の強化を図り、新しい農業イノベーションを創出するために「あいち農業イノベーションプロジェクト」を2021年度から進めています。

  現在、2022年度に選定したスタートアップ等と農業総合試験場が共同で「プロジェクト2023」として、18件の共同研究開発に取り組んでいます(2025年8月4日経済産業局発表済み。)。

「プロジェクト2023」における6つのテーマ(18課題)の概要 [PDFファイル/197KB]

【参考2】募集テーマ及び応募件数

 今回の募集では、4つのテーマと自由提案枠を設定し、スタートアップ等から技術提案を募集しました。募集テーマ及びテーマ毎の応募件数は下表のとおりです。

募集テーマ及び応募件数

募集テーマ

応募件数

〔テーマ1〕未来へつなげるサステナブル農業の実現

9

〔テーマ2〕データ活用・自動化による栽培技術の高度化・省力化

11

〔テーマ3〕急激な気候変動に対応した技術の開発

7

〔テーマ4〕持続可能な畜産モデルの開発

6

自由提案枠※

18

51

※テーマに関わらず、本県農業を取り巻く課題の解決に資する技術提案を幅広く募集

 

【参考3】「あいち農業イノベーション研究会」

 あいち農業イノベーションプロジェクトの取組を推進するために2021年12月に設置した研究会で、県内の大学(名古屋大学、中部大学、名城大学、豊橋技術科学大学、愛知県立大学)、農業団体(JA愛知中央会、JAあいち経済連)、農業ベンチャーキャピタル((一社)AgVenture Lab(アグベンチャーラボ))、国(東海農政局)、県が構成メンバーとなる。

 

 

このページに関する問合せ先

愛知県農業水産局農政部農業経営課農業イノベーション推進室
イノベーション推進グループ
担当:市川、井手、久米
電話:052-954-6413
内線:3670、3662
メール:nogyo-innovation@pref.aichi.lg.jp

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