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今回は、インターンシップ生の脇坂俊哉さんが中心となって取材した新城市の「東郷ケッターパーク」を紹介します。
「東郷ケッターパークとは?」
東郷ケッターパークは、マウンテンバイクをもっと親しみやすいスポーツにし、新城市民が3世代にわたって楽しめる場所を作りたいという思いから、2021年にオープンした施設です。
「長篠の戦い」の徳川家康本陣跡地にコースがあり、自然豊かな空間でマウンテンバイクを楽しめます。現在はバイク、ヘルメットを無料でレンタルしており、誰でも手ぶらで楽しめます。
今回、実際にバイクに乗らせていただきました。
運転する際には体重移動が重要なのですが、なかなか思い通りにいかず難しかったです。しかし、転倒することはなく、安全でとても楽しいスポーツだと感じました。体幹に効きます!
「東郷ケッターパーク」をプロデュースされた蜂須賀智也さんにお話を伺うことができました。
蜂須賀智也(はちすかともや)さん
愛知県西尾市出身、1976年生まれ。2019年から2021年までの3年間、新城市の地域おこし協力隊員を務め、現在は新城市地域プロジェクトマネージャーとしてスポーツツーリズムの推進に取り組んでいる。2021年には「東郷ケッターパーク」をプロデュースし、その後も様々なスポーツのイベントや大会を主催・コーディネートする等、活発に活動している。
Q.蜂須賀さんが新城市で活動するようになったきっかけは何ですか?
<蜂須賀さん>2014年に新城市で行われたマウンテンバイクのイベントをきっかけに、新城市で今後の世代にアウトドアスポーツを広めたいと考えました。そこから地域おこし協力隊として活動を始めました。
Q.東郷ケッターパークの参加費は無料ですが、どのように運営しているのですか?
<蜂須賀さん>運営はボランティアです。今は地元を中心に15人ほどのスタッフがいますが、今後はケッターパークを活用して収益が得られる仕組を作りたいと考えています。
Q.東三河のスポーツの広がりについて教えてください。
<蜂須賀さん>車の通りや信号が少ない新城などの地域は、ロードバイクで走りやすいです。また、奥三河ではマウンテンバイクも楽しめますし、田原市ではサーフィンも盛んです。アウトドアスポーツはなんでもできる環境だと思います。現状はどのスポーツもそれぞれで活動していることが多いので、スポーツやカルチャー同士でどんどん交流をしてほしいと思っています。
Q.スポーツを通した地域課題の解決に取り組まれているとのことですが、どのような方法で取り組まれているのですか。
<蜂須賀さん>今年度の取組として、大学生を新城市に招き、SUP(パドルボートという浮力の高い板を水上に浮かべ、その上に立ってパドルを漕いで進むスポーツ)、マウンテンバイク、トレッキングなど新城で楽しめるアクティビティを体験してもらいました。学生さんたちはとても楽しんでくれて、その後も、新城に遊びに来てくれるようになりました。地域課題の解決には、「楽しい」という思いが先ず大切です。スポーツは誰もが「かっこいい」とかの衝動で始めると思いますが、スポーツを通じて皆が楽しめる環境ができれば、その地域を応援する人も増えてくるし、その延長で地域課題を解決していけると思っています。
Q.蜂須賀さんの今後のビジョンを教えてください。
<蜂須賀さん>新城市の豊かな自然を生かし、アウトドアスポーツのフィールドを更に拡大ていきたいです。そして、新城市から世界にチャレンジする選手を輩出したいと考えています。また、市のブランド力を高め、アウトドアフィールドを盛り上げてくれる事業者さんを増やしていきたいです。
蜂須賀さん、インタビューにご協力いただき、ありがとうございました。
この場を借りて、お礼申し上げます。
東郷ケッターパークはイベントを開催する場としても利用されています。2022年には地元企業の協賛を受け、「東海シクロクロス iRC TIRE CUP」というオフロードの自転車競技大会が開催されました。市外の参加者だけでなく多くの新城市民も参加され、それを受けて今年も「引続き地域、企業のご協力を得て開催致します」とのことでした。
このように東郷ケッターパークは、誰もがスポーツを身近に感じられる施設として、新城市を盛り上げています。皆さんも足を運び、マウンテンバイクを楽しみましょう!
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新城市の観光・イベント情報は「新城市観光協会」ホームページへ
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