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【新たに『実践編』プログラムを導入しました】 「認知症の人にやさしい企業サポーターONEアクション研修」を実施する企業を募集しています
本県が2017年9月に策定した「あいちオレンジタウン構想」の基本理念である「地域で暮らし、学び、働く人々が、『認知症に理解の深いまちづくり』に『じぶんごと』として取り組む社会の実現」のため、「認知症の人にやさしい企業サポーターONEアクション研修」(以下、「ONEアクション研修」とします。)」を実施する企業を募集しています。
「ONEアクション研修」とは、日ごろ認知症の人と関わる機会が多いことが想定される小売業、金融機関、公共交通機関等で働く人たちが、認知症への対応を身に付け、日常の業務でさりげなく支援できるようになることを目指して県が独自に開発した研修です。
社会全体が高齢化しているなか、今後、企業が関わるお客様も高齢者の占める割合が益々増加していくことが考えられます。また、認知症は加齢にともない有病率が高くなるため、企業のお客様に認知症の方がいることは珍しいことではありません。
企業が、認知症の人に対する理解を深め、認知症になっても利用し続けられる店舗やサービス・製品を提供することは、認知症の人や家族のみならず、企業や社会にとっても有益であると考えられます。
認知症に理解の深いまちづくりを目指して、事業者の皆様方の取組の「はじめの一歩」として、『ONEアクション研修』をぜひ御活用ください。
ONEアクション研修の概要
ONEアクション研修には、認知症の人に関する基礎知識や具体的な対応方法を学ぶ「接遇編」と、認知症の人が安心して利用できる店舗やサービス等について、自社の店舗環境やサービス等を振り返り、具体的な取組を考える「(別冊)実践編」の2つのプログラムがあります。
【接遇編】 | 別冊【実践編】 | |
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1.目的 | 認知症のお客様への具体的な対応方法(接遇)を学ぶ | 認知症のお客様が利用しやすい店舗やサービス・製品の実現に向けた視点を学ぶ |
2.対象となる企業 | ・愛知県内に事業所を有する認知症の人と接する機会のある企業・事業者・団体 ・主に小売業・金融機関・公共交通機関等。 |
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3.対象者 | 認知症の人と接する機会のある職場の職員 |
・認知症の人と接する機会のある職場の職員 |
4.内容 |
講義:認知症の人への対応に関する考え方 |
講義:取組を検討するための視点 ワーク:普段の業務を振り返り、改善点等から職場でできる取組について考えるワーク |
5.時間 |
基本45分 |
30分~ |
6.講師 | 認知症地域支援推進員、地域包括支援センター職員、職場の研修担当者(認知症の基礎知識を有する方)等、キャラバンメイト等 |
1 研修プログラム・教材
2 啓発グッズの提供
(1) ステッカー
・ONEアクション研修を実施した職場には、「あいち認知症ONEアクション(ステッカー)」を交付しています。ステッカーは職場、店頭等に掲示することを推奨します。
・ステッカー交付先の職場は、県ホームページで公表するとともに、県が主催する行事等で認知症の理解を深めている職場としてPRします。
(2) ピンバッジ
・ONEアクション研修を修了した職員には、「あいち認知症ONEアクション(ピンバッジ)」を交付します。
(3)ステッカー、 ピンバッジのデザイン
・ONEアクション研修を受講した証となるステッカーとピンバッジのデサインは、認知症の人が安心して外出できるまちづくり推進の一環として「シンボルマークの募集」を行い、選定しました。
・「シンボルマークの募集」には、県内在学の高校生、専門学校生から計32作品の応募があり、審査の結果、愛知県立瀬戸窯業高等学校 工芸デザイン科3年の西村奈津希さんの作品が選定されました。
◇◇◇◇◇◇◇「シンボルマークデザインのコンセプト」◇◇◇◇◇◇◇
西村奈津希さん「認知症の方々をサポートすることへの誇りとかっこよさをONEアクションという名前を出して目立たせ、認知症への理解を深めてもらうためにイメージカラーのオレンジを主として使い、表現しました。」
◇ステッカー(A5サイズ)のデザイン◇ ◇ピンバッジ(20ミリ×20ミリ)のデザインと画像◇
3 費用
なお、企業申込者側で準備いただく会場が有料だった場合の経費、資料印刷等の経費は企業申込者側の御負担となります。
4 実施の流れ
ONEアクション研修の実施状況
◇ONEアクション研修を実施した職場向けステッカー◇ ◇ONEアクション研修を修了した職員向けピンバッジ◇