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主な食中毒とその予防対策 【ボツリヌス菌食中毒】

ページID:0376561 掲載日:2017年4月10日更新 印刷ページ表示

概要

ボツリヌス菌食中毒
概要

食品中にボツリヌス菌が増殖して産生する毒素による食中毒で細菌性食中毒の中で死亡率が高く最も恐ろしい
発生件数は多くないが早期に治療されないと死亡率は50%に達する
産生毒素によってA~G型に分類され、食中毒を起こすのはA,B,E,F型が知られており、わが国ではE型が多い

性質

・嫌気性(酸素の無い状態)の環境で勢いを得て増殖し、毒素を産生する
・菌の芽胞は熱に強く120℃で4分間加熱しないと死なない
・潜伏期間は8~36時間 
・本来土壌菌であるが、水、ほこり、動物の排泄物中に分布

原因食品

・缶詰、びん詰(魚、獣肉、野菜、果実)
・いずし
・ハム、ソーセージ

主な症状

・胃腸症状に続いて神経症状(胃腸症状の無い場合もある)
・悪心
・眼症状(眼瞼下垂、視力低下、瞳孔散大)
・嘔吐
・咽喉頭麻痺(嚥下困難、発声困難)
・腹痛
・呼吸障害
・下痢
・一般に発熱は無い

予防対策

・原料とする野菜などは十分洗浄する
・魚の調理には腸内容が魚肉を汚染しないように注意する

 

乳児ボツリヌス症

概要

1歳未満の乳児に特有の疾病で、経口的に摂取されたボツリヌス菌の芽胞が腸管内で発芽・増殖し、その際に産生される毒素により発症する。

原因食品

主にハチミツ

主な症状

弛緩性の麻痺

呼吸麻痺

便秘

予防対策

・1歳未満の乳児に、ボツリヌス菌の芽胞による汚染の可能性がある食品(ハチミツ等)を与えるのは避けてください。

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