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HACCPについて
HACCP(ハサップ)ってなあに?
宇宙食はどうやってつくるの?
ロケットに乗って長期間宇宙を旅するとき、宇宙飛行士たちの食事はすべて地球で作ってロケットに積んで行きます。狭いロケットの中で、しかも宇宙旅行中に食中毒になったら大変です。宇宙飛行士たちの食事は絶対に安全でなければなりません。
そこで、NASA(アメリカ航空宇宙局)は、食品の安全性を確保するための方法を考え出しました。これが、HACCP(危害分析重要管理点)という方法です。
HACCP(ハサップ)とは?
HACCP(Hazard Analysis and Critical Control Points)とは、危害分析(HA)・重要管理点(CCP)と呼ばれ、原料の受入から製品出荷までの各工程において、食中毒などの健康被害を引き起こす可能性のある危害要因を予測し、危害防止に重要な工程を継続的に監視、記録することにより、製品の安全性を確保する衛生管理手法です。
この手法は、アメリカ、EU等の先進国を中心に食品等事業者に導入が義務付けられているほか、日本から食品を輸出する際に要件とされる場合があるなど、世界標準の手法となっています。
HACCPの制度化について
我が国でも、平成30年6月13日付けで、HACCPの制度化を含む「食品衛生法等の一部を改正する法律」が公布され、原則として全ての食品等事業者(食品の製造・加工、調理、販売等)に、一般衛生管理及び「HACCPに沿った衛生管理」を含む衛生管理計画の作成、実施が求められます。
「HACCPに沿った衛生管理」の基準は、食品等事業者の業種又は規模によって「HACCPに基づく衛生管理」と「HACCPの考え方を取り入れた衛生管理」の2つの基準に分かれています。また、このHACCPの制度化については、令和3年5月31日までに取組む必要があります。
HACCPの制度化に関するリーフレット(飲食店ver) [Wordファイル/245KB]
HACCPの制度化に関するリーフレット(菓子ver) [Wordファイル/253KB]
HACCPの制度化に関するリーフレット(パンver) [Wordファイル/298KB]
HACCPの制度化に関するリーフレット(青果・水産(仲)卸売ver) [Wordファイル/1.78MB]
※「HACCPの考え方を取り入れた衛生管理」の手引書等、HACCP制度化の詳細は、厚生労働省Webページをご覧ください。