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令和7年度食品、添加物等の夏期一斉取締りを行います
令和7年度食品、添加物等の夏期一斉取締りを行います
夏期においては、腸炎ビブリオ※1や腸管出血性大腸菌※2などの細菌性食中毒が発生しやすい気候条件となります。また、食品の保存性を高めるために、保存料などの食品添加物が不適切に使用されるおそれがあります。
このため、愛知県では、毎年この時期に食品による危害の発生を防止することを目的として、食品及び添加物等の一斉取締りを実施し、食品の安全確保を図っています。
本年度も食品広域機動班(瀬戸保健所豊明保健分室・豊川保健所蒲郡保健分室に駐在)、県内11保健所及び食品衛生検査所(名古屋市中央卸売市場北部市場に設置)の食品衛生監視員が、下記のとおり県内(名古屋市、豊橋市、岡崎市、一宮市及び豊田市を除く。)の食品等事業者の施設を対象に監視指導の強化と食品・添加物等の検査を実施します。
※1 腸炎ビブリオ
〈特徴〉 海(河口部、沿岸部など)に生息。室温でも速やかに増殖する。
3%前後の食塩を含む食品中でよく増殖する。
〈症状〉 潜伏期は8~24時間。腹痛、水様下痢、発熱、嘔吐。
〈過去の原因食〉 魚介類(刺身、寿司、魚介類加工品)、漬物、塩辛等。
※2 腸管出血性大腸菌
〈特徴〉 牛などの家畜の腸に生息。糞などを介して牛肉やその他の食品、井戸水等を汚染する。
少量でも感染する。
〈症状〉 潜伏期は2日から7日程度。発熱や激しい腹痛、下痢(血便)、嘔吐など。
抵抗力の弱い子供や妊婦、高齢者などは重症化しやすく、注意が必要。
〈過去の原因食〉 生や加熱不足の食肉。
1 実施期間
2 実施内容
(1) 監視指導
ア 各営業施設の衛生状態、食品等の製造・保管・販売方法及び表示等の監視指導
イ 食品製造施設における添加物の適正使用等の監視指導
(2) 食品等の収去※3検査
ア 食品中の添加物(保存料、着色料等)の検査
イ アイスクリーム類、生食用鮮魚介類、弁当、そうざい等の細菌検査
※3 収去
食品中に含まれる添加物や農薬等を検査するために、食品衛生法及び食品表示法に基づき販売店舗等から無償で
必要最低限の量の食品等をもらい受けること。
3 措置
監視指導又は食品等の検査の結果、違反を発見した場合は、営業の禁停止、食品の回収・廃棄等、衛生上の危害発生防止のために必要な措置を講じます。