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第2段階
(2)第2段階 1997年~2007年
整備年度:1997年~2007年(平成9年~平成19年)
対象区間:1k000~1k400
整備コンセプト:水際の固定化を回避⇒「高水敷は必要か?」
対象区間:1k000~1k400
整備コンセプト:水際の固定化を回避⇒「高水敷は必要か?」
第2段階では、第1段階の成果や課題を踏まえて、新たな整備コンセプトで多自然型川づくり・多自然川づくりに取り組みました。
●計画(P)
第1段階での課題の1つが「水際の固定」でした。そこで第2段階の担当者は、水際が固定されてしまうなら、そもそも高水敷がなくてもよいのではないかと考えました。高水敷や低水護岸を設置しないことしましたが、そのままだと平らな広い河床となってしまうため、澪筋を掘ることとしました。
また、水際や堤防法面を保全するため、できるだけ片岸引き堤としました。
一方で、第1段階ではコンクリートは使わないこととしましたが、治水上守るべきところは堅固に守るために堤防護岸にブロックマットを設置し、覆土をしました。
また、水際や堤防法面を保全するため、できるだけ片岸引き堤としました。
一方で、第1段階ではコンクリートは使わないこととしましたが、治水上守るべきところは堅固に守るために堤防護岸にブロックマットを設置し、覆土をしました。
●整備(D)
整備項目 | 整備内容 | 目標 |
---|---|---|
川幅の拡幅 | 片岸(左岸)引き堤 | 右岸側の保全 |
高水護岸 | ブロックマット+土羽 | 堅固な堤防と法面の植生回復 |
河床 | 澪筋の掘削 | 河床変化の創出 |

●結果(C)
第2段階の整備を実施した区間では、入り組みのある水際が形成され植生も繁茂しました。一方で、やや深い澪筋を設けることで河床一面に植生が生育することもありませんでした。
