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第3回人と自然の共生国際フォーラム 開催記録
第3回人と自然の共生国際フォーラム(平成21年)

日時
平成21年10月24日(土曜日)
・フィールドワーク
平成21年10月25日(日曜日)
場所
愛知県産業労働センター(ウインクあいち)大ホール
・フィールドワーク
尾張地域コース(愛・パーク、あいち海上の森センター、海上の森、中部大学)
三河地域コース(高性能林業機械間伐事業地「つくで手作り村」、四谷の千枚田、川売地区)
テーマ
~森林・里山にみるいのちのつながり~
日程
写真 | プログラム |
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開会式 (10時00分~10時20分) ・開会のことば 青木 章雄 (愛知県農林水産部農林基盤担当局長) ・主催者あいさつ 稲垣 隆司 (愛知県副知事) ・来賓祝辞 鈴木 孝昌 (愛知県議会 副議長) |
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基調講演 (10時20分~11時30分) ・テーマ 「生物多様性とあいち・なごやで開催されるCOP10の重要性」 ・講師:クリスティーヌ・フォン・ヴァイツゼッカー |
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ポスターセッション (11時40分~13時20分) (計37団体・施設) |
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パネルディスカッション (13時30分~16時20分) ・テーマ 「生物多様性から人と自然の共生を考える ~森林・里山にみるいのちのつながり~」 ・コーディネーター 川井 秀一 (京都大学生存圏研究所所長) ・パネリスト 香坂 玲 (名古屋市立大学大学院経済学研究科 准教授) ・コメンテーター マリ クリスティーヌ (異文化コミュニケーター、COP10広報アドバイザー、あいち海上の森センター 名誉センター長) |
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COP10応援曲披露 (16時20分~16時50分) 愛・地球博記念市民合唱団 ソプラノ歌手:小沢祐美子 |
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フォーラム宣言・閉会式 (16時50分~17時00分) ・宣言採択:川井 秀一 (パネルディスカッションコーディネーター) ・閉会のことば:井桁 正人 (愛知県農林水産部技監) |
交流会 (17時30分~19時00分) |
写真 | プログラム |
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「生物多様性、森林・里山体感ツアー」 尾張地域コース 八草駅 出発 → 1.瀬戸市万博記念公園(愛・パーク) → 2.あいち海上の森センター(ムーアカデミー) → 3.海上の森 → 4.中部大学(あいち森と緑づくりモデル事業地) →八草駅 到着 |
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「生物多様性、森林・里山体感ツアー」 三河地域コース 豊橋駅 出発 → 1.高性能林業機械間伐事業地(道の駅「つくで手作り村」駐車場)(新城市) → 2.四谷の千枚田(新城市) → 3.川売地区(にほんの里100選)(新城市) →豊橋駅 到着 |
フォーラム宣言
私たちは、これまでに開催したフォーラムで、世界に存在する「里山的システム」を大切にし、また森林を守り、循環的利用を図っていくことが、持続可能な社会づくりに向けて大切なことを学んだ。
今回、第3回フォーラムでは、2010年にあいち・なごやで開催されるCOP10を受け、「生物多様性」という視点から森林・里山を見つめ直し、その役割を改めて認識した。
私たちの暮らしは、多様な生き物から恵みを受けることで成り立っているが、今も世界では多くの生き物が絶滅している。この現状に目を向け、私たちの身近な森林・里山について考え、生物多様性の保全と利活用にどのように関わり、行動すべきかを議論した結果、以下の宣言を行う。
1. 私たちの暮らしが生物多様性とどのように関係しているのか、環境や科学の面から、また地球ならびに地域の社会・経済の問題として、正しく理解すること。
2. 生物多様性の保全活動の強化と生物資源の持続的利用に向けて、市民・企業・自治体・政府が積極的に発言、参画し、連携していくこと。
3. 原生林の保護、里山や人工林の適切な管理・育成を行い、生物多様性に富んだ「ゆたかなもりづくり」を図っていくこと。
4. 日本の「里山」という人と自然が共生するシステムの普及に向けて、世界の人々に分かりやすく発信し、世界各地でこのシステムが生かされるよう、協力の取組を行っていくこと。
以上、2010年に開催されるCOP10に向けて、これらのことを広く発信し、自らも具体的に行動していくことを約束する。