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消費者トラブル情報<あいちクリオ通信2022年6月号>2021年度消費生活相談の集計と分析
2022年6月30(木曜日)発表
-消費者トラブル情報- <あいちクリオ通信>
愛知県及び市町村の消費生活相談窓口には、消費生活に関する様々な相談が寄せられています。
この「-消費者トラブル情報- <あいちクリオ通信>」では、消費者被害の未然防止を図ることを目的にその時々の具体的な相談事例を紹介し、消費者トラブルに対する注意を喚起しています。
6月号の概要
2021年度消費生活相談の集計と分析
~「副業」に関する相談件数が急増~
【2021年度消費生活相談概要】
~相談件数は減少も、若者に特徴的な相談が増加傾向~
○ 愛知県及び市町村に寄せられた相談件数は、41,968件(県:10,153件、市町村:31,815件)で、前年度に比べ、6,123件、12.7%減少しました。この理由は、前年度、新型コロナウイルス関連で多く寄せられたマスクなどの衛生用品の品不足や価格高騰、旅行や結婚式のキャンセルに関する相談等が減少したことによるものと考えられます。
○ 契約当事者の年代3区分別の相談件数を見ると、前年度に比べ、どの世代も減少しています。相談全体に占める若者の割合(14.4%)は横ばいですが、後述する「副業」に関する相談や、賃貸アパート退去時等の「修繕費」に関する相談は、若者からの相談件数が増加傾向にあります。
○ 商品・サービス別では、身に覚えのない架空請求など商品が特定できない「商品一般」が、3,778件で最も多く、以下、「化粧品」(2,140件)、「賃貸アパート」(1,484件)、アダルト情報サイトや音楽情報サイトなどの「娯楽等情報配信サービス」(1,407件)、「健康食品」(1,406件)、の順となっています。
【2021年度の特徴的相談】
〇 インターネット・SNS等による「副業」に関する相談が急増
簡単に稼げると称した副業サイトに関する相談が、前年度に比べ倍増(2.1倍)となっています。特に若者からの相談が最も多く、全体の56.7%を占めています。
〇 賃貸アパート退去時等の「修繕費」に関する相談件数が依然高水準
賃貸アパートの退去時に、一方的に高額な修繕費を請求されたなどの相談が、依然として多く寄せられています。特に若者からの相談が増加傾向にあります。
〇 「定期購入」に関する相談件数が依然高水準
化粧品や健康食品を1回限りの「お試し」のつもりで注文したが、実は「定期購入」だったという相談が、依然として多く寄せられています。
◆2021年度消費生活相談の集計
愛知県及び市町村がPIO-NET(全国消費生活情報ネットワークシステム)に登録した相談データ(2022年5月17日現在)に基づいています。
相談窓口
〇 消費者ホットライン Tel 188(いやや!)
身近な消費生活相談窓口につながります。
消費者トラブル情報-<あいちクリオ通信 2022年6月号>
あいちクリオ通信2022年6月号 [PDFファイル/940KB]
問合せ
愛知県 県民文化局 県民生活部 県民生活課
消費生活相談・消費者教育グループ(消費生活相談窓口ではありません)
担当:寺澤、松宮
電話:052-961-2111
内線:5031、5032
ダイヤルイン:052-954-6165
E-mail: kenminseikatsu@pref.aichi.lg.jp