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広東省の概要
友好提携年月日 | 2019年(令和元年)5月16日 |
人口 | 12,706万人(2023年末常住人口、愛知県の約17倍) |
面積 | 179,700 km2 (愛知県の約35倍) |
省都 | 広州市 |
気候 | 一部の山岳地帯を除いて、省の大部分は亜熱帯季節風気候であり、高温多湿。年間平均気温は摂氏19~26度。また全国の中でも太陽光と水資源が最も豊かな地域の一つであり、年間平均日照時間と降雨量はそれぞれ1,500~2,300時間と1,300~2,300mmにも及ぶ。 |
地形 | 地殻変動等の影響により、広東省の地形は比較的複雑で多様性に富んでいる。山地、丘陵、台地と平原はそれぞれ総面積の33.7%、24.9%、14.2%、21.7%を占める。河川や湖が占める割合はわずか5.5%である。地勢全体は北が高く、南が低い。北部には東西にかけて湖南省・江西省との境界をなす南嶺山脈が走り、山地と丘陵が多い。湖南省との境に位置する省内の最高峰-「石坑崆」の海抜は1,902メートルで、「広東省の屋根」とも呼ばれている。南部は平原と台地が多い。平原は珠江デルタ平原の面積が最も広く、中国有数の産業集積地として知られる。東部の大陸海岸線の全長はおよそ3,368.1 km、全国第一位を誇る。 |
産業 | 広東省は古代より中国の対外貿易の重要拠点である。省内の広州港は外国との通商が許された中国最初の港であり、唐の時代には「海上シルクロード」の始発港として名を馳せ、省内の陶磁器や刺繍など手芸品を世界に広め、繁栄を極めてきた。 1978年、広東省は全国を先駆け改革開放政策を実施して以来、省内に経済特区を設置し、自動車、電気機械、電子通信、食品、紡織服装、石油化学、医薬、建材などの製造業を中心に、外資を誘致し、中国重要な輸出、生産基地として経済発展を遂げてきた。GDPは1989年以来連続全国第一位を誇る。 広東省の経済発展に重要な役割を果たしてきた外資と経済特区だが、2014年12月、広東省内に新たな経済特区―広東自由貿易区が設立された。広州南沙、深圳前海・蛇口、珠海横琴からなる116.2平方キロメートルの新たな経済特区は中国本土と香港・マカオの深い経済協力を推進するとともに、「21世紀海上シルクロード」の重要ハブとして位置付けられている。今後金融、情報通信、物流、医薬研究開発などの分野での開放・革新措置が注目される。 |
行政 | 省全体が21の省轄市(広州市、深圳市、珠海市、汕頭市、仏山市、韶関市、河源市、梅州市、恵州市、汕尾市、東莞市、中山市、江門市、陽江市、湛江市、茂名市、肇慶市、清遠市、潮州市、掲陽市、雲浮市)に分かれ、各市が更に区及び県(県と同格の市を含む)に分かれている。 |
歴史 |
紀元前222年 始皇帝が全国統一した後、「南海郡」の所属となる。 唐の時代 「嶺南道」に属す。 宋の時代 「広南東路」となる。 明の時代 初めて現在の行政区域に近い範囲の「広東省」として設立され、それまで王朝が交代する度に異なる行政区に所属していた時代が終わった。 1841年アヘン戦争に敗れた清政府が香港をイギリスに、1887年マカオをポルトガルにそれぞれ割譲したが、現在はいずれも特別行政区として中国に返還されている。 1988年 かつて広東省に属していた「海南島」が国の決定により分離され、「海南省」が設立されたことにより、現在の広東省の基本的な形となった。 |
観光 | 商業のイメージが強い広東省だが、実は観光資源の多い地域でもある。独特な自然風景はもちろん、希少価値の高い世界遺産も数多く残っている。また、日本人にも馴染みの深い広東料理の発祥地として、一度や二度では堪能しきれないほど美食の都としても知られている。 |
協定・覚書 |
○2013年(平成25年)11月、「友好交流及び協力関係を発展させることに係る覚書」を締結。 ○2019年(令和元年)5月、友好交流をさらに発展させることを目的に、友好提携締結。 |
主な交流事業 | ■愛知県高校生交流事業 |
関連リンク |
広東省人民政府ウェブサイト(中国語) http://www.gd.gov.cn/zjgd/ 広東省旅遊局ウェブサイト(中国語) https://www.visitgd.com/ |