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2019年愛知県地盤沈下調査結果について

ページID:0303168 掲載日:2020年8月31日更新 印刷ページ表示
2020年8月31日(月曜日)発表

概要

愛知県では、1959年の伊勢湾台風により広域の地盤沈下の存在が認識されたため、1961年から関係機関と協力して、濃尾平野の地盤沈下の状況を観測・調査しています。

この度、国土交通省、名古屋市及び名古屋港管理組合と協力して実施した水準測量、地下水位等の調査結果を基に、県内の地盤沈下の状況について、以下のとおり2019年調査分をとりまとめました。

 

○ 概要

県内の地盤沈下は、おおむね沈静化の傾向にありますが、局地的には、地震、少雨による地下水位の低下などを原因とする沈下域が発生しました。

○ 水準測量結果(地盤沈下の状況)

2019年の水準測量は、尾張・名古屋市地域及び西三河地域において実施しました。

 <尾張・名古屋市地域>

前回の測量結果と比較し、有効水準点560点のうち1年間で1センチメートル以上沈下した水準点は7点観測され、その内、5点が尾張地域北東部にある江南市において観測され、沈下域が約3平方キロメートル見られました。

 <西三河地域>

前回の測量結果と比較し、有効水準点54点のうち1年当たりで1センチメートル以上沈下した水準点はありませんでした。

○ 地下水位調査結果

2019年の地下水位は、尾張地域及び西三河地域は昨年と比べほぼ変動がなく、東三河地域は昨年と比べ浅層は下降傾向、深層は上昇傾向でした。

○ 地下水揚水量集計結果

2019年度の地下水揚水量は、昨年度と比べわずかに減少しました。

(今後の対応) 

  県内の地盤沈下は、軟弱地盤が広がる地域の一部では依然として沈下が進行する傾向が見られます。一方、江南市付近の砂礫層を中心とした比較的地盤沈下が起こりにくい地域においても、地震、少雨による地下水位の低下などの要因が考えられる地盤沈下が発生しました。したがって、引き続き地盤沈下・地下水位の監視や地下水の揚水規制等を実施し、地盤沈下の防止に努めていきます。

2019年 地盤沈下調査結果

問合せ

愛知県 環境局 環境政策部 水大気環境課 生活環境地盤対策室
地盤沈下対策グループ
担当:三輪、中根
電話:052-954-6224
E-mail:seikatsujiban@pref.aichi.lg.jp

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