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「愛知県有機農業推進計画」を策定しました

ページID:0023448 掲載日:2009年3月25日更新 印刷ページ表示

 平成21年3月24日(火)発表

「愛知県有機農業推進計画」を策定しました。

 本県における有機農業を推進するため、有機農業の推進に関する法律(平成18年法律第112号)及び、国が定めた有機農業の推進に関する基本的な方針に基づき、「愛知県有機農業推進計画」を策定しました。
 今後、この推進計画に基づいて、地域の実情や農業者等の意向に配慮しつつ、有機農業を推進します。

「愛知県有機農業推進計画」の概要

1 基本的な考え方

(1) 有機農業の定義
 有機農業は、有機農業推進法第2条で「化学的に合成された肥料及び農薬を使用しないこと並びに遺伝子組換え技術を利用しないことを基本として、農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減した農業生産の方法を用いて行われる農業」と定義されています。
 なお、本県が推進する「環境と安全に配慮した農業」の特徴的な取組の一つに位置づけます。

(2) 推進の基本的な考え方
 地域の実情や農業者等の意向に配慮しつつ、以下の事項に重点を置き推進します。
 ア 有機農業に関する技術の研究の強化
 イ 有機農業の取組を支援するための推進体制の整備
 ウ 有機農業に対する消費者の理解促進

2 計画の期間

 平成20年度からおおむね5年間

3 有機農業の推進の目標

(1) 有機農業に関する技術の研究
 有機農業に関する技術の確立に向け、毎年度3課題以上の研究に取り組むことを目指します。

(2) 有機農業の取組を支援するための推進体制の整備
 地域段階(県内7農林水産事務所)に、有機農業の取組を支援するための体制を整備することを目指します。

(3) 有機農業に対する消費者の理解促進
 有機農業が化学肥料及び農薬を使用しないこと等を基本とする環境と調和の取れた農業であることを知る消費者の割合について、50%以上とすることを目指します。

4 有機農業の主な推進施策等

(1) 有機農業に関する技術の研究と普及
 有機農業者等で実践されている技術の実態把握を行うとともに、有機農業に関する技術の研究に努めます。また、研究成果等の農業者への提供に努めます。

(2) 有機農業の取組に対する支援
 有機農業の適切な生産工程管理を進めるため、あいち版有機GAP(ギャップ)を策定し、その導入の推進に努めます。また、新たに有機農業を行おうとする者に対する研修の実施や民間の団体等が主催する研修との連携に努めます。

(3) 有機農業に対する消費者の理解促進
 有機農業に関するホームページを立ち上げ、有機農業に関する情報発信に努めます。また、自然循環機能の増進や環境への負荷低減など、有機農業の持つ様々な機能についての理解を促進するため、啓発資料の作成や意見交換会の開催等に努めます。

(4) 推進体制の整備
 県段階では、「愛知県環境と安全に配慮した農業推進協議会」において関係者間の連携を図り、有機農業の推進に努めます。また、地域段階においては、県内7農林水産事務所に環境と安全に配慮した農業推進協議会を設置し、地域の実情に応じた有機農業の推進に努めるとともに、市町村段階における推進体制の整備を働きかけます。

「愛知県有機農業推進計画」について

問合せ

愛知県 農林水産部 農業経営課
環境・植防グループ
担当 渡邊、藤田
電話 052-954-6411
内線 3664、3665
E-mail: nogyo-keiei@pref.aichi.lg.jp

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