ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 ホーム > 組織からさがす > 農業振興課 > 野生イノシシのCSF(豚コレラ)に対する免疫獲得率について

本文

野生イノシシのCSF(豚コレラ)に対する免疫獲得率について

ページID:0269214 掲載日:2020年1月17日更新 印刷ページ表示

野生イノシシのCSF(豚コレラ)に対する免疫獲得率について

2020年1月17日 金曜日 発表

野生イノシシのCSF(豚コレラ)に対する免疫獲得率について

 

愛知県では、野生イノシシにCSFに対する免疫を獲得させるために、2019年3月から野生イノシシへの経口ワクチンの野外散布を実施するとともに、野生イノシシから検体を採取し遺伝子検査(※1)及び抗体検査(※2)を行っています。
この度、2019年12月31日までの検査結果をとりまとめましたので、お知らせします。
 ※1  「陽性」であれば、CSFに感染しており、「陰性」であれば感染していない。
 ※2  「陽性」であれば、CSFに対する抗体を保有しており、「陰性」であれば保有していない。
1 検査結果について
   遺伝子検査及び抗体検査の両方の結果が判明した野生イノシシに関する免疫獲得率(※3)について、経口ワクチンを4回散布した地域については70%、3回散布した地域については62%となり、散布回数が少ない地域と比較し、経口ワクチン散布を複数回行うことによる一定の免疫付与効果が確認できました。(後記参照)
   なお、欧州委員会(EC)が2010年に作成したガイドライン(※4)では、野生イノシシの免疫獲得率が60%を超えると、CSFウイルスが根絶に向かうとされています。
   今後も、愛知県に生息する野生イノシシ全体の免疫獲得率をより高めるために、経口ワクチン散布を継続します。
 ※3  遺伝子検査が「陰性」かつ抗体検査が「陽性」であるイノシシの頭数を、検査頭数で除したものとする。
 ※4 Guidelines on surveillance/monitoring,control and eradication of classical swine fever in wild boar
        (SANCO/7032/2010(Rev4)【June 2010】)
2 経口ワクチン散布回数ごとの免疫獲得率

 
散布回数

調査対象頭数(回収期間)

       免疫獲得頭数
     (遺伝子検査が「陰性」かつ
      抗体検査が「陽性」の頭数)

免疫獲得率
4回散布地域

79頭(2019年4月12日~12月12日)

55頭 70%
3回散布地域

45頭(2019年5月30日~12月20日)

28頭 62%
2回散布地域

170頭(2019年8月10日~12月20日)

35頭 21%
1回散布地域

42頭(2019年11月10日~12月17日)

3頭 7%

 【本調査対象となる野生イノシシ】
 各市町村の初めての散布から、15日目以降に回収された野生イノシシを調査対象としている。

【本調査対象市町村内訳】
・4回散布地域・・・春日井市、犬山市、小牧市
・3回散布地域・・・瀬戸市
・2回散布地域・・・岡崎市、豊田市
・1回散布地域・・・新城市、北設楽郡設楽町
※以下の市町村は、経口ワクチン散布を行っているが本調査の対象となる野生イノシシが捕獲されていないため集計対象外
豊橋市、豊川市、西尾市、蒲郡市、田原市、額田郡幸田町、北設楽郡東栄町、北設楽郡豊根村

野生イノシシのCSF(豚コレラ)に対する免疫獲得率について [PDFファイル/198KB]


このページに関する問合せ先
農業振興課
野生イノシシ対策室 経口ワクチン対策第二グループ
〒460-8501 名古屋市中区三の丸3-1-2 Tel:052-954-6725 Fax:052-954-6008

Adobe Reader
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)