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育成品種 常緑果樹1

ページID:0054100 掲載日:2024年3月27日更新 印刷ページ表示

カンキツ 「夕焼け姫」

夕焼け姫

カンキツ 「夕焼け姫」

本県のウンシュウミカンの結果樹面積は1,310haで、生産量は全国第10位です。ハウスミカンの結果樹面積は102haで、生産量は全国2位です。(出典:平成22年産果樹生産出荷統計)

カンキツの新品種「夕焼け姫」は、ポピュラーなウンシュウミカンの「宮川早生」に比べて、果皮の色が鮮やかな赤橙色で、早く成熟するのが特徴です。

本県のウンシュウミカンは、11月下旬~12月に出荷する「宮川早生」、1月~2月に出荷する「青島温州」を中心に栽培されています。

カンキツの新品種「夕焼け姫」は、11月中旬から味わえる愛知県オリジナルの品種として期待されます。

<補足説明>

写真を見ると、夕焼け姫の果実は、ウンシュウミカンと同じように見えます。しかし、種苗法における農林水産植物の種類は、「温州みかん」ではなく「かんきつ」です。

これは「夕焼け姫」の交配親にページ(温州みかん種でない。)を用いているためです。そこで、上記の説明文では「夕焼け姫」はカンキツの新品種となっています。

「夕焼け姫」の特徴

果皮が鮮やかな赤橙色で、酸味が少ないです。(写真1、2参照)

種子が無く、皮がむきやすいです。

ウンシュウミカン「宮川早生」より約2週間早い11月中旬頃から出荷できます。

「夕焼け姫」の果実の写真

写真1 カンキツ「夕焼け姫」の果実外観

「夕焼け姫」と「宮川早生」の比較の写真

写真2 「宮川早生」との果皮色の違い

「夕焼け姫」を開発した経緯

 ウンシュウミカンは、12月に出荷が集中することから、早期に出荷でき市場で有利販売できる愛知県オリジナルの新品種が生産者から強く要望されてきました。

 愛知県農業総合試験場では、昭和63年度から新品種の開発に取り組み、これらの要望に応えられる優れた性質を持つカンキツ「夕焼け姫」を開発しました。

 東三河、知多地域などのカンキツ産地で栽培されているウンシュウミカンの一部更新によって本県独自の早生品種として普及を図ります。

 
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問合せ

愛知県農業総合試験場
園芸研究部常緑果樹研究室
電話: 0533-68-3381(ダイヤルイン)
E-mail: nososi@pref.aichi.lg.jp