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育成品種 花き20
デンドロビウム「フォーミアイチ2号」
デンドロビウム・フォーミディブル「フォーミアイチ2号」
愛知県農業総合試験場は、「母の日」から「お中元」の時期まで出荷できる新品種「フォーミアイチ2号」を開発しました。本品種は、大きな花が良く付くことから豪華な印象を与え、母の日からお中元にかけての贈り物としての需要が期待されます。
「フォーミアイチ2号」の特徴
- 花が大きく形がよく、花付きもよいので、寄せ植えするとボリューム感があり、豪華な印象を与えます。
- 3月上旬から15℃以上に加温すると、4月下旬に開花し始め、需要が多い母の日に出荷できます。また、冬季の暖房温度を8~10℃とする省エネ栽培では、5月中旬から花が咲き、お中元の時期まで出荷できます。
- 花持ちは、従来品種と同程度で、2か月程度観賞できます。
- リップの目の色はやや薄い黄色です。
- 苗の生育が旺盛で、栽培しやすい品種です。
「フォーミアイチ2号」の開発の経緯
本県は全国一の洋ラン生産県であり、出荷量は全国の約4分の1を占めています。デンドロビウム・フォーミデイブルは、一般的なデンドロビウム(ノビル系)と比べ生産者が少なく、本県では南知多町、豊田市、みよし市、西尾市の10戸で生産されています。種苗会社では品種改良がされておらず、本県独自のオリジナル品種もないことから、平成9年から新品種の開発に取り組みました。愛知県花き温室園芸組合連合会洋らん部会との共同研究により、平成23年度、3月中旬から開花する早生品種「フォーミアイチ1号」を開発したのに続き、今回は5月中旬から開花する「フォーミアイチ2号」を開発しました。
問合せ
愛知県農業総合試験場
園芸研究部花き研究室
電話: 0561-41-9518(ダイヤルイン)
E-mail: nososi@pref.aichi.lg.jp