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企画調整室
最近の行事の紹介
「東海4県農業関係試験研究機関シンポジウム」で研究成果を発表
東海4県(静岡県、岐阜県、三重県、愛知県)の研究成果のアウトリーチ活動として、「東海4県農業関係試験研究機関シンポジウム」(アグリビジネス創出フェア2022 in東海(NPO東海生研主催)と同時開催)を開催しました(岐阜県が当番)。今年度は「みどりの食料システム戦略をサポート、東海4県の研究成果を紹介」をテーマとし、各県1課題ずつ発表を行いました。当場の研究員と参加者の間で熱心に議論がなされ、有意義なシンポジウムとなりました。
東海4県(静岡県、岐阜県、三重県、愛知県)の試験研究機関は、平成23年11月に研究協力に関する協定書を締結して以来、毎年研究成果のアウトリーチ活動や研究員の交流、情報交換等を積極的に進めています。
【講演】(当場関係)
「最新分析法により評価した土壌の養分供給量に基づく持続可能な減肥方法の提案」
講演の様子
「県政150周年連携イベント」で当場の取り組みを紹介
県政150周年連携イベントとして、愛知県公立大学法人(愛知県立大学・愛知県立芸術大学)と当場の共催で、「テック・アート・アグリのDX」をテーマとしたスタートアップシンポジウム「A-A-Aスタートアップシンポジウム」を開催しました。
当場と愛知県立大学情報科学部は2022年3月に研究協力に関する協定を締結しており、シンポジウムにおいては、両機関で実施している共同研究の内容を中心に紹介しました。今後も連携強化を図りながら、新たな農業イノベーション創出に挑戦していきます。
【講演】(当場関係)
「愛知県農業総合試験場における農業イノベーション創出への取り組み」
・農業総合試験場の紹介
・愛知県立大学情報科学部との研究協力協定の締結について
・あいち農業イノベーションプロジェクトについて
【展示発表(ポスター掲示)】(当場関係)
(1)あいち農業イノベーションプロジェクトの取り組み
(2)IoTを活用した持続的な茶の高品質生産技術の開発
(3)ウシの鳴き声による個体識別及び発情発見支援等応用技術の開発
講演の様子
展示発表の様子
令和4年度農林水産技術会議農業専門分科会 2022年11月10日
【要望課題】
現場ニーズを把握し、社会情勢の変化などに即した研究を実施するため、関係機関から毎年要望課題を募集しています。今年度は123課題の要望をいただきました。
【あいち農業イノベ―ションプロジェクト】
1 概要と採択状況について
2 研究内容と成果の見通しについて
(1)環境・生育データを利用したカンキツの栽培管理技術の最適化及び生育予測技術
(2)潅水や施肥などの遠隔制御を見据えた低コストな茶園のIoT土壌管理技術の開発
農業専門分科会の様子
令和4年度外部評価会議 2022年10月28日
4名の外部評価委員の先生をお迎えし、以下の評価課題について研究の取組状況や今後の研究の進め方についてご評価いただきました。評価結果及びご意見については本県農業のさらなる発展に向け、今後の試験研究の推進に活かしていきます。
【評価課題】
- 農作業の身体負荷軽減に向けたパワーアシストスーツの開発
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未利用資源(エゴマ搾り粕)を活用した豚の飼養管理技術の開発
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イノシシへの効果的な豚熱経口ワクチン摂取方法の開発
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名古屋コーチン始原生殖細胞の凍結保存技術の開発
評価課題発表の様子
「あいち農業イノベーションプロジェクトにおける共同研究開発のキックオフ会議」で意気込みを発表
当場が有する技術、フィールド、ノウハウとスタートアップ企業等の新しいアイデアや技術を活用して共同研究体制の強化を図り、愛知県農業へのイノベーション創出を目指す「あいち農業イノベーションプロジェクト」のキックオフ会議が開催されました。
当場からは場長が当場の概要と研究の現状について、研究テーマ毎の6名のWGリーダーが研究実施体制や当プロジェクトへの意気込みを発表しました。採択された19者(18課題)からも企業等の紹介とともに当プロジェクトの取り組み内容など熱のこもった発表がありました。
意見交換の場では当場の研究員と企業等担当者との間で熱心に議論がなされ、盛大な会議となりました。
今年度はイノベーションによる本県農業の課題解決を目的とした共同研究の立ち上げに向け、準備段階として「事業化可能性調査」を実施するほか、燃油や肥料の高騰対策など喫緊の課題に対応する内容や、熟度が高く早期の実用化が期待される内容については、先行的に研究開発に着手します。
「あいち農業イノベーションプロジェクト」の詳細についてはこちらを御覧ください。
「キックオフ会議の様子」
「キックオフ会議参加者全員で記念撮影」
「中部大学フェア2022」で研究成果を紹介 2022年9月15日
中部大学が主催する「中部大学フェア2022」において、当場の概要と研究成果の紹介を行いました。
【紹介した研究成果(ブース展示)】
1.「作物におけるドローン等を活用した生育診断システム及びDVI等を活用した生育予測システムの開発」(作物研究部作物研究室)
2.「食品製造副産物であるエゴマ搾り粕を利用した高品質な豚肉の生産」(畜産研究部養豚研究室)
ドローンや飼料サンプルの実物、パネル等を展示し、参加者と活発な意見交換を行うことができました。
当場と中部大学応用生物学部は「研究協力に関する協定」を締結しており、今後も協定に基づいて、両機関における共同研究や人材の交流等が活発に行われ、研究のさらなる発展が期待されます。
「中部大学フェア2022」での当場出展ブース
「愛知県立大学のスタートアップの取り組み」についての講演会(職場研修にて) 2022年6月13日
愛知県立大学情報科学部と当場の「研究協力に関する協定」の締結に向けてご尽力をいただいた愛知県立大学ICTテクノポリス研究所の神谷幸宏所長をお迎えし、当場の職場研修にて「愛知県立大学のスタートアップの取り組み」と題し、ご講演をいただきました。
神谷所長からは、昨今のスタートアップを取り巻く日本及び世界の現状に加え、愛知県立大学が注力している、学生の起業家教育やスタートアップ設立の支援、産学官の連携推進等の状況を教えていただきました。
今後協定に基づいて、両機関における共同研究、人材の交流等が始まります。両機関が得意とする分野を生かすことにより、新たなイノベーション創出の加速化が期待されます。
講演会の様子