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赤津焼
沿革
起源は奈良時代の須恵器にまでさかのぼります。鎌倉時代に釉薬(ゆうやく)を用いたのはこの地方のみであったといわれています。その後の安土・桃山時代には、茶道の発展の影響を受け、志野、織部など現在の赤津焼の根幹をなす技法が確立されました。
特徴
赤津焼の特徴は、織部釉(おりべゆう)、志野釉(しのゆう)、黄瀬戸釉(きぜとゆう)、古瀬戸釉(こぜとゆう)、灰釉(かいゆう)、御深井釉(おふけゆう)、鉄釉(てつゆう)の7種類の釉薬と、へら彫り、印花(いんか)、櫛目(くしめ)、三島手(みしまで)など12種類の多彩な装飾技法にあります。これらを駆使し、茶道具、華道具から家庭用品まで幅広く焼かれています。
製造工程
ろくろ成形、たたら成形、または手ひねり成形により成形し、仕上げ、乾燥の後、絵付けや施釉を行い焼成します。基本的に素焼きはしません。織部は焼成後、ドングリの傘からでるシブを使い、表面の幕を除去します(栃しぶ抜き)。
主な製品
茶器、花器、酒器、飲食器など
伝統的工芸品指定
指定年月日 第7次指定 昭和52年3月30日
団体の概要
赤津焼工業協同組合 組合員数 9名(令和5年12月現在)
〒489-0022 瀬戸市赤津町94-4 TEL 0561-21-6508 FAX 0561-21-6508
事業所名 | 代表者 | 郵便番号 | 所在地 | 電話番号 | FAX | URL |
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稲山陶苑 | 稲垣 鑛作 | 489-0022 | 瀬戸市赤津町135 | 0561-82-4844 | 0561-82-4023 | |
晴峰窯(弄月窯 晴峰) | 梅村 鉱則 | 489-0022 | 瀬戸市赤津町43 | 0561-82-0149 | 0561-82-0149 | |
(資)六兵衛製陶所 | 加藤 大吾 | 489-0022 | 瀬戸市赤津町38 | 0561-82-4585 | 0561-21-2916 | |
源水窯 | 近藤 靖輔 | 489-0024 | 瀬戸市八王子町203 | 0561-82-4836 | 0561-82-4876 | |
日本陶芸(株) | 中島 亀仁 | 489-0029 | 瀬戸市中畑町120 | 0561-82-3259 | 0561-82-3328 | |
野田東山製陶所 | 野田 大作 | 489-0028 | 瀬戸市西窯町87 | 0561-82-8231 | 0561-82-8231 | |
玉樹窯「紀」 | 三宅 織部 | 489-0022 | 瀬戸市赤津町56 | 0561-82-8091 | ||
飽津窯 | 宮地 生成 | 489-0022 | 瀬戸市赤津町22 | 0561-82-6803 | 0561-82-6803 |
上記製造者は、掲載の了解を頂いた各事業所について掲載させていただいています。