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アサリ ~あいちの四季の魚・春~

ページID:0228205 掲載日:2019年4月1日更新 印刷ページ表示

このページでは『あいちの四季の魚』の春の魚のひとつ、アサリについてご紹介します。

アサリマーク

日本一の愛知のアサリ

春が近づくと、冬の間じっとしていた色んな生き物が活発に動き出し、大きく育ってきます。愛知県の海でも、たくさんのアサリが成長し、おいしくなる季節を迎えます。

アサリは、内湾の浅い海の、潮が満ち引きする「干潟」に多くすみ、主に植物プランクトンを食べて育ちます。

愛知県では、船を使った底びき網や、人力でひく「マンガ」と呼ぶ漁具などで、たくさんのアサリが漁獲されています。

愛知県のアサリ漁獲量は1,635トン(平成29年)。日本一です。アサリは、愛知県が全国に誇る特産品なんです。

 
腰マンガ

腰マンガという漁具によるアサリの漁獲

アサリ漁

アサリを漁獲する底びき網

旨みたっぷりの春の味覚を

アサリには、鉄分やビタミンB12、タウリンなど、体の働きに欠かせない栄養素がたくさん含まれ、グリコーゲンやコハク酸などの旨み成分も豊富です。

そして、愛知県の春のアサリは、伊勢湾・三河湾の栄養をたっぷり吸収して、身は殻からはみ出すほどに大きくなり、しかも柔らかです。酒蒸しや味噌汁、バター焼きやパエリアなど、食べ方もたくさんあります。漁獲量も旨さも日本一!あいちの春の海の味覚をぜひ、堪能してください。

 

アサリの酒蒸し

アサリの酒蒸し

どうして愛知が日本一?

三河湾がもともと持っている豊かな生産力、特に全国屈指のアサリ種苗の発生場所である六条潟の存在、その種苗を利用し漁場で適切に管理する漁業者のたゆみない努力、そして、失われた干潟に代わる新しい干潟の造成、などが挙げられます。

干潟には、アサリだけじゃなくたくさんの生き物がすみ、私たちに海の恵みをもたらす源になるとともに、海をきれいにする役割を果たしています。高度成長期には、日本中でたくさんの干潟が埋め立てられ、姿を消してきましたが、今ではこのような干潟の大切さが社会に認識され、愛知県では新しい干潟を作る取組、干潟を守る取組などが着実に進められているのです。

 
干潟耕うん

漁業者による干潟の耕うん(西尾市)
耕うんにより、アサリが住みやすくなるのです

一色干潟

一色干潟(西尾市)

潮干狩りに行こう

スーパーで買う春のアサリもおいしいですが、自分で掘ってくる獲れたての味はまた格別です。

水温む春、天気のいい日は身近なレジャー、潮干狩り場はいかがでしょうか。

愛知県には漁協が経営する潮干狩り場もたくさんあります。干潮の時間帯によってできる日とできない日がありますから、潮をチェックしてお出かけください。

⇒愛知県内の潮干狩り場の案内はこちら

⇒潮干狩りカレンダー(名古屋海上保安本部のホームページより)

潮干狩り場(西尾市東幡豆)

潮干狩り場(西尾市東幡豆)