新城設楽の地形・地質

新城東部山地の蛇紋岩しんしろとうぶさんちのじゃもんがん

蛇紋岩とは、上部マントルを造る橄欖石の多い超苦鉄質岩と水が作用してできる岩石のことです。表面に暗緑色から黄緑色の蛇の皮のような模様をした光沢があります。外帯(中央構造線の南側)で中央構造線に沿って産出し、新城市内では竹ノ輪-吉川峠、福津峠-中宇利で観察できます。 蛇紋岩地帯は蛇紋岩に含まれるマグネシウムが植物の給水能力を下げるために、植生の貧弱な山になっているところが多いです。特に中宇利丸山は蛇紋岩地帯特有の植生によって愛知県天然記念物に指定されています。

新城市竹ノ輪地内での露頭
新城市竹ノ輪地内での露頭
蛇紋岩
蛇紋岩
新城東部山地の蛇紋岩のデータ
項目データ
種類変成岩
事象三波川変成岩
文化財など愛知県指定天然記念物(植生) 1980年2月12日指定
所在地新城市中宇利
緯度・経度北緯 34°53’03.7" 東経 137°34’44.8"

20万分の1日本シームレス地質図 基本版を使用 (→凡例画像)
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