新城設楽の地形・地質

設楽町荒尾の基底礫岩と中礫岩層したらちょうあろうのきていれきがんとちゅうれきがんそう

ここの道路脇を見てみましょう。大きな岩(花崗閃緑岩)の上に大きさの不揃いな礫がたくさん見られます。この礫岩層は領家帯の基盤岩とは不整合関係にあり、設楽層群の中で最初に堆積した礫岩(基底礫岩)となっています。百数十mほど東側の野々瀬川の対岸には、この礫岩層の上に重なる砂岩層や中礫岩層が見られます。上半分の礫岩層を詳しく見てみましょう。一つひとつの礫の長径が一定方向に並んで斜交葉理をつくっているので、当時の流れの向きも推定できます。また、礫層の下部には、堆積する時に直下の砂岩を削って取り込んだ砂岩の塊(「偽礫」と言います)が入っています。

基底礫岩と中礫岩層
基底礫岩と中礫岩層
砂岩層や中礫岩層
砂岩層や中礫岩層
設楽町荒尾の基底礫岩と中礫岩層のデータ
項目データ
種類堆積岩
事象新生代新第三紀堆積岩
文化財など-
所在地北設楽郡設楽町荒尾
緯度・経度北緯 35°05’18.0" 東経 137°35’10.8"

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