新城設楽の地形・地質

設楽町三都橋の断層岩したらちょうみつはしのだんそうがん

新城市作手守義から設楽町三都橋にかけては、南西-北東方向に伸びる断層(守義-三都橋断層)が当貝津川を横断しています。ここの河床はちょうど断層が横断する場所にあたり、この断層による断層岩の一種のカタクレーサイト(断層角礫岩)が約8mも露出しています。断層角礫岩は断層の動きでできた岩石の破片が固まった岩のことです。断層はここの辺りに広く分布している三都橋花崗岩(黒雲母花崗岩)の中を通っているので、礫状に見える岩石はすべて花崗岩です。詳しい調査によると、この断層は北西側が上昇した逆断層であることが分かっています。近くにある鳴沢の滝もこの断層によってできた滝です。

カタクレーサイト(断層角礫岩)
カタクレーサイト(断層角礫岩)
設楽町三都橋の断層岩のデータ
項目データ
種類変成岩
事象領家花崗岩中の断層角礫岩
文化財など-
所在地北設楽郡設楽町三都橋
緯度・経度北緯 35°03’26.8" 東経 137°30’49.4"

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