新城設楽の地形・地質

津具面ノ木の基底礫岩つぐめんのきのきていれきがん

茶臼山高原道路の面ノ木インターを出て県道80号を津具方面に少し降りた標高1000m付近に、大きさが不揃いな礫岩層が見られます。礫は角が取れてかなり丸くなっており、水の中(おそらく海の底)で堆積したことがわかります。この礫岩層は堆積後1000mも隆起したことになります。礫の種類は粗粒の花崗岩が多く、黒雲母片麻岩も含まれています。特に花崗岩は最大長径2mにも及ぶ球形の巨礫になっています。道路沿いに降りながら礫層を追っていくと、すぐに花崗岩の岩体に移り変わりますが、露頭では花崗岩との接触面は見られません。設楽層群の最下部を形成する基底礫岩で、基盤岩である領家帯の岩石を不整合に覆うと考えられています。

県道沿いに露出する巨礫岩層
県道沿いに露出する巨礫岩層
津具面ノ木の基底礫岩のデータ
項目データ
種類堆積岩
事象新生代新第三紀堆積岩
文化財など-
所在地北設楽郡設楽町津具
緯度・経度北緯 35°10’59.3" 東経 137°34’53.7"

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