新城設楽の地形・地質

東栄町奈根の足跡化石とうえいちょうなねのあしあとかせき

ここの地層の表面は南に傾いていて、走向・傾斜はN66°W、40°Sとなっています。表面には足跡化石を含む生痕化石が見られるため、東栄町によって保護管理されています。1992年にこの地域を調査していた設楽団体研究グループによって発見されました。表面のレプリカが製作され、豊橋市自然史博物館の郷土の自然展示室に展示されています。松岡ほか(1993)の報告によれば陸上大型動物のものと思われる足跡のほかに、十脚甲殻類や大型甲殻類の足跡が残されています。この地層が堆積していた当時の約2000万から1700万年前頃、この表面はおそらく非常に浅い海底で、時には干潟になるような場所だったことが推測できます。 地層の表面を傷つけないように注意して観察しましょう。

柵の中の足跡化石
柵の中の足跡化石
足跡化石
足跡化石
東栄町奈根の足跡化石のデータ
項目データ
種類堆積岩
事象新生代新第三紀堆積岩
文化財など-
所在地北設楽郡東栄町大字奈根
緯度・経度北緯 35°03’10.2" 東経 137°41’48.6"

20万分の1日本シームレス地質図 基本版を使用 (→凡例画像)
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